ゆーないと |
ほぼにちわ！
土曜日のおともだち、
「よめな女。」ですよぉ‥‥。
ふわわ。あ、失礼。
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オガー |
ゆーなちゃん、オリンピック観戦で
寝不足だな。
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アロハ |
フィギュアのミキティ、荒川さん、
村主さんのフリー競技を
何度もリプレイして観てるそうですよ。
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りか |
わかるっ！！
ミキティが転んじゃったあと、
立ち上がって
また滑り始めるところなんて、
何度見ても感動スルツカヤ！
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オガー |
りかさんも寝不足？
銅メダリストのダジャレって。
まーたしかにすごいよねー。
死ぬほど練習して、
勝ったり負けたりしながら選ばれて、
期待やプレッシャー背負って、
大観衆の中で４分間滑るんだよ。
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アロハ |
ほんとにそうだわ。
そう思うと、どの競技も、
あの場にいることがみんなすごい。
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ゆーないと |
うぉぉぉん。感動っす！
限界までがんばるのって
かっちょいいっすよ。
あたいもがんばる！！
バレーボール、もっとやる！
ファイトォッ！
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オガー |
いいえ！ まず仕事でしょ。
さ！！ 今週も全力疾走するわよ！
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りか |
うぉぉぉぉぉ！！！
Ｋ点超えたる！！
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ゆーないと |
とうっ！ とうっ！
おりゃあーーーー！
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アロハ |
しゅばっ！ しゅるるる！
華麗にジャーンプ！
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オガー |
い、いや、
ここはヨメナ語の話を
するところだから、
無駄に叫んだり回ったりしても
しょうがないんですけど！
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りか |
あそうか。えへへ。
ちょっと失敗、はずかしくって
テレマーク〜。
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ゆーないと |
ちぇー。
冬季オリンピックダジャレを
まずは禁じたいところっすよ。
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アロハ |
じゃあいつものようにのんびり、
最近見つけたヨメナ語のことを
おしゃべりしましょうよ。
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ゆーないと |
そうっすね‥‥。
ううう。その前に表参道を
スピードスケート走りで
一周してきていいっすか！
行って来ます！ ‥‥ただいま！
迷惑だからやめなさいって
とめられました！
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りか |
そりゃそうでしょう。
まあ座って座って。
じつはわたくしー、
今回オリンピックを観ながら、
考えました。
いろんな国の選手が頑張ってると、
その国自体、印象が良くなるじゃない？
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アロハ |
そうだねー。
恥ずかしながら知らなかった国でも、
選手ががんばってたら、
この国、いいところだろうな！
って思う。
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りか |
うん。
日本のことも好きになってくれた人たちが
いると思うのね。
で、外国の方が日本に興味をもって
旅行に来てくれたときや、
自分が外国に旅行して
そういう人に会ったら、
もっと好きになってもらえるように、
もっと日本のことを知っておこう、
と思ったの。
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オガー |
へー。オリンピック観ながら
ダジャレを考えてただけじゃ
ないんですねえ。
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りか |
当たり前よ！
そんなことアルペンな！
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ゆーないと |
‥‥無視します。
そういえば、
今回のオリンピックまで
トリノって町は知らなかったけど、
選手を歓迎してくれている様子が
とってもうれしかった〜。
なんか、イタリア行きたくなったし！
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りか |
ねー？
で、日本を見直そう！！
ってことで、はい、これー。
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アロハ |
は？ なになに、
旅行パンフレット？
唐突ですねえ。
え、奈良県、東大寺の
‥‥「お水の花道」？
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オガー |
こらこら、失礼な！
テレビCMで見ました。
東大寺が燃えてる！ みたいな。
JR東海の奈良県キャンペーンですね。
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りか |
そう。そろそろ春だしー、
どこか旅行でも行きたいなーと。
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アロハ |
なーんだ。
トリノ、関係なくない？
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りか |
いやいや、この「お水取り」って、
じつはすっごい行事なのよ。
日本人として知っておいたほうがいいよ。
でも私もだけど、
みんな知らなかったでしょ？
「ほぼ日」スタッフでは
奈良県出身のべっかむ３は知ってたけどね。
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ゆーないと |
ええ、大仏で有名な東大寺は知ってます。
修学旅行で行ったけど、
なんだか、鹿、とかしかおぼえてない‥‥。
小学生だったからかしら。
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アロハ |
あのー、私も京都に親戚がいるので
しょっちゅう京都には行ってますけど、
お隣りの奈良はちょっと‥‥。
でも、CM観て、これなんだろうって
思ってましたー。
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りか |
はい、調べてみましたよ。
もちろん、ヨメナ語で紹介するのには
理由があります。
なんてったって、ヨメナ語満載なんです。
お水取り
お松明
修二会
良弁僧正
実忠和尚
練行衆
法会
十一面悔過
悔過
十一面観世音菩薩
童子
若狭井
お香水
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ゆーないと |
しゅ、修二の会！？
“修二と彰”でブレイクした
KAT-TUNのっ？
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アロハ |
ぜったいちがうよー。
なんで亀梨くんなのよ。
あれじゃない？
東大寺から火が出てたし、
トリノオリンピックでも熱かった男、
松岡さん！！
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りか |
それは、松岡修造！
あのーこれ、1255年も続いている、
東大寺の大切な
法要の行事なんですけど。
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オガー |
はあ！？
1255年？
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りか |
そうなんです。
奈良時代の天平勝宝４年(西暦752年)から
いっちども途切れたことがないそうです。
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アロハ |
えーー。
すごいじゃないですか！！
どういうものなんですか？
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りか |
では先ほどのヨメナ語の正解と一緒に
説明しますね。
「お水取り（おみずとり）」や
「お松明（おたいまつ）」の別名で知られる
「東大寺二月堂 修二会
（とうだいじにがつどう しゅにえ）」は、
東大寺を開いた
良弁僧正（ろうべんそうじょう）の
高弟、実忠和尚
（じっちゅうかしょう）によって
始められた、と言われています。
旧暦の２月に行われるので「修二会」、
それを行う建物が「二月堂」、といいます。
選ばれた僧侶・練行衆（れんぎょうしゅう）
11名が、３月の１日から14日まで、
世の中の平和や五穀豊穰を祈って、
自分やほかの人々に代わって
修する法会（ほうえ）です。
正式名称は、
「十一面悔過（じゅういちめんけか）」と
いって、
「悔過（けか）」は懺悔のことです。
十一面観世音菩薩
（じゅういちめんかんぜおんぼさつ）を
本尊にしているんだけど、
これは秘仏で、
誰も見たことがないんだって。
東大寺の欄干の上を火が
走り回っているような
あのCMの光景は、２週間毎日、
練行衆についてまわる童子（どうじ）が
かざしている「お松明（おたいまつ）」の
火なのです。 |
アロハ |
あ、２週間毎日、火が出るんだー。
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りか |
うん。で、この法会のクライマックスは、
３月の12日の深夜、つまり13日の明け方に
二月堂の下の方にある
若狭井（わかさい）という井戸から、
「お香水（おこうずい）」という
仏事に使う水を汲み上げる儀式なの。
その前夜のお松明は、14日間の中でも
とくに大きく、見物している人々に
驚くほど火の粉が降りかかるのだとか。
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ゆーないと |
うわっ。あぶないじゃないすか。
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りか |
でもこの火の粉を浴びると、
健康に過ごせるそうですよん。
実際には、この行は
準備を含めて３か月ほども
つづくんだって。
いろいろな決まりがあって、
とても厳しいらしいよ。
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オガー |
お香水って、真夜中に汲むの？
それを見るために、
待っている人はいるの？
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りか |
お水を汲み上げるのは、秘義だから
誰も見ることはできませーん。
ていうか、この法要自体、
見るためのものではないのですね。
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オガー |
そっか、お寺の行事だから、もともと
観光のためのものではないんだ。
CMで見たら、すごい人出だったけど。
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りか |
お水取りの12日はお松明が
いつもより大きいので、迫力があって、
この日はすごく混むらしいよ。
でもお寺だから、迷惑をかけないよう、
並んで順番を守って見るか、
12日以外のあまり混まない日に
行くのがいいみたい。
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アロハ |
なるほどねー。
歴史があって、幻想的で‥‥、
やっぱりちょっと見たくなりますね。
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オガー |
一度は行ってみたいねー。
で、外国の人々に紹介したい！
歴史の古い行事、筆頭として。
国の良さって
歴史の長さじゃないけど、
誇れるものがあるのはうれしいな！
ずーっと続けてほしい気持ち。
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ゆーないと |
そうそうそうそす！！
いろんなところで、
がんばれ、ニッポン！！
がんばれ、オレ！
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オガー&アロハ
&りか
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そうだそうだ！
がんばれゆーないと！
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ゆーないと |
うひょう。
ちょっとサーキュラーステップで
青山通りを横切っていいっすかっ！？
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オガー&アロハ
&りか
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それは迷惑だから、
絶対だめ！
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