昨年、初登場した「ほぼ日手帳」のいとこ、
「ほぼ日手帳cousin(カズン)」(以下カズン)。
「オリジナル(※)」の約2倍の大きさで、
たくさん書けてたくさん貼れる、
それがいちばんの特徴でした。
2年目となる今年のカズンは、
強度、使い勝手、「ほぼ日手帳」らしさ、
の3つの面で、大きく成長を遂げました。
その成長ぶりをご紹介していきましょう。
※「オリジナル」とは、
「文庫本サイズ(通常版)」と呼んでいた本体の名称。
「ほぼ日手帳」の、2010年からの新しい呼びかたです。
昨年のカズンの製本方法は
辞書や百科事典などに使われる
「上製本」の本の綴じ方を
カズン用にアレンジしたものが採用されていました。
今年のカズンは、昨年よりも進化したものになるよう
印刷会社さんと話し合いながら
さまざまな製本方法を試しました。
その結果、今年のカズンの製本方法には
「上製本の綴じ方を、さらにアレンジしたもの」ではなく、
「上製本の綴じ方そのもの」を採用することにしました。
結果、このサイズの手帳では、
もっとも高い強度が得られたと思います。
また、「上製本そのもの」と同じ構造になっていますから、
カズン本体の外見は、
1冊の本のように見えることになりました。
左が2010年版カズン、右が2009年版カズン。
本文用紙より表紙がほんの少し大きい仕様です。
開くと背の部分に隙間が開く仕様は、安定感が増しました。
2009年版のカズンのカバーには
外側のポケットがついていませんでした。
つけたカバーも試作してみたのですが、
カズンの大きなカバーにポケットをつけると
出し入れする「口」が
どうしても大きくなってしまうため、
中に入れたものが落ちやすくなってしまうのです。
そんなわけで2009年版のカズンに
外側のポケットをつけることは見送られたのですが、
日々届くメールやアンケート結果によると、
やはり、「カズンの外側にもポケットを!」
という声は多かったのです。
そこで、2010年版のカズンには
外側にポケットをつけることにしました。
けれども、ポケットの構造は
オリジナルと変えていません。
つまり、「中のものが落ちるかも?」という
危険性はあいかわらず消えていないのです。
「落ちやすいけれども、
ポケットとして機能しないわけではない」
「多少、落ちやすいとしても、
外側のポケットがついていたほうがいい
と思う人が多いのではないか」
私たちはそういった議論を繰り返し、
こんな結論にたどりついたのです。
「落ちやすいことをきちんと伝えたうえで、
外側にポケットをつけよう!」
まだくわしくはナイショですが、
とある、インパクトの強い方法で、
中のものが落ちやすいということについて
注意をうながしています。
(どんな注意かは、手にしたときのおたのしみです)
2010年版のカズンのカバーには
外側にポケットがつきますが、
あんまり大事なものは入れないでくださいね。
大事なものを入れなくてはいけないときは、
外側ポケットが使えるようになった
「新しいカバー・オン・カバー」を使ってください。
カズンにおける「ほぼ日手帳」らしさの進化、
それは「日々の言葉」がついたことです。
(「日々の言葉」とは、
ほぼ日刊イトイ新聞のコンテンツの中から
名言、迷言を抜き出し、
1日ページにひとつずつ掲載したものです)
1年目のカズンには、
「よりたっぷり書けるように」という理由から
「日々の言葉」がついていませんでした。
しかし、カズンにも「日々の言葉」を望む声は多く、
2010年版のカズンを制作するにあたって
私たちは再びその問題と向き合うことになりました。
なにしろ、書き込むスペースがたくさんあることが
カズンの大きな特長です。
それを最優先するなら「日々の言葉」はないほうがいい。
けれども、「日々の言葉」は、
ある意味、もっとも「ほぼ日手帳」らしいもの。
検討を重ねた結果、2010年版のカズンでは、
1日ページに印刷するのではなく、
「毎日ひとつ 365の日々の言葉」という
カズン専用の別冊をつけることになりました。
オリジナル に収録されている
「日々の言葉」を完全収録した、
カズンにはさめるサイズの冊子です。
これなら書けるスペースはそのままに
「日々の言葉」を楽しんでもらうことができます。
2010年1月1日〜12月31日の言葉を同じ日に収録・全64ページ
1ページに一週間の読みやすいレイアウトです。
読み物としても十分楽しめる、
「365の日々の言葉」。
こちらは、今回カズンをお使いになる
すべての方にお届けしたい。
そこでオプションではなく
本体に付属させることにしました。
「ほぼ日ストア」で購入した場合も、
LoFtで購入した場合も、
手に入れることができます。
2010年、カズンを使う予定のみなさま、
「365の日々の言葉」をどうぞおたのしみに。
使い勝手のよさをさらに高めるために
いただいたご意見、ご要望を検討し、
以下の箇所を改良することになりました。
●週間ダイアリー
時間軸が7〜24時までの30分刻みになり、
細かい予定を書き込みやすくなりました。
これでコアタイムの時間もバッチリです。
●年間インデックス
2009年版は見開きで12ヶ月分でしたが、
2010年版は3ヶ月で1ページになり、
書ける量が増えて使いやすくなりました。
●1日ページ
オリジナル同様「秘密の縦ライン」が入りました。
●おまけページがつきました。
おまけページも充実しています。
(月の形とその名前、Time Table、Time&Planning、
Graph Paper、Fax Transmission Sheet、
東京糸井重里事務所の原稿用紙、Favorites、
Gifts、Adresses、満年齢早見表)
昨年のカズンは、ナイロンのカバーのみの全5種類でしたが、
2年目のカズンは、ナイロンカバー以外にも
定番の「千鳥格子」や「ブラウンドット」のプリント柄や、
黒革のTS ブラックが、ラインナップに仲間入りしました。
また11月には、人気のマキノコレクションが3種類出ます。
そして、今年は、カズン専用のオプションも増えました。
昨年、好評だった、カバー・オン・カバーや
下敷きはもちろんのこと、今回、初登場の、
「OHTOのクリアファイル」は、カバーにはさめて、
一緒に使うととても便利で、たのしいオプションです。
カバーのデザイン紹介や、オプション一覧を見ていただいて、
じっくりお選びくださいね。
※「ほぼ日手帳2010 cousin」は、
「カバー+本体セット」と、
「カバーのみ」、「本体のみ」の販売になります。
※「ほぼ日手帳2010 cousin」は、
全国のロフトでも取扱っております。
くわしくは、こちらをご覧ください。
※「ほぼ日手帳2010 cousin」は
「月曜はじまり版」のみの販売です。
「日曜はじまり版」はございません。 |
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