小西: それを確認できるように このゲームはコントローラパックを使って ほかの人の村に遊びに行けるようになっています。 つまり、まったく別の世界を作って遊んでいる人の 場所そのものを訪れることができるということです。 池側: 別の人の「遊びかた」を見ることができます。 その人が現実に住んでいる部屋を 覗いているような感覚で。 ──「遊びかた」を遊ぶんですね。 飯田: ふだんずっと一緒に仕事をしているスタッフであっても 全く知らなかった面を見せつけられたりします。 あるスタッフの村に遊びに行ったら まず、村の名前が変なんですよ。 “むっしゅむらむら”とか “かめらのきたむら”とか(笑)。 「うわー、こんなんつけてるー」と、 なんか“のぞき”をしている人は こんな感じかと……。 住本: 音楽も、自分で変えられる部分があるのですが、 それがまた人それぞれでおもしろい。 池側: ほかの人の村に行って駅に降り立ったら、 その人のつくった音楽が流れるんですけど 突然、「やだねったらやだね」の メロディーが(笑)。 菅原: 人格のなかの見えない部分が、 村じゅうに点在しているんですよ。 飯田: 部屋の趣味や アイテムの置き方などにも その人柄が現れるというか。 道ばたに、ものをぼんぼん捨てている人がいたり(笑)。 村が草ボウボウの人もいれば きちんと花を植えている人もいる。 このゲームには遊ぶ素材がいっぱい入っていますから それをどう扱っているかで その人の深い部分が自然と見えてきちゃう。