おいら。
(天海祐希の了見)

第19回 明楽くんと温泉。

温泉 ・・・・行きたい。

稽古場のあちこちから 聞こえる 言葉。

2日間のお休みで、温泉行こうか?
と、いう事に なった。
稽古最終日に そのまま 車で 行こうぜ!・・・と・・

暫くすると みんな そんな事 すっかり忘れていた。
しかし、「明楽くん」は、忘れていなかった。
もし、みんな行く気で いたら・・・と、思い
彼は、稽古場に律義に車で 登場。
温泉のガイドブックも 2冊持って・・・

ああ、なんて良い奴なんだ。

因みに、彼は お料理も得意。
なんでも 美味しい。
関係ないけど、JAC出身。
舞台でも ばりばり 宙を舞ってる。

で、温泉の事。
みんな すっかり忘れてた。
でも、一応 それぞれに 温泉の本には 目を通していた。
おいらも 御多聞にもれず。

きっと、あれが いけなかった。

きっとあれで、温泉行った気分に なっちまったんだな。

ああ、明楽くんの苦労は、何だったのか・・・
ごめんね、明楽・・・
あなたは 偉い!
本当に 良い奴なんだな。
明楽ったら・・・
おいらは、心の中で 拍手した。

それじゃ、また


あまみでした

1999-11-07-SUN

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