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吉川区の環境+永田農法 |
お酒をつくるときは、
食べるお米とは違う
「酒米」と呼ばれるお米を使います。
「有りがたし」の原料のお米は、
酒づくりに適した、
「酒米の王様」とまで呼ばれる
山田錦という品種です。
この米を、農薬や肥料をほとんど使わない、
「永田農法」で作っています。
吉川区は永田農法にはもってこいの土地。
風通し、日当たりは抜群だし、
育てている水は、尾神山っていう
ブナの原生林を持ってる山の
「伏流水」を使っているんです。
もう、稲が病気になろうっていっても、
なれないくらいの、いい環境で育ててるんです。
だからほとんど農薬は使う必要がありません。
おまけに、永田農法で育てているから、
肥料っていう肥料もほとんども使いません。
酒づくりには、この「肥料」ってやつが
すごい影響するんですよ。
肥料をたくさん使ってつくった米は、
米の表面に近いところにタンパク質が多くできて、
それがお酒の「雑味」(よけいな味)に
つながっちゃうんですね。
だから「大吟醸」をつくるときなんかは、
お米を30%くらいまで削るんです。
7割を、捨てなくちゃいけない。
でも、吉川区の酒米は永田農法で作っていて、
よぶんなタンパク質をほとんど含んでないので、
「有りがたし」には
米の90%を使うことが出来るんですよ。
90%というとどのくらいかと言えば、
糠も胚芽も完全に残っている状態のこと。
これ、お酒をつくるときの常識からは
考えられないことなんです。
吉川区のいい環境と
「永田農法」がなければ
ありえなかった酒米なんです。
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