「横尾香央留のプレゼント展」会期中に
このページから『プレゼント(復刻版)』をご購入の方に
下記2点の特典を「プレゼント」いたします。
横尾香央留さんの直筆サイン
※書籍本体にサインを入れます。
+
オリジナルポストカード1枚
▲「横尾香央留のプレゼント展」のワークショップで使用される、
特製カードの中から1枚をプレゼント。
どれが届くかはおたのしみです。
『プレゼント(復刻版)』は、
ひとりの女性編集者の熱意によって
その出版が実現した一冊とも言えます。
版元イースト・プレスの安田薫子さんという
担当編集者がしたためたリリースからは、
この本を世に出したいという素敵な意気込みを感じました。
その思いは、わたしたちがはじめて
『プレゼント』を読んだときの気持ちに重なります。
この本をご紹介するのに、
これ以上のメッセージはないと思いました。
安田さんのリリースの一部を、最後に掲載いたします。
『プレゼント』復刊によせて
書籍『プレゼント』は、
横尾香央留さんが7年前に出した初めての作品集です。
手芸作家である著者が、
家族や友人・仕事仲間へ贈った
手づくりの「プレゼント」が掲載されています。
写真を撮影したのは、
木村伊兵衛写真賞を受賞したホンマタカシさん。
スタイリストは高橋みどりさん。
デザインには「広告批評」や明和電機の
アートディレクションを務める中村至男さん。
豪華な面々が制作に関わっています。
手芸本として「つくり方」も掲載し、
「見て・読んで・作って楽しめる」
充実の一冊だったのですが、
版元がなくなってしまったことにより
僅か二ヶ月で惜しくも絶版となりました。
一般の書店には置かれなくなってから、
横尾さんはご自身のイベントなどで販売を重ね、
知る人ぞ知る一冊として静かに読まれ続けていました。
▲プレゼントしそびれた赤ちゃん帽
今回の復刻企画は、
「絶版となった本書を、ふたたび書店へ並べたい」
「横尾さんのことを最近知ってファンになって方々にも
このすばらしい作品集を届けたい」
という思いから始まりました。
復刻にあたって、
新作8作品の撮り下ろし・書下ろしを加えました。
「増補」として横尾さんが用意した8点の新作と、
そのエッセイは、まさに粒ぞろいです。
ぜひ、前から後ろへ、
一作品ごとに文字を追ってみてください。
7年間の時を経て、横尾さんがどんな風に変化したのか、
「ものを贈る」という行為から
それが浮かび上がってくると思います。
▲本書・中表紙
『お直しとか』の連載で多くの読者を魅了した、
横尾さんの世界観は本書でも健全です。
キュートなのにどこか毒のある独特な作品たちと、
文学の香り立つエッセイは今にも通じるところがあります。
『お直しとか』で横尾さんの魅力に
ノックアウトされた方々にも、
きっと楽しんでいただける自信があります。
また、やや手芸中級者むけではありますが、
今回も一部の作品の「つくり方」を掲載しています。
現時点で唯一の「横尾作品がつくれる本」であり、
小さな魔女のような横尾さんのエッセンスが、
ギュッとつまった一冊でもあります。
ぜひこの一冊を読んで、
だれかのために手をかけて、プレゼントをつくる喜びを
味わっていただければ幸いです。
「ほぼ日」読者の皆さまに愛でていただけますように、
心よりお願い申し上げます。
(イースト・プレス・安田薫子)