海外の絵本を、たくさん見られる場所。
今回、「おとぎ話の世界から。」というテーマで
あみぐるみ作品をつくるにあたって、
タカモリさんと、われわれ「ほぼ日」スタッフは
そんな「場所」を、探していました。
たくさんの絵本、絵本がたくさん‥‥。
いろいろと調べていくうちに、
上野にある
国立国会図書館国際子ども図書館、
という存在を知りました。
国内外、30万冊以上の蔵書を誇る、
国立の児童書専門図書館です。
この図書館に到着するや
タカモリさんは、キラキラとした表情で
絵本を手にし、
ゆっくり、ページをめくっていきます。
なかでも、ロシアの作家の作品を
真剣に眺めていたのが、印象的でした。
※許可を得て撮影しています。
われわれ「ほぼ日」スタッフも、
しばし時間を忘れて、いろんな絵本を渉猟。
おじゃましたのが
アジア以外の海外の作品を収めている
「第二資料室」だったので
文字の読めない作品ばかりなんですが
もう、絵を見るだけで大満足。
ほんとうに
ぜいたくで豊かな時間を過ごすことが
できました。
ちなみに
明治39年に「帝国図書館」として建設された
この図書館は、
その蔵書の質・量だけでなく
建物じたいも、素晴らしいものでした。
20世紀初頭、明治30年代というと、
日本が、どんどん国力をつけていった時期です。
そんなエネルギーに満ちた時代に
国が、本気を出してつくった建物なんだな、
ということが、
建物の中の、さまざまに凝った意匠から
感じ取ることができました。
なんというか、どっしりとしていて
自信に満ち溢れているような建物、なんです。
本当にすてきな空間だったので、
みなさんにも、ぜひ、行ってみてほしいです。
あまりにこの場所が気に入ったタカモリさんは
後日、ぼくらにないしょで
もう一回、絵本を見に行ったそうですよ。
国立国会図書館国際子ども図書館の
ホームページはこちら。
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2012-04-06-FRI
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