永田農法の野菜は、なぜおいしいのでしょうか。
おもにトマトを例にとって、永田農法のおいしさの秘密をお伝えします。

水やりをギリギリまで控えて永田農法で育てたトマトは、
空気中の水分を吸収しようと、茎の表面に、産毛を生やします。
香りも高く、トマト畑に近づいただけで、香ばしさを感じるほどなんです。
昔のトマト畑はこんな匂いがしたなぁ、と
懐かしく感じる方も、いらっしゃるかもしれません。


永田農法でトマトを育てると、その形さえ、変わることがあります。
はちきれそうなほどゴツゴツとした皮を見ると、
一般的なトマトとの違いがはっきりとわかります。

また、断面のようすも違います。
水と肥料を抑えてつくられた
永田野菜は、肉がびっしり詰まっていて、
内部に空洞がありません。
さらに、永田農法で育てたトマトを
水槽に入れてみると一般的なトマトが
水面に浮かんでいくのに対し、
永田農法で育てたトマトは、底に沈んでしまいます。

左が一般的な栽培法、右が永田農法で育てたタマネギです。
比べて見ると、根の密度や一本一本の太さに差があることがわかります。
永田農法では、
たくさんの根が効率よく肥料を吸収し、おいしい野菜を育てていくのです。