今年『ナイン』は大当たりする! 去年は知らなかったくせに、応援します。 |
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 天王洲アートスフィアへの行き方。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 第二四回 あした、アートスフィアへ。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ そうなんです。 お伝えしておかなきゃいけなかったのに、 ずっと言い忘れてた大事なことをふたつ。 (1)アートスフィアは思ったより近い。 (2)客席はどの席からも案外見やすい。 新宿駅・大崎駅から「りんかい線」でも行けるし、 ついこのまえ、東京モノレールが増発したばかり。 シェフさん、べっかむさんが伝えてくださったとおり、 3階席からでも、舞台はじゅうぶん近く感じるし、 『ナイン THE MUSICAL』は、 上階からの視線だからこそ楽しめることも たくさん、たくさんある舞台です。 たとえば、女性キャストが動かす椅子の並びや、 後半に現れる水面の美しさなどは、 むしろ2階席、3階席からのほうが堪能できるはず。 劇場のスケールも観客席の勾配も、 アートスフィアは『ナイン』によく合う劇場です。
劇場の武田さんにおたずねしました、 アートスフィアっていう劇場名の意味は?── するとすぐに教えてくださいました。 (いままで知らなくてごめんなさい) アートは「芸術」、スフィアは「球」。 幾何学上の球体には、ゼロとか無限大の意味があって、 芸術の永遠性を表しているそうです。 芸術の永遠性‥‥ ぼくにはむずかしいことは言えませんが、 劇場って、とんでもないものに 出会えるかもしれないっていうドキドキや、 日常のなかでは使いそびれている感覚を、 よみがえらせる気持ちよさがある場所です。 そしてあした始まる『ナイン』は、 年齢に関係なく楽しめて、 女性が男性を誘えるミュージカル。 芸術に触れる快感を与え、 セクシーな刺激に満ち、 知的にもしびれさせてくれる2時間20分! デヴィッド・ルヴォーの『ナイン』は、 そんな“幸せな芸術”を見せてくれます。 1996年にロンドンで初演、 ブエノスアイレス、NYブロードウェイへと渡り、 2004年に東京にやってた『ナイン』。 それぞれの都市で上演されるたび、 異なる文化をもつ女性たちが演じては、 さまざまな輝きを放ってきました。 ひとつの役を、世界じゅうの女優たちが、 聖火リレーのように次々と演じ渡していく── それはリリアン役の大浦みずきさんが、 ブロードウェイで『ナイン』を観て、 「これに出なきゃいけない」と思ったように。 新キャストの福麻むつみさん、宮菜穂子さんが、 去年秋の東京公演を観客席で観て、 ことしのオーディションを受け、 そしてあしたからの舞台に立つように。 いま、制作の仕事で大活躍している河内くんが、 『ナイン』を観てtptに転職してきたように。 NYでの『ナイン』や、去年の『ナイン』、 そして大阪公演を観てくださったお客さまが、 心に映ったことを言葉にして伝えてくれるように── 素敵なループ! これは『ナイン』の永遠性かもしれません。 「ダイヤモンドをゆっくり動かして、 さまざまなきらめきを見つめるような 気持ちにさせてくれる作品」(デヴィッド・ルヴォー) きょうから17日間、 みんなに言い続けたいと思います── どうぞ、あしたアートスフィアへ。 (つづきます!) |
2005-05-26-THU
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