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くもり
 
28℃
第2回 ようやく遭遇。
新宿に用事があって、
それを済ませるともう夜の9時になろうとしていて、
そのまま帰ろうとしていたのだけれど、
目の前にビックカメラがあったもんだから
閉店間際の店内をいちおうチェックすることにした。

そしたら、あっさり『ピクミン2』を見つけた。

拍子抜けとはこのことである。
けど、売り切れのゲームっていつもそうなのだ。
ある日突然、棚にずらりと並んでいる。
まるで、いままでずっとここに並んでましたよ、
とでもいうように、
至極当たり前にソフトはそこに並んでいる。
やんなっちゃうなあ。

手に取り思わず振ってみたりする。
音がするわけでもないが、
どうやらソフトは入っている。
当たり前である。

ついでにメモリーカードも新たに買うことにする。
いま持っているメモリーカードには
いろんなゲームのデータが
ごちゃごちゃに入っていて、
なにがなんだかよくわからないことになっているのだ。
それらをいちいち整理するよりも、
ええい新しく1枚買ってしまえ、というのが
僕の編み出した整理術である。
いわば「永田式超整理術」である。
否、ただものぐさなだけである。

なんだかメモリーカードの様子が違うと思ったら、
どうやら知らぬ間に新しい仕様のものが出たらしい。
ずばり、容量が251ブロックに増えている。
むむう、これまでの約4倍である。
そういえば、『スマブラDX』の
カメラモードで撮った写真を保存するときには
ずいぶん苦労したもんなあ‥‥。
あのころこれがあったらなあ‥‥。
などとぶつぶつ言いながらレジへ。
「貯めてください!」という
お決まりのセリフとともに支払いを済ませる。

そのようにして、なんともあっさりと
僕は『ピクミン2』を手に入れた。
数日前、渋谷新宿間を必死に駆け回った自分が
アホであるように思える。
とはいえ、ソフトの入った小袋を抱える僕は
雑踏のなか少々早足である。

家へ帰るとまず試みたのは
ゲームキューブとテレビの配線作業であった。
というのも、この機会に
自分用のテレビを隣室へ移すことにしたためである。

うんしょうんしょとテレビを移動させるのは
たいした手間ではないが、
テレビとテレビに付属するさまざまな機器を
配線し直すとなるとこれはなかなか手間である。

ええと、これがここで、ここがこれで。
赤を赤に、白を白に、映像はビデオ2?
あ、こっちはビデオ1?
セレクターのアウトはどこに入ってる?
はいはいはい、電源は来てるね。
じゃあ、あとはこっちの問題。
これで来る? 来た? 来ない?
なんで来ない! あ、こっちか。

中学生くらいのころはこの作業が
たのしくてしかたがなかったものだが、
最近は、どなたかにお願いできるもんなら
ぜひやっていただきたいという感じである。

ただ、ひとつだけ、配線において
みなさまに言っておきたいことがある。
声を大にして主張しておきたいことがある。

なにかというと、S端子である。

もしも、みなさまのテレビがS端子に対応しているならば、
テレビとゲーム機は、
ぜひ、S端子ケーブルで接続してほしい。
インターネットだ、ワイヤレスだと、
声高に叫ばれるゲーム業界においては
いまさらS端子のよさを主張する者などいないだろうから、
こののんびり日記ではあえて強くアピールしておきたい。

S端子って、やっぱ、キレーなんですよ!

まったくテクニカルな用語のない主張で申しわけない。
しかしながら、テクニカルな用語と縁のない人にこそ、
この手軽な綺麗さを知ってほしい。
だって、ケーブルを変えるだけで、
画面がスパーッとシャープになって、
シャキシャキシャキッと見えるようになって、
おお、こりゃ綺麗だわい、ということになるのである。
頭の悪い説明でまことに申しわけない。

しかしながら、『ピクミン』や『ピクミン2』といった
細やかなグラフィックのゲームをプレイする場合には、
述べたような画面の改善はかなり効果を発揮する。
テレビの裏っかわに「S端子」という文字を見つけたら、
ぜひS端子ケーブルでの接続を試してみてほしい。

ちなみに、気になって調べたところ、
ゲームキューブとテレビの接続には、
S端子ケーブルのほかに、
「コンポーネントビデオケーブル」というのもあるらしい。
任天堂ホームページの説明文を読むと、
なんだかこっちのほうがS端子よりも綺麗そうである。
ひとさまにS端子をすすめておいて、
すっかりほかのケーブルが気になり始めている僕である。
あと、「画面を拭く」というのも
ご家庭のテレビの状態によっては
ケーブルを交換するのと同様の効果をもたらすので
思い当たる人はぜひ試してみてほしい。

すったもんだの接続のすえ、
目にした『ピクミン2』のオープニングムービーは
やはり僕をわくわくさせた。
映像はもちろん、音楽も贅沢だ。
ちょっと見ないうちに、ゲームってすぐに進化する。

ゲームって、こうだったっけ?

驚きながら、引き込まれながら、僕はなぜだか、
まいったなあ、というふうに感じている。

ぼちぼちプレイしていきますね。

2004-06-25-FRI


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