第5回
「ヤンキーの故郷」
我が街の、本八幡駅は、週末の
夕方ともなれば駅前がにぎやかだ。
ウンチずわりをするようなヤンキー系
若者で埋め尽くされるからだ。
ヤンキー系とはいっても、皆さんも知っているように、
絵にかいたようなリーゼントで学ラン、
あるいは特攻服のような高校生、暴走族はもういない。
つうか、もう、オッサンのではない、
旬の若者によるリーゼントというものは消滅したと
宣言されるべきだろう。
もう、若者の本格リーゼントを見かけなくなって
3年以上たつ。
漫画『ビーバップハイスクール』の連載は
まだ続いているけど、
あれは、歴史小説の分野なのだ。
チョンマゲものと同じなのだ。
漫画『工業高校バレーボーイズ』のような大人びた顔した、
オッサン高校生ももういない。
今のヤンキーは短髪でそこそこ小ぎれいにしている。
今冬季5輪スキーのジャンプのメダル奪取者などに、
典型的な今時ヤンキーが含まれていた。
いやあ、リーゼントの消滅で、
その生息状態が世間的に認知されなくなっていた
ヤンキーに、その姿を焼き付けたという意味では、
船木選手の功績はめちゃくちゃ大きかった。
女子選手も何人もヤンキー入ってたな。
しかし、体育系==ヤンキーかというと、
そういうわけではない。
ヤンキーは、暴走族に入るかもしんないという
雰囲気が基本で、体育系の学生臭さとはいちおう
区別されると思う。
上下関係がキビしいということに
いちおう共通点があるように見えるが。
僕の見聞によれば、暴走族のOBの力はそんなに
大きくない場合が多いという。
ヘタな先輩風ふかせようとすると、
クーデターに合う場合もあるという。
「先輩先輩ってウザイんだよ!」と
排斥されかねないのであ〜〜〜る。
なにより、今走ること自体が命がけであるので、
のんびりと序列を大切にして
いられないということもあるのだ。
暴走族については、例の特攻服を見なくなったので、
消滅に向かっていると思う輩もいるかと思うが、
全くもって健在。
いやあ、土日の京葉もけっこう熱いっす。
土浦筑波方面がスゴイらしいけど、
湘南爆走族と並ぶ、伝統の暴走区、総武地帯の暴走族は、
相変わらずなのだが、問題は、カッコが随分変わったこと。
例の4駆の中にも暴走体質のがいるとは思うが、
一番血を引いてるのが、低音を聴かせた爆音を響かせて
走る奴。
実は、そこでかける音楽は「ベース」あるいは
「マイアミベース」というのだが、そのベースを軸に、
新しいポップスに挑戦した野心作
「ラブ・オン・ザ・ベース」/
サエキけんぞう&ジ・エレキマッシヴを発表しました。
9月19日に発売したばかりッス
外資系レコード店にはあると思いまっす!!!
暴走族にもオススメっす!
テーマは環境ホルモンなどによる[精液減少反対!]っす。
買って聴いて!いや、聴いて買って!
どっちでもいいや。
いきなり宣伝になってすいませんっす!
この項、続くっす!