|
ごぶさたしとりました。 しばらくサラリーマン稼業が秋祭りのような賑わいで、 こっちのほうに 手がつけられませんでした。 お客さま本位の更新ができず、 みなさまのさみしいフィーリングを 募らせてしまっていたとしたら、 申し訳ございませぬ。 なにぶん放課後活動として、 「いつもさみしい問題」対策本部長の 看板を挙げておりますもので、 どうかご容赦くださいまし。 さて、 前回の更新で、 「血液型問題」をひと区切りにして、 「いつもさみしい問題」に戻ると、 そんな勇ましい宣言をしたのですが、 そうは問屋は降ろされなかったようであります。 美人コンテストの応募締め切り後に シャラポワが群れをなして来たような気分になりましたよ。 というメールの数々を みなさま方とシェアしたいと思います。
あらためて、わたくし、 「いつもさみしくない」O型ですが、 たしかに蚊によく刺される覚えがあります。 いまは水辺から離れた 蚊の少ない環境に暮しておりますが、 生まれ育ったところが、 鴨川と高瀬川に挟まれた ザ・新撰組な地帯でして、 蚊の量が半端でなかったんです。 しかも、一家は全員O型でしたから、 蚊にはお色気むんむん出してるような スポットだったんでしょうね。 夏になるとムヒを 日焼けあとのローションのように 全身に塗りたくって、 メンソール臭をぷんぷんさせて、 周りから浮いていたのを思い出しました。 この2世代読者の方、 情報提供どうもありがとうございました。 そして、さらに、 この「O型は蚊に刺されやすい」が、 「インドのO型は几帳面」に 結びつく報告をいただきました。
いやはや、インドでO型するのは、 たいへんな過酷な人生を送ることになるわけですね。 やはり血液型による 体質の差があるんでしょうかねえ。
ははぁ〜、 血液型によって特定の菌に対して、 強い弱いという傾向性があって、 それがもとで ある血液型特有の性格ができあがるという ストーリーは、 なんだか説得力があるんですよねえ。 その真偽はともかく、 やはり「血による説明」は、 ビジネスシーンでも日常生活でも 使い勝手ありそうですよね。 「血が原因で」と言った瞬間に、 生物としての大きな物語性に どんな説明も押し切られるようなところがあります。 なので、マーケティングリサーチでも きっちり血液型を尋ねてみるとか、 そういうやわな使用法もありますが、 むしろ本領を発揮するのは、 やりたくない仕事や家事を 押しつけられそうになった時でしょうね。 こういう時に、 ぶつぶつ小言のように、 誰に聞こえるでもない不平をつぶやいても、 効果は見込めませんから、 あえて毅然と血で主張しましょう。 「嫌です。 わたしの血が許せません!」 たぶん、こういうと、聞いた相手のほうは、 「あ、これは本人が言っているのではなく、 血が言わしめているのだね、ふむふむ」と、 嫌な印象を与えずに円満解決できるんじゃないかと、 あまり実使用をお薦めしませんが、 血の多角的使用法として提案しておきます。 念のため。 って、 なにの念なんだか知れないんですけれど。 さらに実践的な血液型情報をいただきました。
ついに血液型別ダイエット法ですか。 さらに人類史的な解釈つきですから、 凄みのあるダイエット法だなぁ。 このダイエット法っていうジャンルも、 血液型ネタに劣らず、 さまざま出尽くした感があるくせに、 乾いた雑巾をさらに絞るような 企業努力がなされてますよね。 「インシュリンダイエット」と科学フレーバーを入れたり、 「手抜きダイエット」と主婦感覚を入れたり、 流行りのダイエット法は いつも必ず生まれるわけですが、 たぶん一番魅力的なのは、 「飽食ダイエット法」だと わたくしは思うのですが、 いかがでしょう? また、いただいたこのメールで心配されている、 A型、B型、O型の家族の ダイエットご飯ですが、 そりゃ決まってますよ、 ミルク鍋です! B型のお母さんは、ミルクベースのスープを飲み、 A型のお父さんは、野菜とミルク雑炊をしめに食べ、 O型のお子さまは、たらふく肉ばっかりです。 鍋って、すばらしいですね。 さて、第19回にご紹介した、 「実はO型は最も新しい血液型」の説への 異論をいただきました。
サルが二足歩行の練習をしているところを想像すると、 なんともおかしいわけですが、 それはともかく、 こうなってくると、 O型が一番新しいのか一番古いのか、 わたくしでは判断つきかねる! どなたか、現在の血液型の発生についての 第一人者という人が近所にいらっしゃいましたら、 ぜひご一報ください。 さらに、輸血に基づく「O型はいつもさみしい説」に ていねいな異論をいただいております。
いやぁ、 まるで「いつもさみしい問題」理系スペシャル! ためになります。 あんまりこういう知識が役立つような場には 出くわしたく無いと願うものですが、 どうもありがとうございます。 あらためて、 血のギブアンドテイクから 「O型はいつもさみしい」を 説き起こすのは、 むつかしいと思い知りましたです。 そんなことで、 血にまつわるメールあれこれをご紹介しました。 血の話って、 濃ゆい盛り上がりをするものなんだなぁと、 つくづく感心しました。 血も出尽くした感もありますし、 そろそろ「いつもさみしい問題」も 「いつもさみしい」を本題に取り上げつつ、 エンディングの方向を検討しております。 そのため、 あらためて「いつもさみしい」について、 なにか言っておきたいという方、 この際、ぜひふるってメールください。 「いつもさみしい論文」でも、 「いつもさみしいエッセイ」でも、 「いつもさみしいポエム」でも、 「いつもさみしいアート」でも、 なんでも受けとめますので、 みなさまがたの「いつもさみしい」想いを 吐き出していただければ、 「いつもさみしい問題」も 成仏するのではないかと思います。 どうぞよろしくお願いします。 |
■件名を「いつもさみしい問題。」にして、 postman@1101.comまで、 ぜひ感想をくださいね! ■このページを 友だちに知らせる。 |
2004-10-13-WED
戻る |