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土曜日は土っち!?〜あいまいサタデー〜

「読めるけど、いつもどっちか迷うんだよね」
「ことばは知ってるけど、書けといわれると自信がない」
あいまいなことばをクイズでお楽しみください。





「ゴミは分別して、
指定の場所に出してください。」

この場合の「分別」の読み方は、どっち?



ぶんべつ

ふんべつ


クリックすると答えが下に表示されます。





●読みかたで使い分けて。

りか
でた!
読みかたが違うと、
意味が変わるシリーズ〜〜。

アロハ
これって、
迷っちゃうんですよねえ。

りか
そう?
わたしはあんまり、
迷わないな〜。

アロハ
えーと、ゴミとかじゃないほうは、
「大人の分別(ふんべつ)ある行動」
のように使いますよね。

りか
そうですねー。

アロハ
でー、急に使おうと思うと、
どっちだったかわからなくなって、
「‥‥ぷんべつ?」って、
言っちゃいます。

りか
え? 聞こえなかった。
もう一回言って?

アロハ
んべつ」、です。
間をとって、ごまかします。

りか
‥‥それは
ごまかしきれていないと思うよ。

アロハ
だって、どっちがどっちだったか、
忘れちゃうんですよ。

りか
うーん、わたしの場合は‥‥、
あのー、昔は、ゴミの種類を
分けて出すことって、
今ほどちゃんとしてなかったじゃない?
アロハちゃんは子供の頃、
日本にいなかったから
知らないかもだけど。

アロハ
ちょっと知ってますよ。
燃えるゴミも燃えないゴミも
一緒に捨てたりしてたんでしょ?

りか
そう、家庭から出る段階ではね。
で、環境を守るぞ!
ということで、ゴミはなるべく.
リサイクルに回したり、
最適な方法で捨てられるように、
どんどんゴミの「分別」がすすんで、
行きましたね。

アロハ
はい。
燃える、燃えないだけじゃなくて。

りか
それでー、
「ゴミの分別(ぶんべつ)」という言葉を
よく聞くようになったけど、
「ぶんべつ」って、
それまであんまり使ってた覚えが
ないんですよねー。

アロハ
えー、そうなんですか?

りか
うん。一般的な使い方として、
「大人の分別(ふんべつ)」とか、
「思慮分別(しりょふんべつ)」、
その逆の「無分別(むふんべつ)」
みたいなのは見ましたけど。
「ぶんべつ」っていう
読みかたがあるなんて、
勉強不足だけど、知らなかった。
ていうか、「ふんべつ」しかない、
って思ってた。えへへ。

アロハ
つまり、りかさんにとって
「分別(ぶんべつ)」は
大人になってから出会った言葉だから、
かえって迷わないんですね。

りか
そ、そんな大人っていうほどでも
なかったけどね!!
まあそんな感じかなー。

アロハ
いいんですけどー、
結局わたしはいつまでも迷いそう。
もういっそ、両方「んべつ」で
いいじゃない? そうしない?

りか
‥‥アロハっちが
がんばって使い続けたら、
そうなるかもね〜。

【解説】
ふんべつ 【分別】
(名)スル
(1)物事の是非・道理を判断すること。わきまえること。
   また、そのような能力。
(2)〔仏〕虚妄である自他の区別を前提として思考すること。
   転じて、我(が)にとらわれた意識。

ぶんべつ 【分別】
(名)スル
種類・性格などによって別々に分けること。区別すること

三省堂『大辞林 第二版』より

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2006-06-24-SAT

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