今日も金魚は。

 

金魚が結んだ? 愛、そして・・・


ほぼにち輪っ。
ちょっと、タモさん風にやってみましたが、
古かったですね。「そーですねっ!」(by 観客)

な、なぜ、いきなり「いいとも」の話を!?
そうです。そこなんです。人に歴史あり。
少し前のメニュー紹介でも、一度お伝えしたのですが、
なにを隠そう、この「今日も金魚は。」のコーナー、
実はかれこれ、2年半以上続いているページなんです。

「笑っていいとも!」と
比べるわけじゃーないですが、
お昼休みのオビの番組を、あれだけ長い間やるのって、
ホント大変だろうなと思ったわけで。
最近20周年を迎え、五千回を越えた長寿番組として、
かのギネスブックにも記録が認定されたというのです。
長く愛されつづける秘訣
、きっと学ぶべきところ多し。
同じく、みなさんに楽しんでもらえる企画をたて続け、
お昼休みウキウキ見ていただくっていう使命もあるし。

ここの「金魚」も、今までいろんな企画がありました。
水槽の初代住人、おたまじゃくしがカエルになったり、
「金魚やくざ」なんて仁義無きコーナー名があったり、
まだ、「ぅわかったぁ」を連発する前の、青の時代の
ROCKにしもっちゃん(当時20代)が書いてたり。
たまに昔までさかのぼってページを見ると、ほんと、
思わぬ発見や、おっ、と言うおもしろさがあるんですよ。
と言うことを、あらためてお伝えしようと思っていたら、
ちょうど、このようなメールを送っていただきました。


ほぼにちわー
お休みだったので、昔の金魚見ました。
ちっちゃかったのねー。
水槽が大きく見えました。
どれがどの子だか見当はつかなかったけども、すごい。

おたまじゃくしも20年振りに見ました。
昔、かえるの卵がおいしそうに見えたなあと、
しみじみしたりして。
生きものは面白いですねー。
(かねきゅー)


かねきゅーさん、メールどうもありがとうございました。
以前メニューでもご紹介させてもらったから
でしょうか、
昔のコーナーも見ましたよー、というメール、
たくさんいただきました。

実は、つい先日、そんなたくさんのメールの中の1通に、
青年ROCKが2年ほど前に担当していたコーナー、
「金魚アキンド兄弟社」に以前メールを出しました、
という方から、このページあてにメールをいただきました。

この「金魚アキンド兄弟社」(以下「金魚アキンド」)は、
ご存知ない方のために、まず簡単にご説明させていただくと、
金魚水槽のガラスの下の方に「広告スペース」をつくって、
そこに広告掲載を希望の方から、イベント告知や探しもの、
求人等の「三行広告」を募集して、その短文メッセージを、
金魚カメラを通して、「全世界」に向けて発信するという
世界初?の画期的金魚水槽型広告代理店のコーナーでした。

前述の、メールを送っていただいたのは、
「もももさん」という女性でした。

早速、当時担当だったROCKに覚えてる?と訊いたところ、
「あーあのころねぇー、あの当時はいろいろあったなぁ」
なんて、青春時代をふり返るような、遠い目をしながら、
ある日付のバックナンバーを教えてくれたのでした。

なぜかニヒルな
ROCKに、
「ありがとねー」と言いつつ、

教えてもらった日にちにさかのぼって、いそいで、
「金魚アキンド」の
バックナンバーを見てみました。
するともう、金魚水槽の三行広告はすでに始まっており、
ちょうどそこには、もももさんからのあるメッセージが。
そのメッセージとは・・・。


2001-04-26-THU

世を忍ぶ仮の名前 ももも

住所は東京の東のほう。

別れるなんて言ったけど、

ほんとはお嫁さんにしてほしいの。鉄平くん。



お、おお〜、いきなりなんか、いいじゃないですかー!
おふたりの間にいったい何があったかは知りませんが、
素直になれず、強がってしまったもももさんの、
本当は正直に言いたかった、彼へのストレートな熱い思い。
たった数行なのに想像してしまう、ちょっとせつない物語。
なんかいいですよねー。

いやーこうなると気になるのが、このおふたりのその後です。
果たして、彼女の直球メッセージ、鉄平くんに届いたのか?

その日以降のバックナンバーを続けて読んでいってみると、
なんと!
 この三行広告が、金魚の水槽に載った2日後に、
その、もももさんから、次のようなメールが来ていました。


2001-04-28-SAT

きのうは、ほんとにびっくりしました。
ほんとに。
金魚の鉢を見て。

あれを見た鉄平くんが、夜中に家に来て
だっこしてくれました。
なんだかよくわからなくて混乱しながらも
その心地よさに身をまかせました。
もっと自分の気持ちを整理して、
またメールします。
ほんとはいっぱい書きたいことがあるのです。
でも、とりいそぎ、お礼と御報告です。
こんなにドラマな、
そしてせつない金魚ちゃんのコーナー
いつまでもあるといいです。

もももより。

おおー、鉄平くん、金魚のページ見ていたんですねー。
今、こうして、過去のページを読んでいるだけでも、
ああ良かったって
、当時の思いが伝わってきますよね。
これで、二人はうまくいったんだなぁーなんて。
それで、そのあとどうなったのか?どうなったの?
それから、2週間がたち、再び彼女からの続報が。


2001-05-15-TUE

今日も、やっぱり金魚のページをみています。
おしおきされちゃっているのかもしれないけれど
わたしは見てるもん! て思ってメールしました。
だって、金魚ちゃんには恩があるのですもの。
前に掲載してもらってから、また鉄平くんと
仲良くお話したり、キスしたり、できるようになったし。
投げつけてしまった婚約指輪がどうなってるのかは
まだわかんないのですが。
つくづく、金魚ちゃん、ありがとう。。。
もももより

この時のROCKのコメントは、

以前、「女々しい男心には直球を投げろ!」って
書いた時があったのですが、
その時に結ばれた「ももも」さんからのメールでした。
な〜んか、いいじゃん!いい!
いい感じじゃない?
っていうか、うらやましいバイ!


ははは。
ROCKも最後はかなり本気でうらやましがってるけど。

※ おしおきって言うのは、当時、金魚の1日のアクセス数が
2500を下回る場合は、西本、モギが、「激しいお仕置き」
を受けることになっていますという注意書きがあったので、
そのことを気にして書いていただいてたようです。


しかし、結局
その後、もももさんのメールが、
「金魚アキンド兄弟社」に
再び載ることもなく、
鉄平くんに投げつけてしまった婚約指輪の行方も
みんなに知られることもなく、
月日は流れ・・・。
やがて2003年の幕が開いたのがつい先日のこと。
そこで、やってきた1通のメールというのが、
このメールでした。


2003-01-13-MON

Subject: ご報告

「金魚アキンド」だった頃に
「直球勝負」でのせてもらいました。
あの時の鉄平くんと、3月に結婚することになりました。

今、鉄平くんは上海で、私は東京で働いています。
結婚しても当分ははなればなれです。

結婚式の準備で、どうも、喧々してしまっていけないので
初心にかえりたいと思います。
「およめにしてほしい」と。

もももより

やったねーもももさん!
そう、最初に言った「もももさん」のメールとは、
実は、このメールのことでした。
もももさん、新年早々、とっても嬉しいお知らせ、
どうもありがとうございました。
そして、鉄平くんとのご結婚、本当におめでとうございます。
ほぼ日乗組員一同、心からお祝い申し上げます。

いつまでもお幸せに〜。

べっかむ3
(ハッピー気分、
ちょっとおすそ分けいただきました。)





メールは、kingyo@1101.comへ、よろしくです。

 

2003-01-17-FRI

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