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「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の情報・産地直送!
宮本茂を核にしてまとまったゼルダチームは、
あきれるようなしつこさで64のゼルダをつくった!
そのしつこさの一端を、
しつこくインタビューしてきました。
そのインタビューを少しずつ編集して
「ほぼ日の近くの大きな樹の上から」
お伝えしましょう。


(第1回の3)
今度のゼルダは
「イベント・サブゲーム」にはまるらしい。

bicycle 「ピエールとボヌール」物覚えのいい案山子と悪い案山子。

今まで12曲だったのを13曲に増やしちゃったところ(笑)。
13曲目は「案山子(かかし)」です。
「案山子」がいるんですよ、物覚えのいい案山子が。
物覚えのいい案山子と、物覚えの悪い案山子とがいて、
ピエールとボヌールって言うんですけどね(笑)。
ピエールの前でオカリナを吹くと、
そのメロディを全部覚えてくれるのね。
でも、ボヌールのほうは物覚えが悪いから、
吹いたメロディをところどころ忘れるんですよ、
それがあとで重要な役割をするんで。
「ハイリア湖畔」の左手の畑に立ってます。
ピエールはアタマのいい「さすらい案山子」で、
ボヌールは「ぼんくら案山子」。

リンクが大人になると、ピエールはさすらっているので
その場所にはいなくて、ボヌールだけなのね。
で、物覚えの悪いボヌールだけど、がんばって昔のメロディを
覚えさせると、ピエールを呼び出してくれるから。

                       (宮本さん)

かかし  tree

その案山子に、いつのタイミングで出会うかによって、
そのひとの解き方も変わってくるんですけど、
序盤の、子供の時のダンジョンにも出てくるし、
中盤の大人になってからのダンジョンでも出てくるし、
いろんなところで、案山子に教えた曲を吹いてみると、
いろんな面白いことが起きます。

これはいわゆる完全な「隠しネタ」です。

実はね、よーく見ていると、
ナビィが案山子の出る場所に飛んでいってくれて、
「ここだよ」ってちょっと止まっててくれるんですよ。
ただその時にこちら側に敵がいたりすると、
ナビィはすぐそっちに行っちゃいますから、
よく気をつけていないと見逃しちゃうんですけどね。
ですから、やりかたとしては、
まずひとつの部屋で敵を全部倒してしまって、
それからナビィの動きをよく見る、ということかな。
          (ダンジョンデザイン・小野塚英二さん)

Mr.Onozuka  tree

 

bicycle  「サブイベント」は絵が怪しいぞ。

今回はプレイヤーがサブイベントにはまることを、
十分想定しています。はまっちゃって、
「あれ?これからどうするんだったっけな」
ってストーリーを見失ったら、
そのときはナビィに聞いてください。

そのときにいちばん必要なものを教えてくれます。

このゼルダは、本当に深く深くつくっているので、
一回遊ぶだけじゃつまらない。
2回目以降は、また違う喜びがあります。

例えば、「穴をいくつ開けられるか」
「馬でどのくらい速く行けるか」
「オカリナをしょっちゅうあちこちで吹くと、どうなるか」
など、かなりたくさん仕掛けがしてあります。
それをひとつずつつぶしていくだけでも、
ものすごく時間がかかるし、それだけ楽しめるということ。

ふつうに仕掛けてあるサブゲームはね、まず、絵が怪しい。
ちょっと、他とは違う描き方をしているところがあったら、
どんどん探ってみるといいですよ。
ちょっと難しいランクについては、見たところはなにもないけど
ナビィがそこに連れていこうとするので、
ナビィの動きに注意することですね。
もっと難しいものについては、これはもう、ナビィも行かない。
これをクリアできたら、
あなたはりっぱな「ゼルダマスター」です。
         (3Dシステムディレクター・小泉歓晃さん)

 

bicycle 「ニワトリ」は、なくちゃね!

ニワトリ、出てきますよ。
もう、うちでニワトリっていったら、
「つつき倒される」っていうお決まりがあるしね。
今回も、ニワトリを出すって決めたとたんに、
みんなで「これは、やらなあかんでしょう」って。
ゼルダでニワトリといえば、
ニワトリに逆襲されるのは当然でしょう、というね。
ぼくも知らんかったんですけどね、スタッフが勝手に
やってたんです。
「ニワトリといえば、つついてもいいでしょう!?」
「きっとやつはやられるでしょう」ってね(笑)。
        (スクリプトディレクター・大澤 徹さん)

にわとり  tree

 

bicycle 「もだえ石」を見つけたら・・・。

「もだえ石」っていう石があるんですけど(笑)。
ようするに振動パックの形をした石なんですけど、
それを手に入れると、何も起こってないのに
ぷるぷると震えてくるときがあります。
この「もだえ石」の震えが、
どんどん大きくなってくる場所を探して、
そこで何かをすると、ちょっと面白いことが起きます。
                  (小野塚さん)

ちなみに、英語版ではこの「もだえ石」のことを
「Stone of Agony」と言っています。
直訳すると、「もん○○の石」・・・。
        (スーパーバイザー・手塚卓志さん)


スペシャル企画
釣り好きのおおい
「ほぼ日」だけの特別公開情報!!

ミニゲーム「つりぼり」

背景:「ゼルダの伝説 時のオカリナ」には、
本筋とは離れたところでも、遊び心いっぱいのサブゲーム、
ミニゲームが豊富に用意されています。
そのなかのひとつ、「ハイリア湖」という湖の湖畔に
「つりぼり屋」があります。
「つりぼり」といってもごく自然な池が舞台となっており、
グラフィック、操作感ともに臨場感バツグンです。
振動パックを装着していれば、状況に応じて
コントローラがブルブル震えだし、リアルな引きが
直接からだに伝わってきます。
魚の大きさで手応えも違ってきますので、
まるで実際に釣りをしているかのような感覚を
楽しむことが出来ます。

つりぼり  tree

「つりぼり屋」には、普通にプレイしているだけでは
なかなか見つけられない隠し要素が用意されています。
それが「沈むルアー」と「ハイラルどじょう」です。

「沈むルアー」「ハイラルどじょう」の出現条件、
及びヒット率を明記します。

「沈むルアー」入手方法

子供時代で50cm以上の魚を釣って
「ハートのかけら」を「つりぼり屋」のオヤジさんからもらう、
もしくは大人時代で60cm以上の魚を釣って
「金のうろこ」をオヤジさんからもらうと、
「つりぼり」内の4カ所(草むら、流木の上、岩付近、滝付近)
のうちの1カ所にランダムで「沈むルアー」がセットされます。
その場所までリンクが移動することで入手出来ます。
(子供時代は26〜55cmのバス、
 大人時代は35〜75cmのバスがいます。)

「ハイラルどじょう」出現条件

4回に1回、「つりぼり屋」に入る(入り口のドアに入る〕度に
「ハイラルどじょう(60〜99cm)」がセットされます。
「ハイラルどじょう」は水中深くにいるので、
「沈むルアー」でないと釣れにくいと思われます。

ヒット率

夕暮れ          /1.75 倍
早朝           /1.5倍
濁っている日(雨の翌日) /1.5倍
雨の日(8回に1回くらい)/3.0倍

(数値の大きい状況が優先されます)

これは、「ほぼ日」の秘密基地でしか
発表していない情報ですから、かなり自慢できますよ!

というところで、(第1回の3)「今度のゼルダは
「イベント・サブゲーム」にはまるらしい。」は終り。
これから、さらに加速度つけて進んでいきますから、
新しい更新をこまめにチェックしてください。




1998-11-19-THU


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