

子供のころの記憶が蘇る、
ダントツおいしいカンパーニュ。
吉田パン工房「カンパーニュ」
とにかくここのカンパーニュが大好きなんです。
初めて食べたのは、以前、神田にあった
「ブラインドドンキー」というオーガニックレストラン。
コースのメニュー表に
「パンは京都の吉田パン工房のものです」
と書いてあり、出てきたのがこのカンパーニュ。
ひとくちいただいて、
「なんだ、このおいしいパンは!」
とびっくりしました。
検索をすると、パンセットを
お取り寄せできることがわかったので、
すぐ注文をしました。
セットにはカンパーニュもふくめて
いろいろなパンがはいっています。
子どもの頃、5年ほどドイツに住んでいたので、
パンと言えばライ麦や全粒粉などがふくまれている
黒パンと呼ばれるようなものでした。
物心がつく頃にいちばん食べていたものって、
自分の食の基準になりませんか?
日本だと小麦粉でつくられる白いパンが多いと思うのですが、
わたしは、黒パンと呼ばれる
いろいろな粉がまざっているパンの、
独特の香ばしさと味が好きだったんです。

その後、記憶の中にあるパンのおいしさを求めて、
「黒パン」のような色がついているパンを
いろいろと買っては、食べていたのですが、
なかなかこれ! というものは見つかりませんでした。
そしてこの吉田パンのカンパーニュに出会ったのです!
黒パンにありがちなパサツキがほとんどなく、
ちょっともちっとしていて、香ばしくて、
記憶のなかのおいしいパンにすっごい近いんです。
ドイツにいたときはフランクフルトの郊外、
クロンベルクという街で、
現地の小学校に通っていました。
2時間目が終わると、長めの休憩時間があり、
同級生たちが黒パンにハムをはさんだ
サンドイッチを食べている。
学校にほかに日本人が1人もいなかったんですけど、
まわりの子が食べてるものを食べさせてもらったら
「おいしい!」と思って。
「私もあれが食べたい!」ってすごい親に言って、
パンを持っていくようになりました。
ハムにもすごく種類があってそれぞれ味が違うから、
同級生にちょっともらって
「この味が好き! このハムはなに?」と聞いては
母親に「これを買ってきて!」って
すごい指定して買ってきてもらったりしてました。
何も知らない日本人の子にみんなもやさしくて、
いろいろ食べさせてくれたんです。
おいしいハムやパンの名前を教えてもらい、
ハムやパンの種類をどんどん覚えて、
わたしのサンドイッチも現地化していきました。

この吉田パンのカンパーニュは、
「子どものころ毎日食べてた思い出のパンに
ついに出会えた!」という感じなんです。
パンが届いたら、しっかり味わうために
おいしいハムも買いに行きます。
よく行くのは、渋谷の東急フードショーにある
「シュマンケル ステューベ」という
ドイツ系のハム屋さん。
ここで角切り肉が入ったビアシンケンや
レバーペーストを買います。
おいしいバターもたっぷり塗ります。
カロリーのことは考えません!
カンパーニュって生地に穴があいていて、
その穴にバターが入るのがまたおいしいんですよ。

吉田パン工房さんのカンパーニュは、
私の記憶を呼びおこしてくれることもあるのですが、
とってもおいしいと思うんです。
他のカンパーニュと比べても、イチオシです。
お取り寄せのパンセットは冷凍で届くので、
食べる前にトーストをしています。
そうすると香ばしさが際立って、
パンの香りと、おいしさを味わいながら食べています。
おそらく焼き立ては、そのままがおいしいので、
いつかお店にも行ってみたいです。