開店のごあいさつ。

思えば遠く来たものだ。
最初に、
自分たちのユニホームがわり、
執筆者の皆さんへのお礼がわりにつくったTシャツから、
約3年の月日が流れました。
この間、Tシャツを2回、
「ほぼ日永久紙ぶくろ」を2回、
ほぼ日フレンチパーカーを2回、
「ほぼ日マーケティング局」の内職のようにして
通信販売させていただきました。
我田引水のようではありますが、
入手された方々には好評で、
つくったぼくらも大喜びでありました。

ただ、ご推察のとおり、
なにぶんにも、「じぶんたちのほしいもの」をつくって、
それを、多くの人にお分けするというスタイルが
出発点であったために、
少しずつスキルアップはしてきたものの、
趣味なのか仕事にするつもりなのかわからない状態で、
ここまで大きくなってしまいました。
ま、図体のでかい子供みたいなものです。

しかし、ずっとこのままではいけないと、
考えてはきたのです。
素人は素人なりに、
ビジネスから出発して通信販売をする道とは別の、
「つくりたいものがあり、わけあいたいものがある」
というところから、ビジネスに至る道もあるのではないかと
模索はしていたのです。

とにかく、できることしかできないし、
「通信販売でやりたいこと」の分量も、
たいして多くはないのですが、
「これからもやっていける体制」をつくっていくことに、
もっと熱心になろうと相談がまとまりました。
そこで、調査や実験がメインのつもりの
「ほぼ日マーケティング局」としてやっていた通販を、
ちゃんと売っていく店として再起動させます。
それが「ほぼ日ストア」であります。


2001-03-30