伊藤まさこさんが、大正11年創業のガラス工場である
松徳(しょうとく)硝子さんといっしょに、
手づくりガラスのコップと片口をつくりました。
テーマは「毎日使えるグラス」。
ふだん使いはもちろん、
きちんとテーブルセッティングした時にも
すんなりと溶け込んでくれ、
小さな手のひとにも馴染む大きさのグラスです。
ヒントになったのは、
伊藤さんがフランスのバスク地方で出会った
「ボデガ」と呼ばれる円柱型のグラス。
安定感のある使いやすさはそのままに、
より口当たりのよい、高品質なものを、と、
職人さんによる「手吹き」「型仕上げ」
そして削りや洗浄まで手作業でおこない、
このコップのかたちが生まれました。
余分なものをそぎ落としたデザインは
ガラスの透明感も手伝って、
どんな料理にも、またはどんな器とも
とてもうまい具合に馴染みます。
名前は、小さなものが「コップ」、
大きめのものは「タンブラー」です。
コップはもちろんふだん使いとして
お水や牛乳を飲むのにもいいですし、
ワインやお酒を飲むときに使うと
この薄さ、口当たりのよさを
より実感していただけると思います。
また、デザートグラスとして、
コンポートを盛ったり、
ヨーグルトを入れてもよさそう。
時にはオリーブを盛ってみたりと
器としても使えますよ。
タンブラーは、少しだけ厚手で、
容量もたっぷり。
毎日のスムージーや、
おおきなビアグラスにもおすすめです。
さらに、このコップをもとに、
「口がついていたらいいかも?」
「大きめもあったらいいね」
「デカンタも欲しい!」などなど、
伊藤さんと「ほぼ日」、そして松徳硝子の
担当者・齊藤さんと話し合いを重ね、
注ぎ口のついた片口も、
3サイズ、つくりました。
コップと同じ大きさのものを「かたくち」、
タンブラーと同じ大きさのものは「ミニデキャンタ」、
そして背の高いものが「デキャンタ」です。
その名のとおり、赤ワインをデキャンタージュするのに
お使いいただきたいほか、
サングリアをつくったり、レモン水を入れたり、
いろいろな使い方ができそうです。
コップも片口も、
それぞれ、まっ白な箱に入っています。
プレゼントに贈っても、
とても喜ばれそうです。 |