- 伊達
- わざわざお越しいただいたのにすみません、
なんだか、こんな場所で。
- 富澤
- ほんとにね、倉庫みたいでしょ。
- ───
- いえいえ、とんでもない。
お忙しい中ありがとうございます。
先日の気仙沼市民会館での
さだまさしさんのコンサート、観ました。
びっくりしました。
まさかおふたりが出演すると思ってなかったので。
サプライズだし、すごくおもしろいし。
- 伊達
- ありがとうございます(笑)。
- 富澤
- 同じ会場ですよね?
「気仙沼さんま寄席」も。
- ───
- そうです、気仙沼市民会館です。
- 伊達
- 気仙沼市民会館って、避難所になってたんですよね。
ぼくら、震災直後に行ってるんですよ。
- ───
- そうだったんですか。
それはなにか、慰問のようなかたちで?
- 伊達
- いや、あのときは、
慰問ということさえもできなかったんです。
まだみなさん、
ご家族を探しているような状況でしたから。
- ───
- ああ‥‥。
- 伊達
- だれも笑いを求めていません。
ですからぼくらは、
番組のロケでお邪魔するという、
それだけで行っていました。
- 富澤
-
みなさんが集まっている場所には
元気な人もいますけど、
行方不明の方を探しているご家族もいますから、
その状況でお笑いっていうのは、やっぱり‥‥
- ───
- はい。
- 伊達
- 仙台ではわりと早い時期から
ぼくら単独ライブをやってたんですよ。
でも、沿岸の地域ではなかなか‥‥。
- 富澤
- なかなかね。しばらくは。
- 伊達
- なんて言うか‥‥
「笑いが求められていない」っていうことが、
そこに行けば空気でわかるんです。
- ───
- そうでしたか‥‥。
ですが4年経った今‥‥
この前の、さださんのコンサートでは、
おふたりのネタが
すごく求められていると思いました。
- 伊達
- (笑)あのときはもう、
やる!って決めて行きましたから。
- ───
- みんな大笑いで、盛り上がって。
- 富澤
- ありがたかったですね。
- ───
- ですから今回のさんま寄席も、
「たのしんでください」を
素直に言えるイベントにしたいな、と。
- 伊達
- はい。いいですね。
- ───
- イベントぜんたいのテーマを、
「ようこそ、ありがとう。」
というものにしました。
- 富澤
- ようこそありがとう。
- ───
- 志の輔師匠と糸井の
打ち合わせで決まったテーマです。
お客さんは「また行けてありがとう」、
地元の人は「来てくれてありがとう」、
志の輔さんに会えて「ありがとう」、
サンドウィッチマンさんに会えて「ありがとう」。
だからテーマは、
「ようこそ、ありがとう」。
- 伊達
- おー、いいですねぇ。
- ───
- 「気仙沼さんま寄席」は
今回で3回目なのですが、
ついにサンドウィッチマンさんに
ご出演いただけることになりました。
- 伊達
- いやいや、ぼくらにしてみれば
念願の、さんま寄席です。
- ───
- ああ‥‥。
そう言っていただけて、ほんとうにうれしいです。
- 伊達
- こちらこそ、
仲間に加えていただいて光栄です。
志の輔師匠と同じステージだなんて‥‥なぁ。
- 富澤
- うん。
- ───
- 新緑の季節に、
気仙沼でお会いできることを
たのしみにしています。
- 伊達
- その季節だと、あのほら、ツリーハウスは?
- ───
- 行けます! 遊べます!
つつじが満開のころなんです。
- 伊達
- わあー、行きたいなぁー。
- 富澤
- ねぇ、せっかくだからね。
- ───
- お時間があれば、ぜひお越しください!
では最後に、
来てくださるお客様にむけて
動画でメッセージをいただけますでしょうか。
- 伊達
- もちろん、いいですよ。
- ───
- じゃあ、
こちらのカメラに向かって、お願いしまーす!