今年『ナイン』は大当たりする!
去年は知らなかったくせに、応援します。

               
東京公演まであと8日!
               

撮影=星野尚彦


シェフ
さて今日は、前々回の別所さん、
前回の新キャスト4人にひきつづき、
出演者のみなさん6人のコメント紹介です!

べ3
でもその前に、
いただいたメールを紹介しなくちゃ。

シェフ
そうだそうだ、大阪公演の楽日のようすを
さらにくわしくレポートしてくださった
メールや、
これから東京公演にいかれる方からの
期待のメールが寄せられています!

べ3
まずは、こんなメールから‥‥どうぞ!

=
出口の見つからない迷路に彷徨い込んだような
日々を過ごしていた私ですが
急に行くことに決めました。
お金には全然余裕もないわけですが、
ミュージカルは初めてなので、
「ほぼ日」のご助言に従い、思い切って
S席を2枚購入しました。前から2列目です。
田舎者ですからドキドキです。

しんどい問題を抱えながら頑張っている
妹を誘いました。妹もとても楽しみにしています。
作品の素晴らしさもさることながら、こういう
「元気の素」に繋いでくれた「ほぼ日」の皆様方に
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
(Sachiko)


シェフ
どうもありがとうございます。
とても、うれしいです。
Sachikoさんのメールを読んで、
『ナイン』の劇中で、
大浦みずきさん演じるリリアンが
さらっと歌う歌詞を、
思い出しましたよ。

べ3

映画制作に行き詰まりつつある
主人公グイドに、
プロデューサーのリリアンが
歌うんですよね。


シェフ
「人生に咲く束の間の夢、
 映画もそうなの‥‥」

べ3
ぼくらにとっては、
『ナイン』っていうミュージカルが
人生に咲く束の間の夢の
ようですよね‥‥。

シェフ
あの台詞を聞くたびに、
劇中のものがたりと、
舞台を見ている自分の実人生が
オーバーラップして、
なんともいえない気分になるんです。

べ3

悪くないですよね。


シェフ
うん、悪くないです。

=
『ナイン』チームの皆さん、こんにちは!
いつも楽しくレポートを読ませていただいております。
私も大阪千秋楽を見届けた1人です。

劇中で手拍子が起きたのは
「フォーリー・ベルジェール」の場面です。
もちろん私も一緒に手拍子してました。
3日目に観た時にはあったようななかったような‥‥、
記憶が定かでないのが残念。

自分たちで言うのも何かヘンですが、
確かに大阪の客席のノリは熱いです。
東京と大阪で同じ演目を観ると
面白いくらい反応が違うこともあります
(特に笑いの面ではかなり顕著だと思われます)。
たぶん、大阪の観客はいろんな意味で
素直で遠慮しないんだと思います。
自分がこれはいい! と思ったものには
惜しみなく拍手を送り、そうでないものには‥‥。
大阪のお客は(いい意味で)
厳しいとおっしゃる方が多いのも頷けます。

『ナイン』については、
千秋楽のカーテンコールで客席からかかったこの声が
全てを語っているんじゃあないでしょうか。

「またきてね〜!」

これに大浦リリアンが答えてくれました。

「また呼んでくださいね」

この瞬間、舞台と客席が
一体になったように思いました。
こんな風に舞台と客席でキャッチボールができるのは
大阪ならではかもしれません。

またいつか水の都、運河のほとりの劇場に
『ナイン』が戻ってきてくれることを祈っています。
(でも我慢できないから東京でも
 観ることにしました〜)

(tenko)


『ナイン』はシアターBRAVA!のこけら落とし公演。大阪のお客さんは熱かった!

=
「ほぼ日」のみなさま。はじめまして。
大阪の楽日観てきました。
とっても美しい舞台でした。
派手な色はあんまり使っていなかったと思うけど
なんだか舞台がキラキラしていて
うーん。うっとり。
さすがデヴィッド・ルヴォーさま。
(大昔、『双頭の鷲』でファンになりました)
tpt公演って、
耽美で破滅的なイメージがあったので
あれれれっ???
なんで、こんなに愛らしい舞台なの〜
と、嬉しい驚きでした。

そして‥‥
大浦みずきさん。BRAVA-!
ダンスの名手というのは耳にしていましたが、
歌も素敵──。
でたぞダイナマイト利花!
リトルグイドくんは、
ベテラン俳優の様に落ち着いてました。
すごい!
キュートなカルラの白い登場シーンは、
ため息。。。
別所グイドの熱唱は鳥肌。。
でも何よりも良かったのは‥‥
コーラス=全員で歌う曲々。
なんて、美しいハーモニー。
いろいろミュージカル観てるけど、
こんなに美しい音と思ったのは、はじめて。
やっぱり、ステージはみんなが素敵でなくっちゃね。

楽日は、みんなノリが良いので、
(手拍子なんて常識さ──)
普通の公演より3割増し位楽しめる
(楽しかった!)ので、
良かったんですけど、
どーしても、もー1回観たくなりました。

「また来年来てねー!」の客席の声に
「また呼んで下さ〜い!」
の別所さん。(大拍手〜!)
リトルグイドも
「また来年ここに来たら、この感動が‥‥」
とかなんとか
おちゃめなコメント言ってくれてました。
ぜひぜひ来年も来てくださいーーーー!

でも、待ちきれない(確約ないし)ので
東京に行けるかどうかわかんないけど
今からアートスフィアのチケットとろうかと思います。
(なんてチャレンジャーな私)

(めっちゃ楽しかった神戸の子でした)


シェフ
「また来年来てねー!」かあ!
気持ちわかるなあ!
なんだかね、東京公演が
始まる前だっていうのに、
「終わっちゃったらどうしよう」
とすら思ってる自分!

べ3
来年があるかどうかは
約束ではないしね‥‥。
ところでアートスフィアですが、
こちらの質問、tptに
問い合わせておきます!
ただ、アートスフィアは
どこから見ても楽しい、
ということは聞いています。

シェフ
舞台全体が俯瞰できる上の階は
けっこう楽しいよね。
あ、それから、
東京公演もスペシャルチケット、
用意しますよ!
イープラスの「ほぼ日」枠は
手数料無料、スペシャルチケットですよ〜!

べ3
このイープラスでの発売ですが、
公演間近ということで、

1)「ほぼ日」枠受付は
  各公演3日前までです。
2)ナインシートのぼぼ日受付は
  19日までです。
3)チケットは当日会場で引き換えです。
  席に関しては当日会場で
  お知らせします。

となります。
よい席から順におさえてまいりますので
ごらんになる日がきまったら
おはやめにこちらから
お申し込みくださいね!

シェフ
さてそれではキウチさんのレポートです!
たっぷりどうぞ!

               
第十九回 「エブリバディ!エンジョイ!」
               

大阪公演の初日開幕2時間前、
演出家デヴィッド・ルヴォーが
ステージ上の俳優たちに向けて、
とても大きな声で言いました。
「エブリバディ!エンジョイ!」
そうして幕を開けた、
『ナイン THE MUSICAL』
2005年日本ヴァージョン!

キャストはみんなその言葉どおり、
本当に心から『ナイン』を楽しんでいるようです。
上演時間2時間半のあいだに大きな感情の波を
経験するというのは疲れませんか?という質問にも、
グイドの妻ルイザ役の高橋さんは言います。

「全然、疲れないです。
 疲れてるのかもしれないけれど、
 疲労は感じないです。
 私の役(ルイザ)は泣いたり、
 激しい言葉を夫にぶつけたりしますが、
 それは夫を愛してるからだって、
 そういうふうに演出されてるんですね。
 だから、いつも開演前は、
 早く舞台に立ちたい!
 早く愛しにいきたい!思ってます」

キャストは東京公演までのこの期間、
『ナイン』の舞台に立ちたくて、
きっとウズウズしてるんじゃないでしょうか。
さあ、初日まであと8日です。

きょうは昨年の秋公演から引き続き出演の、
キャストの声をお届けします。
みんな自信に満ちあふれてると、
デヴィッドが讃えた「ナイン・ガールズ」―
みんなが『ナイン』をどんなふうに楽しんでるか、
今回の稽古のようすや、
ここだけの秘密を聞いてみました。

── 純名りささん
(クラウディア・ナルディ役)
からのコメント ──

●『ナイン』の稽古場の空気は‥‥


「デヴィッドが演出する稽古場には、
 いつも自由でクリエイティブな空気感が
 流れているんです。
 だから毎日、目から鱗が落ちるように、
 いろんなことに気づかされていきます、
 充実感と幸福感に包まれて。
 昨年からずっと‥‥

●クラウディアだけの秘密‥‥

「一幕はずっとサングラスをかけているので、
 じつは照明の美しさを知りません‥‥(涙)
 かなり、暗やみのなか歩いてます(笑)」
 (※二幕はちゃんとクラウディアの瞳に
 出会えます、みなさんご安心を。)

── 池田有希子さん
(カルラ役)からのコメント ──

●稽古場の思い出を‥‥


「稽古が始まったばかりのころの歌稽古で、
 すでに感極まった私と桂(高橋さん)で、
 抱き合って泣いたこと。
 昨年の私の『ナイン』に対する気持ちが
 熱にうなされるような
 激しい恋愛感情だったとすれば、
 今年はそれに加えて、
 相手をより理解し、深い、慈しむ気持ちが
 生まれたと思います。」

●カルラの秘密‥‥

「カルラは人生で最高の幸せと
 最悪の不幸を体験する役なので、
 精神状態が大きく動きます。
 だからなのか、それを演じるわたくしめは、
 今とっても健康です!」
 (※そ、それは池田さんの秘密ですね‥‥)

── 剱持たまきさん
(スパのマドンナ役)からのコメント ──

●稽古場の印象は‥‥


「昨年はみんなが形のないものに向かっていく
 エネルギーとドキドキ感がありました。
 新しいメンバーと創り上げる舞台も、
 再生という意味でドキドキします。
 ルヴォーに、
 『自分の情熱を生きること、
  そしてそれを誰にも
  間違ってるなんて言わせないことは
  とても大切だ』と言われたことです。
 生きることそのものだ!!!」

●「スパのマドンナ」の秘密を‥‥

「スパのマドンナは実際にいる人ですよ!!
 ‥‥って、秘密じゃないか!」
(※剱持さん演じるマドンナに漂う雰囲気は、
 ほんとに、なにかを超越してるというか、
 妖精のようですものね)

──花山佳子さん
(グイド・ママ役)からのコメント ──

●2005年のママは‥‥


「ストーリーへの理解が深まるほどに、
 息子に新しい愛がわいています!」

●ママの秘密‥‥

「天国から息子のようすを見に行くので、
 二幕ではずーっと天上にいるんです、
 それが怖くてしょうがないのですが、
 一緒にいてくださるスタッフさんが
 気をつかっていろいろ話しかけてくれるのです。
 その内容は‥‥ヒ・ミ・ツです」
(※後日、スタッフに取材したいと思います)

──江川真理子さん
(オルガ役)からのコメント ──

●稽古場でいちばんのハイライトは‥‥


「グイドが妻ルイザの眼鏡を
 クラウディアにかける場面で、
 デヴィッドが初めて説明したとき、
 みんなが稽古場で号泣したことです‥‥」
(※その話、是非ここで紹介したいです!)

●オルガの秘密‥‥

「ホテルの天井に足跡をつけるくらいの
 情熱的な愛しかたをするとか‥‥」
(※あの場面はそのエクササイズ‥‥?)

──岡田静さん
(ダイアナ役)からのコメント ──

●稽古場の思い出は‥‥


「“パッション”という言葉には、
 “苦悩”という意味も含まれている、
 というデヴィッドの話がありました。
 サラギーナが落とす
 赤い砂について質問をしたとき、
 『あの砂はグイドの(イタリア人の)血でもあり、
 “パッション”の象徴で、
 それが二幕で水のなかでドロドロになる‥‥』
 と聞いて、すっげーと思いました」

●ダイアナの秘密を‥‥

(1)「ダイアナはイギリスで
 ファションモデルをしていたので、
 劇中いろんな箇所で
 モデルポーズ・モデル歩きをしています」
(2)「私ダイアナは、グイドともうひとり、
 三人でベッドをともにしたことがあります。
 うふふ、そのもうひとりは誰でしょう?」

●2005年のダイアナは‥‥


「どんな愛のかたちも受け入れようと思えば、
 OKになるんだなあということ──
 それもありだよなあと、
 よく感じるようになりました。
 そして。『そこに愛があるか?』
 それをいつも感じて舞台に立っていたい、
 生きていたいと思います」

次回は、大浦みずきさん、高橋桂さん、田中利花さん、
高塚いおりさん、井料瑠美さん、山田ぶんぶんさんの
「秘密」をお届けします。

(お知らせ!その1)
『ナイン』2005年ヴァージョンのキャストが、
5月22日(日)六本木ヒルズに集合します。
ヒルズアリーナに面したテレビ朝日1階「UMU」で、
13時ごろと16時ごろの2回、
大阪公演の興奮そのままに、
『ナイン』の魅力をお伝えします。
さらに詳しいことはまた次回更新で!

(お知らせ!その2)
5月23日(月)発売「AERA」にご注目。
デヴィッド・ルヴォーが表紙に登場です!

(つづきます!)


シェフ
スパのマドンナは
妖精じゃなかったのか‥‥

べ3
あの砂にはそんな意味が‥‥

シェフ
すげーっ。読めば読むほどすげーっ!
世界でいちばん『ナイン』に詳しい
コンテンツかもという気がしてきた!

べ3
いや、たぶんそうですよ。
たぶん、みなさんのコメントは
観ていないかたには「?」なことも
多いと思いますが、
観たかたは「!」と膝を打つような
ことだったりしますよね。

シェフ
んだんだ。
さて今日初めて御紹介するのは
剱持たまきさん、岡田静さん、
江川真理子さんです。

べ3

剱持たまきさんは
スパのマドンナ、という
とても謎めいた役なんですよね。


シェフ

剣持さんは蜷川幸雄の『草迷宮』で
火売りの少女役に抜擢され、
『レ・ミゼラブル』では
別所哲也さん、井料瑠美さんと
共演しています。次回作は
『屋根の上のヴァイオリン弾き』が
決まっているそうです!


べ3
岡田静さんは劇団四季で
『コーラスライン』
『ウエストサイド物語』
『キャッツ』などに出演、
退団後は『ミス・サイゴン』
『カルメン』『フェーム』
『エリザベート』など
そうそうたる舞台に出ています!

シェフ

そして江川真理子さん。

『ファンタスティック』を初舞台に、
『屋根の上のヴァイオリン弾き』
『シェルブールの雨傘』
『ノーストリングス』
『回転木馬』『レ・ミゼラブル』
『出島』‥‥


べ3
『ナイン』のキャストのみなさんは
それぞれが、ちがう道を歩み、
いろんな場所で磨かれた女性たちが、
ここに集まっているんですね‥‥

シェフ

だから、あれだけのパワーが
出るんだろうねえ‥‥


べ3
‥‥うわーっ!
うわーっ!!

シェフ

どうしたべっかむさん?!
まっかだよ?!


べ3
あわわわわわっ!
たいへんですよ!
池田有希子さんから
メールが、メールがぁぁあ!

シェフ

ええっ?!

(そのようすは次回へつづく!
 イベントの詳細も次回! )


2005-05-18-WED
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