2024年の「海大臣」選定会では、
「海大臣はそのまま食べてもおいしいけれど、
お料理に合わせるとさらにおいしくなりますね!」
と、そんな声があがりました。
そうなんです、「海大臣」は、海苔のおいしさをいかしながら、
ほかの食材も引き立てちゃうんです。
そこで、フードスタイリストの飯島奈美さんによる
ことしの海苔レシピのテーマは
「いつものごはんが、もっとおいしくなる」。
「こんな食べかたもあるんだ!」という発見がある、
そんな5つのレシピが登場です。
いずれもシンプルで、とってもおいしい。
ぜひ、ためしてみてくださいね。
ちなみに今までの「海大臣」レシピも、
このページの下のほうからごらんいただけます。
いろんな料理が並んでいますので、
こちらのレシピも
ごらんになってくださいね。
写真=大江弘之
小さい海苔巻き
なかに入れる具材はご家庭にあるもので。
コンビーフやツナ、きんぴらごぼうを合わせて、
おいしいですよ。
材 料2人分
- 温かいごはん‥‥300g
- 酢‥‥大さじ1と1/2
- 砂糖‥‥大さじ1/2
- 塩‥‥小さじ1/2
- 海大臣‥‥3枚
- (お好みの具材)
-
だし巻き卵、昆布の佃煮、塩昆布、
梅(たたく)、たくあん(細切り)、きゅうり(細切り)、
大葉(縦半分に切る)、白ごま
A
- 1
ごはんに(A)を加えて、すめしをつくります。
- 2
「海大臣」は横2等分に切り、
その上に①のすめしを手でうすく広げます。 - 3
ごはんの上にお好みの具材をのせ、
たてに3等分に切り、くるっと巻いて仕上げます。
かっぱ丼
かっぱ巻きのおいしさを、どんぶりに仕立ててみました。
さっぱりといただけるので、
食欲のない夏にもおすすめです。
花穂じその代わりに大葉の千切りを添えても。
おいしさがある1品です。
お酒の〆にもぴったり。
海苔をたっぷりとかけてどうぞ。
材 料2人分
- 温かいごはん‥‥どんぶり2杯分(300~400g)
- きゅうり‥‥2本
- 花穂じそ‥‥適宜
- わさび‥‥適量
- しょうゆ‥‥適量
- 海大臣(細切り)‥‥適量
- 1
きゅうりはかつらむきにして、千切りにします。
しょうゆにわさびを加え、溶きます。 - 2
器にごはんを盛り、きゅうりをのせます。
わさびしょうゆをかけて、花穂じそとわさび、
「海大臣」を散らします。
鶏そぼろ丼
豆板醤の代わりに、甜麺醤と五香粉を加えて
台湾風の味付けに仕上げるのもおすすめですよ。
また違ったおいしさを味わえる一品です。
材 料2人分
- 温かいごはん‥‥どんぶり2杯分(300~400g)
- 鶏ひき肉‥‥200g
- 酒‥‥大さじ1
- しょうゆ‥‥大さじ1
- 砂糖‥‥小さじ1/2~1
- 豆板醤‥‥小さじ1~1と1/2
- 海大臣(もんで細かくする)‥‥適量
A
- 1
鍋に鶏ひき肉と(A)を入れ、
混ぜながら中火にかけます。 - 2
ぐつぐつと沸いてきたら火を弱め、
汁気がほとんどなくなるまで煮ます。 - 3
器にごはんを盛り、その上にそぼろをのせ、
「海大臣」を散らします。
鶏茶づけ
「追い海苔」をしながら食べてくださいね。
お好みでコショウの代わりに
山椒を散らしてもおいしいですよ。
やさしい味わいの鶏だしが
体にしみるわたるおいしさです。
朝食や夜食としてもおすすめです。
材 料2人分
- 温かいごはん‥‥どんぶり2杯分
- 鶏肉(手羽中)‥‥300g
- 水‥‥600~800ml
- 塩‥‥約小さじ1
- 青ネギ(小口切り)‥‥適量
- 海大臣(もんで細かくする)‥‥適量
- 白こしょう‥‥適量
- ごま油‥‥適量
- 1
鍋に鶏肉と水を入れて中火にかけ、
沸いたらアクを除き、弱火で10分ほど煮ます。 - 2
鍋から鶏肉を取り出し、
粗熱がとれて触れられる温度になったら
骨から身を外して、ほぐします。
鶏だしは塩を加えて味を整えます。 - 3
器にごはんを盛り、ほぐした鶏肉をのせ、
温めた鶏だしを加えます。
仕上げに青ネギと「海大臣」、白こしょうを散らし、
ごま油を回しかけます。
冷たいお蕎麦
お蕎麦の代わりに冷たいそうめんや、うどん、
細めのパスタ(カッペリーニ)を合わせてもおいしいですよ。
濃厚な味わいの冷たいお蕎麦です。
細かく刻んで叩いた青ネギとオリーブ油を合わせて
ネギソースをつくります。
材 料2人分
- そば‥‥2人前
- 粒うに‥‥1瓶
- 卵黄‥‥2個分
- うすくちしょうゆ‥‥適量(味を見ながら加えてください)
- 青ネギ(青いところ)‥‥1/3束
- オリーブ油‥‥適量
- とびっこ‥‥適量
- 海大臣(細切り)‥‥適量
A
B
- 1
(A)は小さめのボウルで混ぜます。
- 2
青ネギは細かく刻んでたたき、オリーブ油を混ぜ、
ソース状に仕上げます。 - 3
蕎麦は熱湯でゆで、ゆであがったら冷水でしめて
水気をしっかりと切ります。 - 4
蕎麦を器に盛り、(A)と(B)をかけ、
とびっこをバランスよく散らし、
中央に「海大臣」を添えます。
すめしと海苔で巻いて食べやすい大きさに仕上げます。
海苔をたっぷりと味わえる「海苔巻き」です。