サガコ、気功教室へ同伴するの巻の1
ほぼにちは。
「逆襲のサガ」ではお世話になりました。
すっかり健康を取り戻した高田馬場サガコです。
最近、なんだか微妙に鼠穴へ通うようになりまして、
充実して充血した日々を送らせていただき候。
悩んで学んで、結構くたばったりして、
ふがふがと元気印。
今後とも、時々ですが、よろしくどうぞ。
さて、そんなとある月曜日、
私が鼠穴でぼへら〜としていると、
隣の和室、こたつデスクでお仕事をしていたdarlingが
いきなりぐおっと吠えました。
「おい、サガコ、暇か!?」
「はいっ」
「じゃ、気功教室、来いよ!見に来いよ!」
なんとも男らしい、勢いのある誘いっぷり。
そのあまりの男ぶりに、私は当然速攻で、
「そりゃあ行きますとも!」と
元気良くお返事いたしました。
そうするとdarling、にやり。
「じゃ、気功教室のコンテンツ、
今回は君が原稿書くようにね」
「はぇっ!?」
つーわけで、見事に乗せられて、
あ〜れよあれよという間に、
サガコは秦先生の気功教室へと連れ去られにけり。
未知の領域・気功ワールドへ
足を踏み入れることになったのです。
現場に着くと、既に生徒さんは皆集まってらして、
小さな教室は定員ぎっしり。
どうやら大盛況のようです。
糸井さんが加わると、もうスペースは結構キツキツ。
これじゃ父兄参観よろしく、見学で精一杯かな、
と思っていると、
「一番後ろになっちゃいますけど、
体験していかれたらいいですよ」
と、お弟子さんが予備のおざぶを用意してくださって、
ラッキー!
サガコも教室の一番後ろで、気功初体験しちゃうことに。
わーい、わきわき。頑張るぞー。
darlingも観察しながらだから、
ちょっとせわしいけどね。
しかし、頑張るとはいっても、
特に力むことは何もありませんでした。
以前の原稿にも書かれているとおり、まずは
真っ暗に照明を落としてくつろぐだけの
「外気功」からスタート。
これは確かに気持ちヨロシかった。
めっちゃヨロシかった。
だんだん力が抜けてリラックスしてくると、
手のひらの真ん中ぐらいが、
ぽわぽわ〜ぽわぽわ〜としてきて、
ほんの少しだけど、
手の皮膚が「もじぃ〜ん、もじぃ〜ん」
て感じになってくるの!
むむ、これが気の流れというものか?
それとも「気だ!気なのだ!」
という気負いがもたらすただの自己暗示?
しかしどっちにしたって、
妙に体温が上がってくるのが分かるし、
気持ちが楽になっていくのは確かなんですよ。
なんだろう・・・。
その心地よさは、
明らかにちょっと
「快楽」とか
「悦楽」の領域に
踏み込んでいたような気がする。
本能がくつろぐ、って感じかも。
なんだかとってもとってもゆるんじゃったのでありました。
さて、たゆたうムードな
ヒーリングの「外気功」が終わりましたら、
今度は緩やか〜に体を動かす「内気功」へ突入です。
これは先生からの気をただ与えてもらっていた
外気功と違い、自ら動いて、
気を身体に入れたり出したりする、ってことらしい。
エアロビみたいに先生の真似をして
身体をゆっくり動かしながら、
天の気、地の気を意識する。
むーん、darlingの顔もなかなかに真剣ですぞ。
写真撮影が出来なかったのが、残念なほど。
先生の真似をして繰り返して、
だんだん動きが理解できてきて、
自分の動きがスムーズになってくると、妙に嬉しくなって、
テンションが上がっていくサガコ。
何だか自分で自分が新鮮でした。
子供の頃は「ラジオ体操なんて格好悪ぃぜ」
とか言っちゃって、
誰も気にしちゃいないような体裁ばかりを気にして、
こういうものには悉く反発していたけれど、
いつの間にか「倣って、真面目に、やる。」ってことが
恥ずかしくない年頃になってしまっていたみたい。
おそらく
「♪ラジオ体操第二〜 手足の曲げ伸ばし〜」ってのを、
今のわたくしならば、堂々と正しくがに股でやるはず。
間違いない。
とにかく恥ずかしがってる場合じゃありませんでした。
darlingもサガコも、ひたすら一生懸命動く。
気を感じて、身体の中を通すために。
太極拳的な、無音の、のろーい動作もあれば
握りしめた拳を地面に向かって解き放つ一瞬に、
全員一斉に気合いを込めて
「はっ!!」
なんて、とってもやかましいのもあったりして。
ドラゴンボール風に言うと
「破っ!」
な感じね。
吹っ飛ばしたい!とか、瓦割り!って感じなのね。
ひとつひとつの動作が緩急激しいから、
呼吸のリズムを真似するのもこれまた一苦労。
なんだかじんわり汗も出てきて、むふぅ・・・いい感じ。
しかし、今日のメインイベントは、
実はこの後に控えていたんですよ。
秦先生が、ふと思い立って、
組み込んじゃった新メニュー。
それによって、
今世紀最大の衝撃のシーンを目撃することになろうとは・・・。
その時は、思いも寄らなかったんですなぁ。
(気を持たせつつ、つづく)
|