産地直送でお届けしている
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の情報は
連載開始と同時に、毎日とてもたくさんのひとに
(ゼルダをやっているひとも、いないひとも!)読まれています。
秘密のエピソードや制作の苦労話を
たっぷりお伝えしてきたこのインタビューも
いよいよあと2回を残すのみ、となったとき、
「ほぼ日」のポストマン宛にこんなメールが届きました。
ほぼ日のみなさん、こんにちは。
任天堂の連載を読んでるうちにゼルダがやってみたくなって
64とゼルダを買いに秋葉原まで行ったわけですよ。
案の定、買った日の夜から見事にはまってしまいました。
だけど、今どうしてもクリアできないダンジョンがあって、
そこでつまってしまっています。
ここまできたのに悔しい。
ヒ、ヒントがほしい〜っ!
(江戸川区 田中伸好 23歳)
これは困ったね。
せっかくそこまでむちゅうになってがんばってたのに、
途中でつまってあきらめちゃうなんて、もったいないよぉ。
そこで今回は、田中くんのようなひとへのお助け企画です。
緊急第19回(すばやい対応も「ほぼ日」ならではだぜ)
今、ゼルダで困ってるひとも、あきらめるのはまだ早いよ。
まずは、宮本茂さんからのメッセージです。
『ヨーロッパでの発売も始まり、おかげさまで、現在、
世界中で500万人を越える人に
ゼルダを遊んでもらっています。
自分で進めるのが快感のゼルダだと思うのですが、
遊んでいる途中には
「あ〜、こんな所でズ〜っと行き詰まっていると、
面白さも忘れてしまう・・・」
という状態になることもしばしば。
夜中や、学校が休みの時には、情報も不足気味。
また「ほぼ日」だけのお得な情報もでるかもしれません。
言い過ぎに気をつけつつ、
適度なヒントを取りそろえましたから
あきらめずにがんばってみてください。』
宮本さんに励まされると、ちょっとファイトがわくよね?
田中くん。
じゃぁ、わからないところや、
どうしてもクリアできない場所があるときには、
どうしたらいいんだろう?
困ったときのための解決方法は、
ズバリ4つある!
1.まわりのともだちに聞いてみよう。
あなたより先に進んでいるひとがいるかもしれないよ。
2.『任天堂公式ガイドブック』が小学館から出ている。
(定価 税込1000円)
書店に走ろう。店頭になければ注文もできるはずだよ。
3.『ゼルダダイヤル』を任天堂が開設しました。
(開設時間や電話番号は
下で詳しくお知らせします)
任天堂で開発時点からかかわっていた
専任スタッフたちが、専用電話で
あなたの質問に直接答えてくれます。
4.『ほぼ日』に載ってるヒントを読んで、
今すぐやってみよう。
今回「ほぼ日」では、
任天堂に寄せられている たくさんの質問のうちから
最も多いもの「4つ」を紹介します。
『公式ガイドブック』で調べるには、
何ページを見たらよいかがわかります。
(Q1)森の神殿の入り口で、
カギが見つからないんだけど。
(A1)ヒントは「ちょっと高いところ」。
登れるところはすべて登ってみて下さい。
「公式ガイドブック」では92ページに出ています。
(Q2)森の神殿の
「ねじれてる廊下」の攻略方法は?
(A2)この廊下の形状は、
普通になったりねじれたりします。
前後の部屋をチェックしたり、
弓矢の的となるスイッチを探したりして、
カギなどを手に入れましょう。
『公式ガイドブック』では93ページに出ています。
(Q3)水の神殿のなかで
水位を調節できるところがわからない。
(A3)このステージでは、
主に「ロングフック」の使い方がカギ。
神殿の中にトライフォースの印のある石板が
3個所あります。
石板1(水位、高から低へ)
1F東奥の燭台のあるところから、
3Fへ浮かび上がる。
石板2(水位、低から中へ)
1F中央部の塔に入り、
フックショットで2Fに上がる。
石板3(水位、中から高へ)
2F西の噴水を使い、3Fに上がる。
『公式ガイドブック』では108〜110ページに出ています。
(Q4)カカリコ村で、おとなリンクで井戸に行っても、
中へ入れない。
(A4)時の神殿でこどもに戻ってから、
風車小屋へ行ってください。
そこで「あること(音ネタ)」をしてみましょう。
『公式ガイドブック』では42ページに出ています。
どうですかー、わかりましたか?
『ゼルダダイヤル』インフォーメーション
ゼルダの攻略がわからなくなったプレイヤーたちのために、
質問を受けて解決に導くのが、「ゼルダダイヤル」です。
答えているのは、任天堂で生産されるゲームの評価を
毎日厳しく行なっている「マリオクラブ」のメンバーです。
20代を中心とした任天堂社員以外のゲームファンから
構成されていて、その人数は、なんと140人!
「マリオクラブ」の仕事とは、任天堂から発売する
すべてのゲームを徹底的にやり込んで、
そのゲームを評価、採点することです。
さらに、ゲーム制作の仕上げ段階である
デバグの作業もしています。
その評価の辛口ぶりは、ゲームの品質を向上させますし、
ゲームの制作過程にも大きな影響を与えています。
ここで高い評価を得たゲームだけが、
「任天堂発売」のゲームとして
世に出ることができるのです。
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』も、当然彼らが
開発段階からかかわってソフトをチェックしているので、
このゼルダを裏の裏まで知り尽くしています。
そのなかから、さらに精鋭で構成されているのが、今回の
「ゼルダダイヤル」のメンバーです。心づよいでしょう?
みなさんからかかってくる問い合わせの電話を受けながら、
質問の場所と全く同じ場所に目の前のゲームを操作、
再現して、問題をその場で解決していきますよ。
きっとクリアできるはず。
<年末年始スケジュール>
年内は1999年12月28日(月)まで
年始は2000年1月5日(火)から
開設時間は、月〜金曜日の9:00−17:00です。
(土曜、日曜、祝日はお休みです)
京都(本社) (075)541—6113
東京サービスセンター (03)3254—1647
大阪サービスセンター (06)376—5970
※1月1日より06の後に6が入ります
名古屋サービスセンター (052)571−2506
岡山サービスセンター (086)252−2038
札幌サービスセンター (011)612—6930
今回(第1回の19)は
「緊急企画! ゼルダの
『ここがわからない』ひとたちへのQ&A」でした。
次回はまた、スタッフインタビューに戻ります。
さらに新企画も準備中ですから、お楽しみにね。
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