おいら。
(天海祐希の了見)

第87回  カプリコと友人。

今日、久しぶりに
「ジャイアント カプリコ イチゴ味」を、買った。

やっぱ うまいわぁ・・・

おいら 昔、これに異常に 執着した 時期があった。

一日 一本食べなきゃ気がすまなかった。

カプリコは カプリコでも
ジャイアントじゃなきゃ 嫌なんだ。

あー、でも久しぶりに食べたな。ほんとに。
カプリコは、イチゴじゃなきゃ・・・

そーいえば、宝塚の同期のゆかちゃんと、
カプリコをめぐって 爆笑しながら 取り合いをした。
おいらのカプリコ好きを 人々が知る事となり、
とたんに カプリコの差し入れを頂くようになった。
おいら ほくほくで毎日 食べた。
そこへ、
「欲しそう」な ゆかちゃん登場。

「一個 あげようか・・・」と、おいら。
無言で うなずく ゆかちゃん。

まるで 飼い主が愛犬に するように
「お預け」 「お手」 「お代わり」・・・などをして
遊んでいた。
なのに、何時の間にか二人とも 狂暴になり
カプリコの取り合いは、壮絶を極めた。

気がつくと、カプリコは 無残にもぼろぼろの姿で、
床に転がっていた。原形をとどめる事無く・・・

それを見ながら おいら達は、爆笑した。

なにが おかしかったのか、未だに 解らないが
兎に角 笑った。
「箸が 転がっても・・・」と、いう歳には・・・
恐ろしくて 到底 ・・・・なのに・・・

回りが、怖がるほど おいらとゆかちゃんは、笑った。

はー、そんな時代も あったのよ。
ゆーかーちゃん。

ちょっと前に 会った ゆかちゃんは、少し痩せていた。

大変なのかなぁー・・・と、心配した。

いろいろしんどかったら おいらが カプリコ持って
遊びに行くぜ。

待ってろよ。

と、言う事で 突然食べたカプリコで
楽しい想い出と、大事な友達を思い出した。

奇麗にまとまった。

それじゃ また あまみでした

2000-01-14-FRI

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