東京・人形町を訪れている
TARO MONEYチームです。
老舗の刃物をそれぞれに手に入れ、
現在一同満足げです。


西田
「都現美で『明日の神話』に会う前に、
 せっかくですから
 江戸っぽいものを身につけたいですね」

江戸っぽいもの、江戸っぽいもの‥‥ということで、
「ほぼ日」乗組員・甲野の引率で
次に向かうは、手ぬぐい屋さんです。


梨園染、戸田屋商店です。


甲野
「ごめんくださーい」


むむ? 問屋さんのような雰囲気。

どうもお店じゃないような‥‥
ここは、一般の人でも
買えるんですか?

「はい、お分けしています。
 どうぞ2階でごらんください」

おおおお、奥に上がり込んで選ぶシステム、
なんとなく昔のお店っぽいです。
販売していることは、
お店の方に声をかけないと
わかりづらいかもしれないので、
江戸っ子的な、「すいませ〜ん」的な、
勇気が必要ですね。



2階にあがります。



「うわあ‥‥」


値段は、800円台から
2000円台のものまでさまざま。

400種類以上のてぬぐいが積まれています。
これは迷います!
これは迷います!!


甲野
「たのしい!」


ぐっさん
「たのしい!」


全員本気モードに突入。
お気に入りの手ぬぐいを探します。


甲野
「シャークの手ぬぐい、だって!
 草野球の手ぬぐい、だって!」


一同「シーン」
(無言で手ぬぐいを発掘)



‥‥‥‥。



‥‥‥‥。




甲野
「あのぅあのぅ、時間がどんどん
 過ぎていってますけど、
 私、そろそろ事務所に戻らなくちゃいけない
 時間になっちゃって」

おお、そうでした。甲野とは、午前中だけの約束でした。
午後は別の乗組員、お江戸マニアのモギコが
来てくれることになっています。
あのね甲野さん、悪いんだけど、モギコに
西田くんが忘れた地図を持ってきてくださいと
伝えてくれますか?


甲野
「わかりました〜。
 人形町、おもしろいおかみさんたちがいっぱいで
 とっても楽しかったです。では!」



人形町の案内をありがとう。

では、TARO MONEYチームの面々が
選んだ手ぬぐいをご紹介します。


「僕は『柳』です。シブイ路線です」


「こっちは菅野さんの『日の出鶴』ね」


「僕のは『鰹縞』」
「鰹? 縞? ひゃー、泳ぎそう」

お店を出ると、
午後から合流の乗組員・モギコがやってきました。


さすが江戸マニア。
江戸幕府の紋入りTシャツを着ています。

我々がうれしそうに
手ぬぐいを手にしているのを見て、
モギコも駆け足で手ぬぐいを購入。


「かっぱとパンダ。
 しりとりにして買ってみた!」

一同「しりとり‥‥?」
(モギコ、賛同を得られない雰囲気)


そういえば手ぬぐいって、
こうやって被ったりするんだよね?
今日は江戸に親しむってことで
やってみようよ。


西田
「それじゃ、ぬすっとでしょう」


モギ
「やってみた。なかなかいいよ、あったかいし」


なんで、男子はやらないの?


「‥‥‥‥‥‥」


モギ
「あ、西田くん!
 例の地図を持ってきたよ。
 これを忘れちゃうなんてさ」



「すみません、ありがとうございます
 ‥‥助かった」

ここで、忘れ物だった地図を見た全員が
「深川めし」を食べたかったことを思い出しました。
時間もお昼にちょうどいい13:00。深川に移動します。


ぐっさん
「おなかがアサリ待ちの状態だ」


西田
「完売次第終了と書いてあったので、
 お店のようす、ちょっと見てきますね」


モギ
「アサリ! アサリ!」


ぐっさん
「みつば! みつば!」


「‥‥‥‥‥」

泣いてる?


西田
「お店、お休みっぽかったです。
 完売終了、とかいう雰囲気じゃなくて
 バイクがお店に入っちゃってましたから
 そもそも完全定休日のようで」


バイクまでお店に入っちゃってたら
ちょっと無理は言えないですね。
じゃ、江戸だし、そばにする?


ぐっさん
「えーーー。おなかがアサリだったのに」


「ほぼ日」のシェフおすすめの
お店が、ちょっと遠いけど、あるようです。
ええと、シェフいわく「そば湯はまるでポタージュ」。


モギ
「!!!!!」


ぐっさん
「気分がそばになった!」

西田くん西田くん、いまのうち、
早く車を出そう!


西田
「よし、ゴー!」



シェフおすすめのおそば屋さん、
ほそ川に到着。


冷やしごぼうそばと、


そば寒天イチゴソースを
いただきました。



シェフの言うとおり
そば湯はポタージュのようでした。
全部がとても、おいしかったです。
ありがとう、よ!

ほそ川を出て、ふらふら歩くと
目の前に巨大建造物が見えてきました。
あれは、そう、
江戸東京博物館です。


空中浮遊しているような建物が江戸博です。

都現美と江戸博は近いので、
ここでたっぷり江戸を味わってから
都現美へハシゴするのも、いいですね。


江戸博のむこうは両国国技館です。

腹ごなしにしばし周辺を散策。
さて、そろそろ
満を持して都現美に向かいましょう。


モギ
「途中に、吉良上野介のお屋敷跡があるから
 行ってみない?」

さすがモギコ、
お江戸スポットにくわしいのです。


行ってみよう。

吉良上野介邸跡は、
現在本所松坂町公園という名で残されています。


江戸博で気分が盛り上がり、
全員が頭に手ぬぐい姿に。

寄り道ばかりをくり返し
東京都現代美術館に
なかなかたどりつかぬ一行です。
ひきつづき、明日の更新をお楽しみに。

「その2」でまわったところ。






2007-05-01-TUE

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