特集
シルクの寝具の魅力とは
ねむれないくまのためにの定番アイテム、
「くまのさかだちまくら」に、
シルクのまくらカバーが仲間いりします。
開発してくださったのは、
「くまのさかだちまくら」を手掛けた、
寝具メーカーのディーブレスさんです。
今回の寝グルメマガジンでは、
ディーブレスの
松浦綾さんと石井かずみさんにうかがった、
「シルクカバー」の特徴や魅力をお届けします。
くまのさかだちまくら専用
「シルクカバー」誕生!
──
おかげさまで大変ご好評いただいている、
ねむくまの定番アイテム、
「くまのさかだちまくら」にあたらしく、
シルク素材のカバーが仲間入りしました。
一同
拍手
──
つくってくださったのは、
寝具メーカーのディーブレスさんです。
今日は、ご担当の石井さん、松浦さんに
おこしいただきました。
石井、松浦
よろしくおねがいします。
──
さっそくですが、
見せていただいてもよろしいでしょうか。
松浦
はい。
こちらです。
──
わ、きれい‥‥!
やはり、シルクならではの光沢がありますね。
──
色も、とてもすてきです。
「くまのさかだちまくら」らしいブラウンで。
石井
山梨県の富士吉田市の工場で、
ていねいに糸染めをしてもらいました。
松浦
「くまもとろけるふとん」のブラウンとも、
よくあうと思います。
──
いいですねぇ。
さかだちまくらは特徴的なかたちをしていますから、
シルク素材でカバーをつくるのは、
難しかったのではないでしょうか。
松浦
そうですね。
今回はシルクの特製を活かすために、
布帛生地を使用しています。
布帛は、ニットのような伸縮性はないので、
従来のパイルのカバーと同じようにはいきませんでした。
「シルクカバー」では、耳の部分にマチをつけて
さかだちまくらのかたちに、
よりフィットするようにしています。
──
この部分ですね。
松浦
はい。
マチのおかげで、
取りつけ、取り外しもしやすくなりました。
耳の部分からいれていただくと、つけやすいと思います。
──
(カバーをまくらにとりつけてみる)
あ、ほんとうだ。
左右の耳の部分からいれると、かなりスムーズに。
石井
そして、ネームもいつもとはちがいます。
シルクに合わせた特別仕様です。
──
おお、ちょっとリッチだ(笑)。
すこし光沢のある織りになっていて、
かわいいです。
シルクは
寝具にぴったりの素材
──
この「シルクカバー」はねむくま初の
シルクのアイテムです。
あらためておうかがいしたいのですが、
シルクには、どんな特徴があるのでしょうか。
石井
ごぞんじのようにシルクは、
蚕から作られる天然の素材です。
蚕の糸は、私たちの髪や肌とおなじ
アミノ酸で形成されています。
肌への刺激がとても少ないので、
寝具などの肌に直接触れる製品と
とっても相性がいいんです。
──
なるほど。
まさに、まくらカバーにぴったりというわけですね。
石井
ええ。
摩擦も他の素材に比べて少なく、
保湿性も高いので、肌や髪にやさしいんですよ。
松浦
あと、個人的にうれしいのが、
頬に寝あとがつきにくいことです。
──
わ、それはうれしい。
朝起きたときに、
ほっぺにくっきりと布のシワがついてしまっていること、
ありますよね(笑)。
松浦
はい(笑)。
シルクはハリ感のある生地ですから、
シワがつきにくいんです。
シルクは一年中おすすめ
石井
シルクは吸湿性にもすぐれています。
ベタつきやムレがすくないので、
眠っているときに不快感を感じにくいんです。
松浦
綿の約1.5倍の吸湿性があると言われています。
──
綿よりも!
夏でも快適に使えそうですね。
石井
夏はもちろん、
シルクには適度な保温性もあるので、
オールシーズンおすすめです。
──
一年中つかえるのは、うれしいです。
シルクスキンで
使いやすい
石井
ずっとシルクのお話だけをしていましたが、
実はこの「シルクカバー」、
シルクとコットンを
組みあわせて織り上げた生地なんです。
──
あ、そうなんですね、
100%シルクではない。
それは、やはり、あえて?
石井
ええ。
「シルクスキン」と呼んでいる生地です。
──
シルクスキン。
石井
シルクとコットン、
それぞれの素材のいいとこどりを目指して、
開発した生地です。
──
組みあわせることで、
どんな効果があるのでしょう。
石井
デリケートなシルクを、
より手軽にお使いいただけるようになりました。
──
ほう。
石井
たとえば、お洗濯です。
シルクを洗うのって、
一般的に難しいと言われているんですが、
コットンと一緒に織り上げることで、
シルクの肌触りはそのままに、
ご自宅でも洗っていただけるようになりました。
──
おー、それはありがたいです。
まくらカバーは頻繁に洗うものですからね。
石井
ええ。
このシルクのカバーは、
たて糸にコットンを、よこ糸にはシルクを
使用した構造になっています。
さらに、より立体的にシルクを織り込めるよう、
「朱子(しゅす)織り」を採用しているので、
表面にシルクが出るようになっています。
──
(図をじっくり見て)なるほど、なるほど‥‥。
このよこ糸が、シルク。
松浦
そう、「朱子織り」のおかげで
肌に触れるところは、ほとんどシルクなんです!
──
コットンの丈夫さをもちながら、肌触りはシルク。
まさに、シルクとコットンのいいとこどりですね。
お洗濯には中性洗剤を
──
自宅で洗えると聞いて、安心しました。
シルクってデリケートなイメージがあって
お手入れが難しそうだな、と思っていましたから。
松浦
はい。
難しくはないのですが、ひとつだけ、
気をつけていただきたいことがあります。
──
なんでしょう。
松浦
お洗濯の際は、
必ず中性洗剤を使うようにしてください。
──
中性洗剤。
松浦
ええ。
一般的によく見かけるものだと、
「エマール」などのおしゃれ着用洗剤です。
シルクは中性洗剤で洗わないと、
この光沢が失われ、ガサガサになってしまうんです。
──
そうなんですか。
石井
はい。
シルクの繊維の特徴によるものなので、
構造について、すこし説明しますね。
──
おねがいします。
石井
シルクの断面は、このように層になっています。
石井
一般的な洗濯用洗剤であらってしまうと、
この、いちばん外側のセリシンという部分が、
溶け出してガチガチに固まってしまうんです。
──
なんと‥‥。
固まってしまうと、もとには戻らないんですか?
松浦
一度固まってしまうと、やはり難しいです。
──
せっかくのつやつやシルクですから、
大切に使いたいです。
お洗濯、気をつけます。
松浦
お洗濯を気をつけていただければ、
シルクはほんとうに長くお使いいただける素材です。
このくまのさかだちまくらの「シルクカバー」も
みなさんに長く使っていただきたいです。
──
はい!
さかだちまくらと「シルクカバー」のセットはもちろん、
カバー単品でも販売しますので、
すでに、さかだちまくらをお使いいただいている
みなさんにも、ぜひおためしいただきたいです。
松浦
そうですね、
たくさんの方に使っていただきたいです。
──
くわしく教えていただいて、
ありがとうございました。
石井、松浦
こちらこそ、
ありがとうございました。
(おわります)
眠りのなやみ、
おしえてください。
日ごろ、眠りについて気になっていること、
疑問に思っていること、困っていることはありませんか?
ささいなことでもかまいませんので、ぜひ教えてください。
「ねむくま」編輯部と、顧問の三橋美穂さんが、
いっしょに調べて回答します。
寝グルメじまん、
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そんなノウハウやグッズがあったら、ぜひ教えてください。
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