ナメコといえば『なめこインサマー』という
エッセイ集が出ているのだが、そこに書いたナメコ料理は
「さっと煮てめんつゆであえる」
というものであり、まったく逃避にならない。

久しぶりに本上まなみさんとお会いする機会があり、
「奥多摩の知人からもらった朝採れのもの」というナメコを
おすそ分けしてもらった。
粒が大きく、おいしそうだ。

それとともに、肌寒くなってきたためか、
カレー南蛮が食べたい気持ちだった。
もちろんそばでもうどんでも、丼でもいいのである。
そこにナメコはどうだろうか。
「キノコカレー」は存在するわけだし、
ナメコそばもおかしくない。
キノコと「あんかけ」もふつうにお友達だろう。

【材料】
・ナメコ
・煮豚
・ネギ
・スナップエンドウ
・ごはん

煮豚は作り置き。
かつおだし、めんつゆで具を煮て、
白玉粉、片栗粉、カレー粉を水でといてとろみをつけた。
白玉粉は冷凍庫に残っていたので、小麦粉がわりに使った。

ナメコ、何の問題もなし。
それどころか、カレーあんの中で
独特の野性味がしっかり自己主張し、
肉に負けない存在感を出している。
広い世の中、すでに「ナメコカレー南蛮」を売っている
おそば屋さんもあるかもしれませんね。

2009-10-29-THU
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