■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
のこすところあと3ステージ!
きょうも熱いメールをたっぷりと!
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
シェフ |
明日12日・日曜日の公演で、
『ナイン』が終演します! |
べ3 |
2ヶ月間続けてきたこのレポートも、
『ナイン』終演とともに
もうじき終わります。 |
シェフ |
ぼくたちも最終日には会場で
見届けたいと思ってますよ〜。 |
べ3 |
ではきょうもメールから
まいりましょう! |
|
|
=
ほぼ日の盛り上がりに後押しされて、行ってきました!
まずは、ありがとうございました!
私は福岡在住、仕事で時々上京してます。
時間に余裕があるときは、あれこれ芝居
(主に新感線や大人計画など)をチェックし
当日券を購入。通常、私の選択肢の中に
ミュージカルは入っていません。
見逃さずにすみました!
もう、楽しかった!
パワフルにせつな可笑しい舞台で、皆さんカッコいい!
これだけ女優が並ぶと、ホント圧巻。
シーツや水の仕掛けにもワクワク。
大浦さんのお遊びコーナーも楽しく、
デヴィッド・ルヴォーのイメージも変わりました
(佐藤オリエさんや堤真一さんが出演されてた
舞台を観て、勝手に重たいイメージを
持っていたんです)。
最後は、なぜか泣けてきました…。
友人にチケットが高いと言われ、
確かに高いといえば高いのですが…。
私は格闘技も好き、格闘技のチケットも高い。
リング上のことだけ考えても、
1万円のチケットで7〜8試合が組まれたとして、
私が選手に支払うファイトマネーは数百円。
じゃ、いいじゃん。中には、この1試合で1万払うよ、
なんて気にさせてくれる場合だってあるんだし。
と、いつも言い放っておるんです。
「ナイン」の舞台上には18人。
生オケだって入ってる。
別所さんはじめ、皆さんホントに素晴らしかった。
もう、キュートな池田さんと
圧倒的な存在感の大浦さん2人に1万払っちゃう。
そう考えたら、チケット代いくらになるのか、
ってなもんです。そんなに払えないけど…(笑)。
実は私、前日の電話予約でチケットを購入
(4日の昼の部)。
にもかかわらず、1階のほぼ中央。
ギリギリに購入して、こんなにイイ席ということは…。
空席、ありました。もったいない!
地方なら、ありがちな光景ですが、東京なのに…。
去年、失敗だったということなので、今年は大成功を!
そうじゃないと、来年、観られないのじゃないかと、
余計な心配してしまいます。
来年、同じメンバーだとしても
キャストが入れ替わったとしても、
またちょっと違う、楽しい舞台になるに
違いないわけで…。
来年は、出張関係なく、
「ナイン」目的で上京したいわけです。
長々となってしまい、すみません。
私だって、ほぼ日がなかったら
観ていなかったクチなのに…。
もっと多くの人に観て欲しいですね。
おかげでホント楽しい時間を過ごすことができました。
皆さん、ありがとうございました。
(福岡在住 ゆきゆき) |
シェフ |
千秋楽に向かうにしたがって
座席の入りはよくなって
いるようですよ!
最後の回は超満員だというし。
でもたしかに来年も観たいなあ。 |
べ3 |
ほんとですね‥‥。 |
|
|
=
もとより観劇やバレエ、ダンス鑑賞は大好きで、
去年の初演はチラシはどこかで貰っていたので、
楽日近くにネットでの観劇レポを読んで
興味をそそられたものの、
当時はお金がなくって(すいません・・・)
行けなかったので
再演を聞いて真っ先に
5月30日と千秋楽を抑えて来ました。
素晴らしかったという噂と
寂しい客席と言う両極端な事だったので
どうなのかしらんと思っていたのですが、
30日に見た後、
他の支払いのあれこれに頭がぐるぐるしながらも
6月5日と11日のマチネを買い足してしまいました!
はじめてみた30日はストーリーを追いつつ
セットや歌、照明と衣装の美しさに圧倒され、
グイード役の別所さんの
ミス・サイゴンのエンジニアや
レ・ミゼラブルのバルジャンとまったく違う歌声に
驚くばかりでした。
さて5日にちょっと落ち着いて
見られるようになった時に
他のキャストも素晴らしいのですが
一番ハートに来たのは天国のママでした。
歌詞を頭で理解するよりも先に
花山さん演ずるママの歌声がハートに来て、
そこから何か塊がせり上がってきたかと思うと
目からぼろぼろと涙が溢れてしまいました。
今までどんなに演技や踊りに感動しても、
泣いた事は無いのでかなり驚きです。
いたいけな息子を置いて
もうすぐ逝かねばならないという
設定だったなんて!
母親の愛情と切なさと、息子への励ましが
ない交ぜになって泣けました。
映画を撮っている最中の所、ママは螺旋階段の上で
じっとグイドを心配げに、少しお怒りになって?
見つめてるんですね。
そして時折、気の毒なカルラにも視線を投げる。
いつも見守ってくれるのを見ていると、何だか
おかあさーーーん!
と泣き出したくなってしまいました。
(自分の母親は健在なのですがね)
1階F列33番に座っていたのですが、
非常口の手前のせいか目線の位置がよくこちらに来て、
見えないのは分かってるんですが
階段の上のママの表情を正面から見てると、
とっても「来る」ものがありました。
関係ないのですが、グイードも砂浜で
クラウディアが歌いながら近寄る所、
演出が非常口方面に目線という指示なのでしょうね、
すねまくったしかめッ面と目があいっぱなしで
見えないと分かってながらも
ちょっと気まずかったです(笑)
スターと目が合うというのはめったに無い機会なので
恥ずかしいものですね。
そういえば初見の日に、
二幕で映画の撮影にはいる
ちょっと前でしたでしょうか、
上手のバルコニー上でカルラと
ルイーザが仲良く抱き合い、
微笑み合っているのには驚きました。
妻と愛人という、グイードを挟んでいわば
「敵同士」なのに何で??と思っていたのですが
考えてみれば、この二人に
クラウディアを合わせた三人は
「グイードの愛をすべて受ける事が出来ない同士」
なのですね。
すべての女性を本気で心から愛してるにも関わらず、
女性達からすればルイーザは立場だけ、
カルラは体だけ、クラウディアは心だけ・・・
と取れなくも無い。
心理学でいう所の「アニマ」がグイードは強烈過ぎて、
クラウディアの言うように
「そんな人はどこにもいないのよ!」
という事になってしまう。
すべての女性のなかには
ちょっとずつ女神がいるのに・・・
撮影中、テーブルの上でグイードのキャストが背景の
「三美神」と同じポーズを取ってるのを見て
そんなことを思ったものでした。
しかし、そのバルコニーでカルラとルイーザ、
何をお話してるんでしょ?
これだけのキャスト、これだけのすべてに渡る美意識と
その結果の美しさ、
再々演を望むのは難しいでしょうが、
ぜひ!ぜひに!
再々演を検討いただきたく心から望みます。
最後になりましたが、舞台に関わった皆様と、
ここまで深く掘り下げた特集を組んでくださった
ほぼ日の皆様に感謝します。
千秋楽までこの幸せな舞台が何事も無く、
又もっと素晴らしく進化していく事を祈って。
では、失礼いたします。
(わたぬき) |
シェフ |
ほんとうにふしぎなんですが、
観終わったあとも、
しばらく、『ナイン』の世界のことを
考えている自分がいるんですよね。 |
べ3 |
現実なのか夢なのか、
いや、夢もまた現実なのか‥‥ |
シェフ |
哲学的なことを言うね〜。 |
|
|
=
昨日、こちらのサイトでとっていただいたチケットで、
2回目のナインを観て来ました。
初めてナインを観たのは、5/28のソワレ。
私にとっては、久々に観る初見の作品でした。
洗練されたステキなセットや、
着てみたくなってしまうオシャレな衣裳のオンパレード
(いちばんのお気に入りは
ジュリエッタのワンピース♪)、
思わず、ぶっ飛んでしまうようなカルラの登場シーン、
水が流れるだけでなく、
舞台上にじゃぶじゃぶ溢れたり・・・。
そして、ステキな音楽の数々。
目から耳から、斬新なものが飛び込んできて、
ストーリーに入り込む余裕までは、
私にはなかったみたいです。
アートスフィアにふさわしい
オシャレな作品だなぁとは感じたものの、
イベントの時に、キャストの方が
おっしゃっていたような
「訳もなく涙があふれた」とか
「心の琴線にふれる作品」というような
感覚を感じることはできませんでした。
そして、そんな風に感じられなかった自分が
ちょっぴり残念でもありました。
でも、決して舞台の出来が
悪かったなんてことではありません。
大好きな別所さんをはじめ、
みなさんパワフルで素晴らしかったです。
そして、なによりも印象に残っているのが、
このサイトで目にしたり、
イベントで女優さんたちがおっしゃっていた
「この舞台に立てて幸せ」という気持ちや、
みなさんの団結力みたいなものが、
すごく伝わってきたこと。
そんな台詞や素振りがあったわけでもないのに、
とても不思議でした。
そして臨んだ昨日の観劇。
同じ舞台で、こう感じ方が
違うことがあるのかなぁ・・・と
自分でもびっくりするほど、感動の嵐!でした。
初めて観た時に感じた、
皆さんの「幸せ♪」な気分はもちろん、
それに加えて、役に対する気迫のようなものまで
ビシビシこわいくらいに伝わってきて、
一時も気を抜けない感じでした。
そして、いつからかは覚えていませんが、
1幕の途中から涙が流れていました。
2幕でグイードが映画を作る決意をするシーンからは、
悲しい訳でもないのに、涙が流れっぱなしでした。
初めて観た時から、ステキだなぁと思ったのがルイザ。
私の目には、グイードのような男性と結婚したのが
不思議なくらい、聡明な女性に映りました。
自分の愛する人をひとり占めしておきたいでしょうに、
カルラのところに行かせてあげたり、
グイードのために、クラウディアを呼び寄せたり。
よほどオトナな女性でないと、
できないことではないかなと思います。
それだけに、後半で怒りを
爆発させるシーンはすごかったです。
うまく言葉にできませんが、とにかくすごかった。
カルラは、お友達としてはちょっぴり苦手なタイプ。
グイードといい仲だったころは、
あんなに自信たっぷりで、
鼻につくくらいの女性だったのに、
拒否されてからは、
本当に気の毒なほどしおれてしまって、
その姿を見ていたら、涙が止まりませんでした。
ルイザとカルラ。
一見、正反対にもとれるような
女性ふたりに感情移入していたことが、
泣きながらも、とても不思議な気分でした。
そして、「これが琴線に触れるってことなのかなぁ」
と思ったり、
「涙が止まらなかった」という女優さんと、
やっと同じ感覚を味わえたかも・・・と
ちょっぴり満たされた気分にもなれました。
1日経った今日も、頭の中をうろおぼえのナンバーが
頭の中でくるくる回っていて、
気分良く、穏やかに仕事ができました。
いちばんのお目当てだった別所さんのグイードは、
本当にセクシーでステキでした。
今まで観た別所さんの舞台の中で、
いちばん好きになったかも。
「21世紀最もセクシーなミュージカル」
と謳うだけあって、
ちょっぴりお子ちゃまな私には、
まだわからない部分もありますが、
観れば観るほど、味が出る作品ですね。
「あと2回も観るの?」とびっくりしていた友人に
胸を張って、
「当然でしょ!」と言ってやりたい気分です。
公演期間が短めなので、
たくさん観れないのが本当に残念です。
はじめは、2回観るつもりでいて、
もし1回観て良かったら、
楽までにまた観ようと軽く考えてました。
でも、公演前からこのサイトを読ませていただいて、
「観ておかなくちゃ」
という気持ちが芽生えてしまいました・・・。
イベントを観て、そのひらめきが
正解だったことは確信しましたが、
本当に大正解でした。
昨日観ていなかったら、
楽の日に後悔しまくりだったと思います。
私が観れるのも、あとは千秋楽の1回だけ。
ナインの世界に思いっきり浸ってこようと思います。
カンパニーの皆さん、
ステキな舞台をありがとうございます。
そして、とても濃い数々のレポートで
ナインにはまるきっかけを
作ってくださったおふたりにも
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました♪
(rie) |
シェフ |
こちらこそ、
ありがとうございました! |
べ3 |
千秋楽でお会いしましょう!
では、キウチさんのレポートに
まいりましょう。
きょうは二題ありますよ。
ローマ・カトリックと
『ナイン』のワクワクするような考察、
そして、舞台になくてはならない
指揮者についてのお話です! |
|
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第三二回 さみしさなんか忘れちゃう。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
グイド・ママが歌う「nine」のなかに、
「お腹のなかに9ヵ月いたのよ」という意味の
歌詞が出てきますが、
これはグイドが早産の子ということではありません。
日本では10カ月と表現する妊娠期間を、
英語圏ではよく9カ月と言うらしいのです。
『ナイン』は英語で書かれた、
イタリア・ヴェニスを舞台にしたミュージカルです。
日本とは異なる文化が扱われているので、
そんなことに触れていく楽しみもあります。
去年、tptのスタッフのあいだで、
『ナイン』の世界について話したことがあります。
ちょうど、『ダ・ヴィンチ・コード』という本が、
大ベストセラーになっていた頃です。
ローマ・カトリックによって意図的に排除された、
マグダラのマリアという女性への信仰を、
さまざまな美術や伝説のなかに発見していくという、
カトリック教会のタブーを暴露的に描いた、
大ざっぱにはそういう本でしたが‥‥
そのベストセラーにかぶれて思ったわけです、
ローマ・カトリック、ボッティチェリ、聖杯‥‥
共通の話題や美術や道具がたくさん出てくるし、
しかも『ナイン THE MUSICAL』は、
「女性賛美」のミュージカルだし、
これはもしかしたら、
ミュージカル界の『ダ・ヴィンチ・コード』か? って。
たとえば、
グイドたちが訪れる「スパ」は、「月の泉」。
わざわざなんでこんな名前が?と思っていると、
「月」についてベストセラーが語っていました。
そもそもローマ・カトリックは、
ローマ神話の信仰心とつじつまをあわせながら
ローマの人々に浸透を図ったために、
十字架以外にも、太陽や正円をシンボルとしたそうです。
太陽や円は男性である神さまのシンボルです。
キリストの後光や天使の頭上にある丸い輪は、
ローマの太陽神の名残りだとか。
それに対して「月」は、女性の象徴だと!
スパのマドンナによれば、
「月の泉」はもともと、
悪徳法王(イル・バスタルド)の宮殿だった
ということですが、
その「イル・バスタルド」には、
「父のいない子、孤児」という意味があるとか。
これは演出家デヴィッドが教えてくれました。
父(パパ)がいないという呼称は、
法王(パパ)を頂点とするカトリック教会には、
とても不吉な名前に違いありません。
つまり「月の泉」は、カトリックの世界にありながら、
同時にアンチ・カトリックな場所でもあります。
あるいはまた、舞台デザインについても──
「スパ」は楕円形をしています。
楕円は、惑星の楕円軌道を発見したガリレオ以来、
地動説を裏づける科学的な図形として、
アンチ・カトリックのシンボルだったと、
かのベストセラーにあります。
これは偶然か、さては美術家の意図なのか‥‥。
そんなことを考え始めるとまだまだありました。
舞台装置のメインのひとつ、
DNAを思わせる二重螺旋の階段。
これは父と母の二重の遺伝子を受け継ぐという、
科学的で近代的な男女共存のシンボル!
そもそも、教会のいいつけを破って、
神学校を抜け出し砂浜で遊んだというエピソードは、
フェデリコ・フェリーニに始まり、
『ナイン』の主人公グイド・コンティーニに
受け継がれているものです。
宗教的にけしからん映画を撮ったものだから、
ヴァチカンににらまれるところも同じ。
さらに、グイドが好きなのは、
キリストの血の象徴である赤ワインではなく、
よく冷えた白ワイン。
するとグイド・コンティーニという人は、
神を信じていないのかというと、
これについても演出家は答えを持っていました。
「グイドはすごく真面目に神さまを信じてると思う。
サラギーナも正しく神を信じてると思う。
ただ教会が彼らを受け入れなかったというだけで、
むしろ彼らのほうが、
本来の神さまを受け入れてるんじゃないかと思う」
と、デヴィッドは言っています。
『ナイン』には父親が登場しません。
グイドが「父よ」と呼びかける枢機卿──
ローマ法王に次ぐ地位の聖職者ですが、
その人物に面会する場面では、
グイドがひとりで二役を演じます。
グイドに影響を与える男性は、じつは、
本人以外に登場しないことになっています。
『ナイン』は愛するということをとことん肯定し、
「祝福してくれる」ミュージカルです。
それを教えてくれるのは、みんな女性たちです。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
さて、話は変わって、おとといのこと。
6月9日の夜公演終了後、
カーテンコールを終えたばかりのキャストたちが、
楽屋の廊下を暗くして、
声を潜めて誰かを待ち構えていました。
指揮者時任康文さんのバースデーなのです。
楽屋の廊下でもう一曲。
♪ハッピーバースデー、マエストロ・康文〜
舞台メイクの出演者たちからキスの嵐。
そして、スペシャル・プレゼント“ヤスフ〜ミ〜”。
ご覧いただいてないかたには
なんのことかわからなくてごめんなさい、
「フォーリー・ベルジェール」の場面にある、
女性たちからのセクシーなサービス!“ヤスフ〜ミ〜”
時任さんはみんなに、
「(汗で)しょっぱかったでしょ?」って。
ひとりで東京公演全20ステージを指揮する時任さん。
たいへん大きな役割を担っています。
『ナイン』のオケ・ピットは、
変則的に舞台面より高いところにあって、
指揮者は観客席からつねに全身が見えてるんです。
ステージを観てわかったことなんですが、
指揮者ってほんとに全身運動です、出ずっぱりで。
筋肉痛になりませんか? と、
馬鹿な質問を時任さんにしたことがあるんですが、
ニコッとして、なりますよ〜と応えてくれました。
愚問でごめんなさい。
以前、『ナイン』ならではの苦労を聞いたとき、
ほかのミュージカルを楽しむお客さまを
がっかりさせてしまうといけないから‥‥と、
言わない約束をしたことがあります。
なんとか約束を破らないように言いたい!
‥‥『ナイン』の指揮者は、すごいんです。
舞台上の俳優たちをじつによく見ています。
オペラも振れる指揮者でなければ、
『ナイン』の指揮はできないと言われています。
なにしろメロウな曲が多く、
自分の感覚しか頼るものはありません。
なにかに頼りたくても、
観客席から見えるからわかってしまうし。
そう、だから『ナイン』の指揮者は、すごい!
そして、『ナイン』を歌ってる人たちも、すごい!
だめです、ここまでしか言えません。
さて、残すところ3ステージ。
あるキャストからこんなメールをもらいました。
「ものすごーーーーーく
寂しくなってきました。。。。
しかし! 劇場に行って『nine』の中にいると
寂しさなんてわすれちゃうんですよね。」
きっと、みんな最後まで、
振付のグスタヴォやデヴィッド・ルヴォーと作った、
素晴しいステージを届けてくれるはずです。
どうぞ、みなさん、
余すことなく『ナイン』をお楽しみください。 |