オトナ語の謎。 オレ的にはアグリーできかねるんだよね。 |
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第21回 オトナ語実践編:その1 ■■■ 全国のオフィスでがんばる諸先輩方、 お世話になっております。 本日より当コーナーは、新章「実践編」へと移ります。 今後もいっそうのお引き立てのほど、 どうぞよろしくお願いいたします。 そもそも、これまでわざわざ「基本用語」と 銘打ってお届けしてまいりましたのには こういった展開を見越してのことでした。 ところが、みなさまよりいただく「基本用語」が あまりにも豊かで興味深いものばかりだったため、 予定外に20回も続けさせていただくこととなったのです。 どうもありがとうございました。 なお、「基本用語」は引き続き募集いたします。 当コーナー内に内包する読み物として 選りすぐったものをお届けいたしますので 今後とも投稿のほど、よろしくお願いいたします。 さて、早速ではございますが、 本件に入らせていただきます。 これまでの「基本用語」は、 いわば英会話における英単語のようなものであり、 蓄えたからといって 必ずしも社会での実践に耐えうるものではございません。 そこで、今回よりは、実践的な例文をもって オトナ語の神髄を知らしめてみたいと思っております。 そこで、募集です。
メールか、電話の、どちらかで伝えてください。 先方とあなたの関係や、遅れた原因など、 諸々の条件は自由にしてくださってけっこうです。 とっておきの言いわけテクニックや、 過去に使ったことのある 必殺フレーズを駆使するのもいいでしょう。 念のために記しておきますが、 べつにトンチを利かせなくてもかまいません。 あなたが当事者であるとして、 実際にそれを伝えるとしたらこうするというやり方を オトナ語初心者のために教えてあげてください。 みなさまからの投稿を待っております。
■■■ オトナの基本用語:その21 ■■■
■しんちょく、と読む。物事がはかどっていること。 「進行」や「現状」といった言葉で事足りる場合でも オトナは「進捗」を使い、やり取りをやや高尚にする。 「なお、進捗状況をご報告いたしますと……」
■ギャランティーなどのお金、報酬額に、 少しだけお礼の気持ちを上乗せすること。 「けっこう無理聞いてもらったから、 今月分はちょっと色つけときますよ」 むろん、酒場でタフガイが言う 「俺の顔に色をつけたのはおまえが3人目だぜ」 とは意味合いが違う。
■本来は、流れのことだが、 オトナが使う場合、流れを図や表にした 「フローチャート」を指すことが多い。 会議が終わって立ち去るときなどに、 「とりあえず、本日の結果を 次回までにフローに落とし込んでおきます」 などとサラッと言えるのがオトナ。
■社長、部長、編集長、局長などを指す。 班長や係長くらいには使わないのがふつう。 「それでは、いったん持ち帰らせていただきまして、 長のつく人と相談させていただきます」 「私は大丈夫だと思うんですけども、 長のつく人たちがなんて言うか……」
■ていうか、それ、昨日持ち上がった話じゃん。 そんで、今日くれって言うの? え? 昨日言ってたことがもう今日変更? おいおいおい、とにかく無理だよ、それ。 「いやあ、昨日の今日では難しいですねえ」
■■■ アシスタントよりご報告申し上げます。 ■■■ こんにちは、アシスタントです。 こちらのコーナーでは、みなさまから寄せられた 興味深いメールをご紹介していきます。 たとえば本日はこちらを紹介いたします。
なるほど、オトナの変換ですね。 ひょっとして、みなさんのパソコンにも こういったオトナの単語登録を使っている人が 多いのではないでしょうか。 「私はこんな言葉を登録している」 「僕のパソコンでは、こう入力するとこう変換される」 といった例を募集してみたいと思います。 ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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2003-07-14-MON
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