第一回 歴史と伝統・ほぼ日手帳!
ほぼにちわ、あややでございます。
長らくお待たせいたしましたっ!
前回、予告しましたとおり、
本日より、本格的に「ほぼ日手帳2003」が
できるまでのお話を
いよいよ、今日から本格的にはじめまっす!!
何しろ、めざすは、世界一ですからね〜〜。
道のりは、かなり、長いですよー!!
ふう〜。
●来年も手帳、作ろうぜ!!
物語は、ある春の日の夕暮れどき、突如はじまりました。
明るいビルの食卓では、
darlingはじめ、ほぼ日スタッフが
いつものように、ああでもない、こうでもないと
雑談しておりました。
こういう、みんながちょっと休憩したくなる時間って
ちょうど重なるものなんですよね〜。
そんな雑談をしばらくしていたところ、
おもむろに、話題は“手帳”に移っていきました。
それは、darlingのひと言からでした。
「そういえば、なんだかんだ言って、もう4月だぜ。
そろそろ来年の手帳について考えないとなっ」
おっ!?
手帳って、まだ「ほぼ日手帳2002」を使いはじめて、
3、4カ月しか経ってないっすけど、
もう、来年のことを考えはじめるのですか??
しかも、来年の手帳を作ることは、ほぼ決定なんですか?
darling、
「もちろんさ。
だって、この手帳を持つようになって、
みんな、何かしらいいことあっただろ?
メールを読む限り、ほぼ日読者もそうだし、
ほぼ日まわりの会社の人で使ってくれてる人にだって、
この手帳、ものすごく評判いいじゃない!」
たしかに!!
いまだに、購入者のみなさまからは、
「ほぼ日手帳重宝してます〜」ってメールをいただくし、
ほぼ日まわりの会社には、「社員全員使ってます」
なんてところもあるくらいなんでした!
そうだわ、こんなにみんなが喜んでくれているものを
1年限りで終わらせてしまうなんて、残念すぎるっ。
これは、ぜひとも、来年度の手帳も作らねばっ!!
しかも、よりパワーアップして
進化した手帳を作りたいっ!!
と、この時点で、ほぼ日全員の目は、
すっかり、来る2003年度に向かっておりました。
●まずは、冷静に見つめ直さなければっ
でも、いざ、製作開始と言っても、
素材も、形も、中身の概要もすべて白紙の状態。
決まっているのは、
「去年よりも、さらにいい手帳を作る」ということのみ。
うーーん、どうしたものかしらねえ??
そうだわ、“進化”するも何も、
まず“己自身を知ること”からはじめなければっ。
前回の「ほぼ日手帳2002」を
冷静に見つめなおすことが、まず、第一歩ですわ。
しかーし、わたくし(あやや)、
そして「ほぼ日」スタッフは、何度も申しているように、
「ほぼ日手帳2002」を見つめる目が
若干(いや、だいぶ?)曇っておりますっ。
あばたもエクボ、愛しすぎるがあまり、
長所も欠点もすべて愛おしく見えてしまうのです。
そんなこんなで、冷静かつ客観的に、見つめるためにも、
アンケートという形で
みなさまのお力をお借りしたのでした。
アンケートを取ってみて
実際、ほんとうに、よかったんです!!
というのも、ほぼ日スタッフが気づかないような
“改善点”をご指摘いただいたり、
自分たちが
「たぶん、みなさまも
同じように思っているにちがいない・・・・」
という予想していたものが、
はっきり「やっぱりそうだったか」と
確信に変わったりするからです。
こういうみなさまからの生のご意見って、
モノを製作していく上で、
あらゆる決定場面において、とても心づよいことなんです。
●素材はどうする?
アンケート結果を見ると、
まず、みなさんからの支持率が圧倒的に高かったのは、
「手帳カバーの素材」でした。
これには、darlingはじめ、ほぼ日スタッフ一同、
正直、納得の結果でしたわ〜。
darling、
「だって、この素材、とにかく丈夫でさ、
持ち歩いたり、乱暴に扱っても
全然へっちゃらじゃない。
しかも汚れにくくって、軽くてさ。」
Tシャツ大臣ハリーは、
「素材の質のよさもあるけど、
ぼくは、やっぱり、
オシャレなところが気に入ってるんだよね」
プ○ダ的素材の手帳カバー。
(プ○ダ以外でも沢山使われているんだけど、
やっぱり上手に使ってるのが、プ○ダだと思うので、
「プ○ダ的」とたとえさせていただきますね)
たしかに、ちょっと光沢がかってて、
カジュアルで、かっこいいんですよね。
わたくし(あやや)も、実際、
いろんなところで持ち歩いていると、ともだちなんかに、
「それ、いいじゃん、どうしたの〜?」
なーんて言われたりしますもんね。
それとねー、darlingも言ってるように、
何と言っても、いくら乱暴に扱っても、
汚れないし、傷つかない!
これね、毎日持ち歩くものとしては、
とっても重要なことですよね。
毎日持ち歩いてる身としては、つくづくそう思います。
ここまで、みんながほめちぎっているのなら、
今年も、ぜひとも同じ素材の手帳を作ろう!!
ナイロン製のプ○ダ的素材は踏襲するとして、
他の素材も加えた方がいいのかしら??
シェフ
「僕、革製がいいな。」
はい。
手帳といえば、定版は「革」ですよね〜。
「ほぼ日手帳」の革素材バージョンか・・・
見てみたいな、という気持ちもたしかにします。
で、でも、何か、ちょっと違和感みたいなものが・・・・。
そんなとき、一瞬間を置いて、darlingのひと言が!
「それ(革)って、“最高裁判所”な感じしない?」
へ!? “最高裁判所”・・・・
そのたとえ、よくわからないけど、わかる気がする!
(どっちなんだ!?)
はっきり言って、素材として、よすぎるのです!
革の手帳って、たしかに一度は、持ってみたいもの。
かくいう、わたくし(あやや)も、
革の手帳を愛用していた時代もありました。
でも、実際に使ってみて、
傷がつかないように、すごく気を使ったり、
重厚すぎて「俺は手帳持ってるぜ!」みたいになって、
持っていると、妙に肩が凝っちゃったりしてたんでした。
そうよ!
“最高裁判所”である必要はないんだわっ!
だって、「ほぼ日手帳」は、
ビジネスでもプライベートでも、
どこでも気軽に持ち歩けて、
その手帳ひとつ持っていても、違和感ないその気軽さが
“よいところ”のひとつなんですもの。
さらに、darling、
「プ○ダのこの素材ってさ、
俺たち、実際使ってみて、
すごくいいものだってわかったじゃない。
だったら、これが“ほぼ日手帳”なんだよって
言い切ろうよ!」
そうだわっ。
実際に、アンケート結果をみても、
この“ナイロン素材”に対する支持は
ほんとうに、たくさんいただきました。
そして、反対に、この素材に対する反対意見は
ありませんでしたんですのよ!
うん、これは、堂々と、
「これが“ほぼ日手帳”の素材だ!」
と言い切らせてくださいっ!!
●“歴史と伝統”文庫本サイズ
次に、手帳のサイズはどうしたらいいかしら??
さきほどの素材のときの勢いからか、
やはり、ここでもdarlingの決断力がキラリと
光りました。
「“歴史と伝統の文庫本サイズ”!」
おお!
またもや、飛び出したキーワード“歴史と伝統”!
文庫本サイズって、最初に考えた人が
よっぽどよーく練って考えたのかと思うほど、
見事に、持ちやすい、ジャストサイズなんですよね。
手にすっぽりおさまるし、
パンツのうしろポケットにもすっぽり入るし、
とっても便利な大きさなんですよね。
文庫本サイズをこの大きさに決めた人はエライ!
と思わず言いたくなっちゃいますもんね。
というわけで・・・
プ○ダ的素材と文庫本サイズは、
今年も踏襲します!
わーいわーい!
この決断、なんだかすっきりしますわっ!!
だって、やっぱり、
プ○ダ的素材も、文庫本も、どちらも
捨てがたいですもの〜。
で、でもね・・・・
「そのまんまかよっ!」
っていうツッコミが入らないですかね・・・・。
「これがいい!」と思いながらも、
心配性のわたくし(あやや)は、
このとき、ちょっぴり不安になってしまいました。
それに対して、darling、
「前年のもので、残しておくべきものは残して、
変わらなきゃいけないものを変えていくのが
一番、正直な作り方だと思う。
だって、いいものは、やっぱりいいんだから。
それを、無理やり変えて行くのは、
かえって不誠実だよ。
それにさ、この手帳カバー、言っとくけど、
改良すべき点は、まだまだあるぜ!」
ありゃ。
よく考えてみれば、そうでしたっ、はい。
「ほぼ日手帳2002」には、
“弱点”というべきツッコミどころが
いくつかありましたです。
素直に、謙虚に、認めます。
そうだわっ!
物は考え様!!
それらの“弱点”を克服してこそ、
“真の世界一手帳”への道も開けるというもの。
わたくし(あやや)の野望は
まだまだこれからですわよ〜〜ふふふふふっ。
(つづく)
★★★山梨県、富山県、
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