谷川俊太郎質問箱  冬だよ! ツアー質問箱の巻
質問 六  私は会社員として、十年働いています。 会社員は、何時から何時まで働きなさいと 決まっています。 仕事は仕事、プライベートはプライベートで、 気持ちの切り替えが楽です。 けれども、作家や詩人のみなさんは、 四六時中いろんなことを考えていらっしゃるのかな、 というイメージがあります。 私たちのように区切りがないから、 息抜きの時間を作るのは たいへんなんじゃないでしょうか。 息抜きや区切りを どんなふうになさってるのか、訊いてみたいです。  (菅谷奈々子 三十歳)
谷川俊太郎さんの答え  物書き商売は「マイ区切り」を アドリブで作れるので楽です。 いつでも好きなときに仕事を中断して、 テレビ見たりできるし、散歩にも行けます。 息抜き中も何か思いつけば 紙切れにメモを書いておけるし、 眠ければ昼寝したっていいんです。 ぼくはちかごろ 自分のスケジュール調整や 送られてくる郵便、ファックスの処理に忙しいので、 暇を見つけて詩を書くのが 息抜きになってます。
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2010-01-06-WED
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