手紙51 胸が痛いとき1
こんにちは。
少し前に、すごく悲しいことがあったとき
わたしは胸が痛くなって困りました。
「こころが痛む」というような文学的な表現ではなくて
ほんとに、胸が痛い。
わたしは体のことについては
どちらかといえば、ちょっと専門家です。
自分の年齢やこれまでの健康状態、
家族のこれまでの病気や、
自分の症状などを考え合わせた結論は、
「ま、放っておけばそのうち良くなるでしょう」。
実際、思ったより長引きましたが
痛みは次第に取れていきました。
このように、
とくに身体的に問題がなくても感じる痛み、というのは
特別な治療を必要としないことが多いのですが、
大切なのは、
「今すぐ治療を始めないと、命にかかわる胸の痛み」
もある、ということです。
「今すぐ始める治療」には、胸が痛い本人が
その場でできることも含まれます。
これから何回かは、こんな胸の痛みについて
お話していこうかな、と思います。
短いですが、今日はこの辺で。
みなさま、どうぞお元気で。
本田美和子
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