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さあ、みなさん。 |
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ようこそ試食パーティへ! |
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わーーーーーい!(拍手) |
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みなさんは、はっきりいってラッキーです。 |
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ザッハトルテを試食する人に選ばれました! |
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あの、すごくうれしいんですけど、
なんでわたしたちが? |
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ケーキが似合いそうで、
甘いものが好きそうな人々を選びました。 |
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みなさん、甘いものは好きですかー。 |
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好きーーー! |
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ならば、なんの問題もなし。
ケーキにぴったりの、
おいしい紅茶もご用意してあります。
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いいですか、みなさんはいま、
ザッハトルテを注文して、
その到着を心待ちにしている人たちです。 |
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あ、そういう設定。 |
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その設定がなくても、
今かなり待ち遠しいですけど(笑)。 |
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ちなみにみなさんは、
ザッハトルテを食べたことは? |
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ありまーす。 |
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わたし、「ほぼ日」の読者だったころに
自分で注文しました。 |
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おお? |
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へええ〜、そうでしたか。 |
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それ知らなかった、ほんとに。 |
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チョコレート好きなもので。
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やっぱり注文してから届くまでは、
待ち遠しかったですか。 |
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直接お店の方と
メールでやりとりするじゃないですか。
いつ届くんだろうってドキドキ(笑)。
その、待ってる時間もたのしいんです。 |
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いいですねえー。
さあ、みなさんも
そういう気持ちになってくださいよー。 |
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注文してから、ちょっと経ちました。 |
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経ちました。
そんなある日のことです。 |
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ピンポーン♪ |
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おやおや? 誰でしょう?
あれれ?
なんと、ケーキが届きました!! |
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うわーーー!!(拍手)
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包みをあけてください。 |
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これ、あける人はうれしいですよねー。 |
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‥‥じゃあ、タナカちゃん、あけて? |
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いや、ベイさんお願いします。 |
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田口くん、あけなよ。 |
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そんな、おーさんどうぞ。 |
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いえいえ、どうぞどなたか。 |
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いえいえいえいえ、どーぞどーぞどーぞ。
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じゃんけんで、決めましょーー! |
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‥‥はい。
さいしょは、グー。
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じゃんけんぽい‥‥あいこでしょ‥‥
しょっ、しょっ、しょっ‥‥。 |
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あー、おーたちゃんの勝ちー。 |
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じゃあ、すみません、わたしが。
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わくわく‥‥。 |
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ええと(比較的もたもたする)、
このヒモをはずして‥‥。 |
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‥‥‥‥はーやーく(手拍子)、
はーやーく♪ はーやーく♪
はーやーく♪ はーやーく♪ |
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わわわわわ(笑)、
あせらせないでーー!
よし、と。
では、箱のふたをあけまーす。
‥‥じゃーーん。
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わああぁ‥‥。 |
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この、くしゅくしゅの紙がまた。 |
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かわいー。
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中の包みは、みんなで広げましょうよ。 |
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そうですね、それがいいです。 |
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じゃあ、みんなで。
(みんなで広げる) |
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出てきた、チョコが。 |
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おいしそー。
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切り分けるのは、ぼくがやります。 |
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お、ここはスッと決まるんだ。 |
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8分割でいいですよね。 |
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ええと思います。
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ああ、みごとなナイフさばきで‥‥。 |
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いま、みんなの分が、
切り分けられ‥‥ました! |
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では、みなさん、召し上がってください! |
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いただきまーす。
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‥‥どうでしょうかね?
心待ちにして食べるケーキの味は。 |
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みなさん、どうです? |
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おいしい、おいしいです。
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しあわせ、しみじみ。
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すごいやわらかい。
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やわらかいのに、しっかりしてて。
ジャムの味もきわだってます |
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あんずジャムの酸味がね。 |
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男性陣はどうでしょう。
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うまいっすね。 |
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‥‥なんか、あれ?
いつもよりおいしい気がする。 |
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え? 毎年たべてるのと違う? |
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おんなじ味のはずだよ? |
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うーん‥‥すごくおいしい。 |
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もしかしてベイさん、冷蔵庫に入れてません?
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‥‥入れてる。入れてました。 |
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あー、それですね。
ザッハトルテは
冷蔵庫に入れちゃいけないんです。 |
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そうだったんだ。 |
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そうですよベイさん。
涼しい場所に置いておくんです。
暖房のきいてない玄関とか廊下に。
それで一週間、保ちますから。 |
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さすがチョコ好き、その通り。
冷蔵庫に入れると固くなったり、
風味が落ちたりしちゃうんです。
だからそう、暖房のきいてない場所でね。
これができるのは冬だけ。
夏だととけちゃうでしょ? |
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なるほど。
あ、おいしいわ、やわらかくて。
これは毎年の応募の多さがうなずけます。
こんなにおいしいんだ。
毎年、冷蔵庫に入れて固くしちゃってた。
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そこは気をつけましょう。 |
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ザッハトルテというケーキは、
いろんなお店で売っていると思うんですが、
ほかのも食べたことあります? |
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あります、あります。 |
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ふつうザッハトルテは、
もっと濃いんですよね。 |
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そうそう。 |
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これは爽やか。 |
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わたしはこっちのほうが
日本人向けのような気がします。 |
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チョコ好きは言うことが違うね。 |
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そうですねー。
味を表現するって難しいですから。
なので今回も、
「こういうふうにおいしい」
と言葉を重ねるのではなく、
みんながうれしそうに食べてる様子を
紹介するのがいいのかなあと思った次第です。 |
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なるほどー。
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‥‥そういう意味では、田口さん。 |
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はい。 |
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おいしいですか?
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や、おいしいっすよ。 |
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田口さんはお酒がいける人だから‥‥
もしかして甘いの苦手? |
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いやいやいや、甘いのも好きなんです。
これもしっかりコクがあって、おいしいです。 |
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なるほど、
うれしさが顔には出ないタイプなんですね。 |
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すみません。 |
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じゃあ、ここはひとつ、
「おいしくてうれしい!」という顔をお願いします。 |
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え‥‥どんなん? どんなんやろ?
どんな顔やろ?
やっぱちょっと「驚き」入るんか?
うーん‥‥はいっ!
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わはははははは! |
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田口さん。 |
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はい。 |
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わざとらしい(笑)。 |
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ははははは。 |
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あ、それそれ、いまうれしそう!!
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はいー、ありがとうございましたー。
ほんとにうれしそう(笑)。
──こんなところで終わりましょうかね? |
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ですね。 |
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いやぁ、ケーキを囲んで
みんなでおしゃべりっていうのは、
ほんとにたのしいものですね。 |
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ですねー。
おいしいから、ひとりでぜんぶ
食べたい気持ちもあるけど(笑)。 |
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それはそれでまた、うれしいでしょうねえ。
あ、みんな食べ終わりましたか。
じゃあ、カメラに向かってえぇ‥‥。 |
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ごちそうさまでしたー!
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ザッハトルテの試食パーティは、
これにて終了いたします。
みなさんもザッハトルテの到着で、
「うれしく」なりますように! |