おいら。 (天海祐希の了見) |
第143回 ブルーリボン賞が発表された日の新聞に 風邪が流行ってるらしいですが、 お元気でしょうか? おいらは、相変わらず 元気っす。 最近、何だか信じられない様な賞を頂き 、 びび・・びっくりしているおいらでございます。 本当に、賞などど大それたものには 縁の無い事と 思っていただけに、驚きまくっています。 確かに・・ 大変嬉しいのだが、 これからの毎日が色々な有り難い事への恩返しと 肝に銘じ 頑張って行かねば・・ と、思っているのです。 一歩一歩・・確実に歩き、成長して行くのみでございます。 一緒に喜んでくださった 全ての皆様に 心からのお礼と、感謝をいたします。 本当に ありがとうございました。 これからも 人間として 女性として、大人として・・ 演技者として・・ 誠実に生きて行きたいと思います。 成長して行きたいと思います。 ・・・・・・ところで・・ ブルーリボン賞が発表された日の新聞に 興味深い記事が載っていた。 私の受賞の笑顔の記事の横に 「遠藤誠 弁護士 死去」 遠藤弁護士とは、帝銀事件で 故 平沢貞道元死刑囚の主任弁護士などを務められ、 人権派弁護士として知られた方である。 記憶に新しいところでは、 オウム真理教の松本智津夫被告の 弁護人を依頼された時、 「150%無実だという確信が得られない限り、 弁護はできない。」 と、固辞されたことであろうか・・ 私は、そのオウム真理教の件で 遠藤弁護士の事を 知った。 強烈な印象が 残っていた。 テレビでコメントされる遠藤弁護士に 正義というものをかんじた。 それだけに・・遠藤弁護士の記事を 非常に残念な思いで見ていた。 その新聞記事に 遠藤弁護士の 今年の年賀状の文章が載っていたのである。 その文章が、頭を離れずにいる。 「いろいろと変な事件がいっぱい起きました。 そこに共通して言えることは、 自分の欲望が通らないと、 それをすべて、ひとのせい、世の中のせいにして、 犯罪を犯すバカどもの行動であります。 私は、何か起きたとき、ひとが何をしたか、 何をしなかったのかを、一切考えません。 自分が何をしたか、 何をしなかったかだけを考えることにしています。 そうすると、雲のように悠々と、 水のようにサラサラと、生きられます。」 この言葉は、今の私の心に 穏やかに染み込んできた。 知らず知らずのうちに、 人のせいに、何かのせいにして来てはいないか。 自分が何をしたか、 しなかったかを考えて来ているだろうか・・と。 同じ紙面に写っている自分の笑顔を見ながら、 考えた。 嬉しい事の反面、 今後 どのように歩いていくべきかを 諭された気分であった。 一人の人間として、大人として・・ また日本人として、自分に恥じない様に・・ また、私を愛してくれている大切な人達に 恥じない様に、 正しく 生きて行きたいと 思う今日この頃のおいらでした。 ぐふふ・・ 堅かったかな。 それでは また おいらでした。 |
2002-01-29-TUE
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