よりみち
パン!セ
中学生以上すべての人たちへ。
キミたちに、
伝えたいこと。



オレの師匠であるたけしさんが
言っていることなんだけど、
たとえばここにお饅頭が四つあって、
自分を入れて仲間が五人いるとする。
そういうときに、真っ先に、
「俺はいらないよ、おまえ食えよ」って
言えるやつになりなって。
「おまえのこれはすごいな」
「おまえこそ、これが得意じゃないか」
なんてリスペクトしあえる何かをもって、
友だちをやるっていうこと。
いろんなやつがいろいろいて、
いろいろな役柄がそれぞれにあるっていう
仲間をつくること。
「相手にとって、
 気持ちいいやつでいよう」って、
みんながそれぞれそう思いながら
付き合っていたから、一緒にいて、
何をやっても楽しかったんだって思うんだ。



男子のための人生のルール

玉袋筋太郎

(購入はこちらAmazon.co.jp)

テレビ局のスタジオで、
また、生まれ育った街・新宿の、
ホテルで打ち合わせるとき。

テレビのブラウン管でのお顔とはちょっと
ちがう表情を浮かべて、こう言われました。
「セガレがさ、
 いま、中学2年生なんだ。
 親がいろいろ言うにしても、
 中1じゃまだわからねえ、
 中3になっちゃったら、もう聞く耳を
 もたなくなるってことが、あるって思うんだ。」

だからこそ、
いま、伝えたい、伝えなければならないことがある。
何かと、誰かと出会ってしまったとき、
その出会いを自分のものにすること、
大好きな人と信頼をはぐぐむこと、
ささやかでも、確かな誇りをもって、
自分の居場所をつくること、
笑うこと、
そして、自分がいちばん大切にしていることを、
大切に思う人に「伝える」ということ。

玉袋さんの手は幾度も空中に伸びて、
何かをぐっとつかみ、つかんだ手ごと、
その何かが胸元へ引き寄せられる。
その仕草は何度も繰り返されました。

玉袋さんがつかんでいたもの、
それは、リアルな質感と重量をともなった、
「ことば」そのものです。
触れると体温がある、血が脈打っている、
そのような「ことば」を、
いま、伝えたいんだーー

同時に、
あのとき、伝えられなかったこと、
言えなかったことを抱えながらでも
人は生きていくということ、
でも、
「伝えたかった」その人が、
目の前にいなかったり、あまりにも遠いところにいて
もう二度と会えなかったとしても、
「伝えたい」という気持ちと意志がある限り、
あなたの気持ちは、その「誰か」に、
きっと届くということ。

この本は、静かに、
しかし力強く、このことを教えてくれます。

12月25日、
クリスマスの日の発売です。
玉袋サンタさんから、
全国の男子中学生に
ーーもちろん、女子にも、
ビックなプレゼントですよ!!

 (編集担当・坂本裕美)

2006-12-25-MON




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