ぼくらが新しい仕事場に引っ越しをするとき、 いつか展覧会をはじめよう、と思っていましたが、 でも、オープニング記念企画にふさわしい、すばらしい作家と出会えました。「えつこミュウゼ」さんです。 この作家のユニークでポップな魅力を、まるごと感じてもらえるような展示の方法をと考えていて、版画としてカンバスや紙ではなく「シャツ」に印刷するというやり方を採用しました。シルクスクリーンやインクジェットの技法を最大限に発揮して、満足のいく表現になりました。 仕事の場の一部分という場所での、不思議な作家の、奇妙な展覧会となりましたが、このおもしろみを、まるごと感じとっていただけたら幸いです。 なお、100号サイズの、カンバスに描いた新作も展示いたしますが、この大きさは「Tシャツ」にするのは無理なので、そのまま会場に展示させていただきます。 どうぞ、「えつこミュウゼ」という作家の妖しくも愛らしいスピリットを、ふんだんに浴びてください。 「スペースAOYAMA」代表 糸井重里 |
今回、わたしたちはアーティスト・えつこミュウゼが描いた原画から、全16点の版画作品をつくりあげました。 また、今回は作品を所有し、鑑賞することを目的とするのではなく、身につける、つまり着ることができるアート作品ということで、わたしたちはそのカンバスに「Tシャツ」を選びました。 |