宮本。 保証できない。 岡本: そのことが、恐くてたまらないんですよ。 ──: いまだに。 宮本: いまだに。「ゼルダ」は基本的に、 なにをしてもいい、 わりと自由度の高いゲームなんで、 余計に危ないんですよ。(笑) ──: リンクっていう考え方はどこから出てきたんですか? 2本のゲームをつなげる、という……。 2本あるところまではわかるんですけど、 ほんとは容量があれば1本にしたかったって 意味なのか、 岡本: いや、違いますよ。もともとは、 重厚長大の逆をいこうということだったんです。 「ファイナルファンタジー」とかの 逆を突きたかったんですよね。 アクションRPGだけど、そのRPGの世界が、 いまのゲーム業界って、 超大作、超大作って進むじゃないですか。 その逆いきたいよね、と。 軽めのやつで、連ドラ(連作ドラマ)みたいなのを、 ポンポンポンポーンと気持ちよく、 毎週毎週泣けたらなあ、みたいな、ノリから、 スタートしたんです。 2本つくるにしても、 もともとある「ゼルダ」の プログラムを基本にして、 ゴールをマルチエンディングにできたら おもろいし、それくらいやったら 2本、できるやろうと考えたんです。 ところが実際は……