今日も金魚は。

学生生活の最後の年。

学校生活の最後の年というのは、
はじまった瞬間に
なんともいえない寂しさを感じますよね。
中学の最後の年、高校の最後の年、
そしてやはり大学の最後の年。
ずっとずっと続くように感じられた、
友だちとの学生生活が、
やはりほんとうに終わってしまうのだという
ひんやりとした認識。
終わりの1年がはじまって
しばらく経ったこの時期には、
そういう人たちから金魚あてに
メールが届くことがよくあるのです。

=
教育実習で実家に戻ってきています。
大学の友達と3週間離ればなれです。
大学の長期休暇の時でも
ほぼ毎日会っていたので、
3週間離れるというのはおそらく初めてです。
ものすごく人恋しいです。
金魚を見てはそんな心を癒しています。
(にこるそん)

別れのイベントがたくさんある3月よりも、
別れの1年が静かに進行している初夏のほうが、
なぜだかいろんなことに
取り返しがつくような気がして、
手を伸ばせばすべてが引き寄せられる気がして、
余計にしみじみしてしまうのかもしれません。

その後に訪れる新しい年もきっとたのしいですよ、
なんて無責任なことは、
いま言っても意味がないでしょうから、言いません。
最後の1年を、どうぞ大切に。

それはそれとして、
今日も金魚を、ご覧ください。





永田

メールは、kingyo@1101.comへ、よろしくです。  

2005-06-20-MON
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