おいら。
(天海祐希の了見)

第12回 兄上のこと。

「おいら」を読んだ、おいらのお兄様から
お叱りをくらった。

「なんだよ。あれじゃ ちゃきちゃきの下町の兄貴
みたいじゃないか。もっと ダンディーで
クールなとこも 宣伝してよ。」

確かに。
確かに おいらのお兄様は、下町の人間。
性格もいなせなところも・・・
お祭りになると この人以上に かっくいい人間
居るのかと思うくらいだ。(あっ お父様が、いた)

しかし、おいらのお兄様は 良い人だ。
はっきり言うが、良い人だ。

こつこつ地道に 努力を重ねる 人である。
おいらと大違い。
同じ兄弟でも こんなもんなのか!と、呆れるほどだ。

お兄様は、手先が異常に器用だ。
一級建築士だから なのか!
それに比べて おいらったら じぇんじぇん器用じゃない。

だが、おいらの兄弟は これまた異常に仲良しさん。
よく三人で お買い物行ったり、カラオケ行ったり
夜遅くまで お話したりする。

それは、きっと 偉大なるお兄様のお慈悲のお陰。
ああ 有り難い。
おいら お兄様の妹に生まれて ほんっと よかったっす。
深い愛情と 感謝を込めて・・・

今日は このくらいにしといたらぁー・・・
(兄上 いかがなものか?)

それでは また

1999-10-31-SUN

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