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| ほぼ日手帳世界一物語。 |
| 第七回 おまけページ篇〜その１〜 ほぼにちわ、あややです。 前回お話ししましたように、 来年の手帳には、１日１ページに、 セフティ・マッチ氏の言葉や、 「ほぼ日」から抜粋した言葉、 デリバリー版の“言いまつがい”や“先輩ことば”、 さらに、心理テストまで、 ほぼ毎日、掲載することになりました！！ なんという、充実っぷりなんでしょう。 「ほぼ日手帳２００３」は、はっきり言って、 かなり“濃いめの手帳”ですわよ〜〜。 おほほほほほっ。 さてさて、本日は、おまけページのお話です。 １日１ページのスケジュールページと同様、 反省すべきところは、反省し、 “進化”を遂げているのです！ ●どうなってしまうの！？ おまけページ！ １日１ページの“中身”を決めるミーティングから 日をあらためまして、 “おまけページ”を決めるミーティングは行われました。 実は、このミーティング、前半は、 darlingが別の仕事で不在だったのです。 そんなわけで、いつものように 一度あらぬ方向に進んでしまうと、食い止める人もおらず、 もう、みんな、思いついたことを言いたい放題！！ もうあまりにバカバカしいので、 出た案を箇条書きにしてしまいますと・・・ “書き初め用半紙” （『筆ペンでお書きください』という註つきで。） “予想絵馬” （いろんな人の絵馬を自分で書く。 巨人軍松井秀喜とかって書いて 自分で松井が書きそうなことを書く。） “千代大海の手形” もしくは、千代の富士に“脱臼。”と書いてもらう。 “切り取りタモサングラス” “正の字カウンター” （“下痢の回数”とか書いて、 ヨコに正の字を入れていくと、 １年間の回数を数えられる） “理想の私” （自分には、自分がこう映ってるっていう 理想の自画像を描く。） “俺ドラマ相関図” （自分が主役で、あの子は俺に片思いとか ライバルとか、初恋相手などなど 自分を中心にして矢印引いたりする） “ついた嘘を忘れないメモ” “明日のコーディネイト” （明日、何を着ていくのかを書く。 ちなみに、“明日”しか使えない・・・・） “髪形一覧” （美容院行って、そのページを開いて、 『これ』って指さすために使うらしい・・・） “住みたい家の間取り図”＆“理想の住所” （“大田区田園調布”とか勝手に書く・・・） 以上です。 ・・・・。 失礼しましたっ！ でもね、こういう好き勝手になんでも言える ミーティングって、現場は妙に盛り上がるんですよね〜。 あは。 まあ、言うなれば、 完全に行くところまで行ってしまったのです。 と、そんな深夜のノリのミーティング現場に 仕事を終えたdarlingが戻ってきました。 自分が不在の間に出た、アイデアを聞きながら、 あまりの“惨事”に、しばし茫然とするdarling。 そして、おもーい口をひらきました。 darling、 「ミーティングは楽しかったんだろうな、 っていうのはわかったけどさ。」 はい、楽しかったです！！ 「でもさ、それって、こっちだけで盛り上がって、 お客さんには届かないぜ！ 去年の反省として、 “オレのギャグ”とか“メルヘン”とかって 読み物としては笑えたけど、 実際は、あんまり使えなかったじゃない。 今年は、実用的で、もっと面白いものにしないと。 そもそもこの手帳を作るときに、 “どういう手帳が欲しかったか”って、 携帯をピコピコする代わりに、この手帳を持って、 楽しめるものが欲しいと思ったわけじゃない？ そう考えてみると、 去年あったページで、今年もぜひ載せたいのって、 “何回読んでも笑える４コマ漫画”くらいだよね」 darlingの言うことは、もっともでした。 たしかに、アイデアの時点では、 面白かったんですが、実際使えたかどうかというと・・・ このdarlingのひと言で、 ミーティングの流れが一気に変わりました。 前回にも、申しましたように、 今年のおまけページのコンセプトは、ずばり、 “使えるヤツ。” です。 ●グローバルの部！ でも、実際に使えて、さらに楽しいものって何かしら？ べっかむ３ 「これさえあれば、とりあえず、 世界中を渡り歩けるってページがあったらいいな」 通天閣あかり 「“指さし会話帳”ってあるんやけど、 海外行ったときに、指さして相手に伝えるの。 『おなかが減りました』って中国語伝えたいときに そこを指させば通じるの」 おお、それは便利だわ。 で、でも、ちょっと待って。 それってつまり本１冊分のことですよね？ １ページでどうやっておさめるんですか！ ６９ 「それだったら、『おなかが減った』っていうのが 世界各国語であったら １ページでおさまるんじゃない！？」 シェフ 「これさえあれば、 世界中どこへ行っても食いっぱぐれないページ！」 『おなかが減った』以外の言葉で 海外行ったときに欲しいのって他に何かありますかね？ もぎもぎこ 「『トイレはどこですか？』とか 『これ、いくらですか？』とか・・・」 リカ 「あっ、あと、『道教えてください』とか 『部屋ありますか？』なんてのも 知ってると役に立つよね」 うーん。 知っておきたい言葉って、 言いだすとキリがないなあ。 なんか、もう、これ一語でオッケーみたいな そういうのって他にないかしら？ darling、 「やっぱりさ、『ありがとう』とか、 『こんにちは』じゃないの？ 『お腹が減った』って言って、 実際、食べ物くれる人って、そんなにいないからね。 日本に来た外国人に、いきなり 『アイ アム ハングリー』って言われてもさ、 『はあ。そうですか』で終わるよね。 それって、意味ないじゃん。 だったらさ、“世界のありがとう”っていうのはどう？ 他の何を忘れても、 『ありがとう』だけは忘れない私たちみたいな」 たしかに。 何はともあれ、「ありがとう。」と言えるのは 大事なことだわっ。 しかもそれだったら、ヨーロッパ、アジア、アフリカとか かなりの数の国の『ありがとう』が入れられる〜！！ さらに・・・ もぎもぎこ 「海外に行ったときに、現地の人と友だちになると、 必ずと言っていいほど聞かれるのが、 “日本ってどんな国？”ってことなんだよね。 でも、意外と、日本のことって知らないのよ〜」 そうだった。 わたくし、生まれてこのかた、日本一筋早数十年だけど、 案外、日本についての基本的なことって知らないわ！ もう、いっそのこと、日本の首都とか人口とか 超基本的なところからはじまって、 面積とか平均寿命とか輸出入額とか、 ぜ〜んぶいっしょくたに “日本ってどういう国？” ってことが知れるページがあったらうれしいな。 これ、海外に行かなくっても知りたいくらい！ なんだか、ちょっと、グローバルじゃありませーん。 なんせ、“めざすは世界一”ですからねっ。 やっぱ、世界に向かないとっ。 ●女のページ・男のページ！？ ミーティングが、非常に、いい流れになってきました。 この調子で、どんどん行ってしまいましょう。 リカ 「去年の“からだのものさし”って そのまんまでもいいんだけど、 たとえば、“指輪のサイズ”なんかも 書いておけたらいいわ。 わたし、指ごとにサイズ違うし、メモしておきたいもの」 べっかむ３ 「育Ｔのときに、○○まわりとか、 けっこう知っておいた方がよかったから そういうのが書く欄もあったらいいな」 シェフ 「だったら、洋服サイズって国によって全然違うから、 世界の洋服サイズ表があったらうれしい」 スガノ 「靴のサイズも国によって違うよね。」 シェフ 「イタリアで４６は、日本だといくつとかね。」 世界のサイズ表があったら、 海外に行ったときに、おみやげ買うときにも便利ですよね。 シェフ 「ねえねえ、“女のサイズ・男のサイズ”って分けて、 女の人は女性が必要なサイズを書いて 男の人は男の人で必要なサイズを書く欄ってのはどう？」 リカ 「男の人だって、女のサイズに 彼女の指輪のサイズとかメモしたりできるもんね。」 なるほど〜。 彼からプレゼントをもらうときに、 何気なくそのページを開いておいたりして。うふ。 男の人って、恋人の指輪のサイズなんて 知らないですもんね〜。 あと、靴のサイズとかも知らないですよね。 だから、自分だけじゃなくって、 恋人とか大事な人のサイズをメモるページとして 使ってもいいんだわっ！ ６９ 「オレはしない。（九州男児）」 いいんですっ。 自分とは違う男の人もいるってことを知ってください！ ところで、“女のサイズ”だったら、 指輪のサイズや下着のアンダーとかトップとかって、 わたくし、こう見えても、いちおう女なので、 ある程度、わかるんですけど、 “男のサイズ”って何が必要なのかしら？ ６９ 「×××の長さとか？」 んもう、知ってどうするんですか！ darling、 「男もさ、首まわりとか、肩幅とか書いておいたら、 ネット通販のときとかに楽だしさ、 ジーンズなんか買うときに、 レングスとか書いておけば便利じゃない。」 うんうん。 たとえば、さっきのプレゼントの話じゃないけど、 ダンナさんや彼に似合いそうな洋服を見つけても、 サイズがわからないから、断念、なんてことあるもんね。 そういうときにも、 男のサイズのページに、あらかじめ記しておけば、 役立つにちがいないわっ。 ●貸借り一覧。 まるでdarlingが登場するまでの数時間がウソのように、 どんどん、スムーズに話がすすんでいきますわね〜。 いい感じ、いい感じ。 もぎもぎこ 「役に立つといえば、“貸し借り一覧。”」 あかり 「ああ、それ必要！」 あかりさん、友だちから喪服を借りて、 一年以上、借りっ放しの人ですもんね。 そんで、その人から「あさって必要だから返して。」 ってメールがきて、大騒ぎしてましたよね。 リカ 「あっ、それで思い出した。 わたし、この間、あかりさんにマックのバーガーの お金を立て替えておいたんだけど、 返してもらってない気がする・・・」 あかり 「あれ？ そうでしたっけ？？ やっぱ、“貸借り一覧”は必要ですっ」 “貸借り一覧”は、どうやら必要なようですね。 しかも、これがあると、 貸したものも催促しやすくなりますよね〜。 「これこの間貸したんだけどさー、 ここに書いてあるからさー。」 なーんて言えちゃうもんね。 ●ほぼ日を快適にすごすために。 話は、さらに“使えるヤツ”にシフトしていきます。 darling、 「インターネットまわりのことで何かないかね。 “あなたのパソコンに、 ぜひプラグインしておきたいソフト・ベスト３” とかさ。」 メリー木村、 「僕それだったら、パスワードとかドメインとか 書いておくところが欲しい。 パソコンが壊れたりして、何度も困ってるから」 darling、 「だったらさー、 ほぼ日を快適に読んでもらうためのページを １ページ設けようよ。 “ほぼ日をプラウザを立ち上げたときに 開くページにする方法” とかさ。 当たり前のことを、 全部基礎的に説明しているページを作ろうよ。 “これとこれは、プラグインしておいてね。”とかさ。 “ほぼ日を快適にすごすために。” のページを作ろう！」 これを知っておいたら、 「ほぼ日」を読むうえで、あんがい便利、 なーんてことって、実はけっこうあるんですよね〜。 これは、たしかに役に立つわ！ んん〜、ミーティングが 実にいい感じにすすんでおりますわ〜〜。 やっぱり、ひとつの方針を決めると、 物事は、スムーズに運ぶのですねー。 でも、なんだか、 とっても“実用的路線”にシフトしてますけど、 去年のテイストがちょっぴり残ってて、 でも“使えそうなヤツ。”ってページも 少しくらいあってもいいかも・・・ と、そのとき、 またもや、darlingが、 タイトルだけで、欲しくなるようなページを 思いついたようです！ おまけページは、ここからさらに、 強力にパワーアップしていくのです。 はっきり言って、今年は、すごいです。 みなさまのご期待、裏切りませんわよっ。 ふふふふふっ。 このつづきは、また明日・・・。 |
2002-10-06-SUN
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