本読む馬鹿が、私は好きよ。

電車のなかで本を読んでいる人を見つけると、
何を読んでいるのか知りたくなります。
自分は読んでなかったけれど、
たくさんのファンのいる作家については、
「どういうふうにおもしろいの?」って聞いてみたい。
読みたい本が増えるのって、うれしいことだから。

どうぞ、この作家をよく読んでいる読者の皆さんは、
「ほぼ日」の読者に、そのおもしろさを伝えてください。

復活!本読む馬鹿。まずは塩野七生さんで!!

ほぼにちわ。おひさしぶりです。
年末からお休みしてしまって申し訳有りません!!
「つぎの更新はまだか〜〜!!」という
有りがたいメールをいただいて、
心を入れ替えて連載を続けさせていただきまっす!
細くたなびく「復活ののろし」をヒョロリと
あげさせていただきます。
みなさんの投稿、よろしくおねがいしますね!

さて、お休みしてしまっていたので、
「塩野七生を推す」の 投稿はまだありません。

そこで、まずは、 「塩野七生」さんの著作について
ちょっとしらべました。

現在とても人気なのは、
下記にだしました、
「ローマ人の物語。」のようです。
単行本ででていたものが再編されて、
文庫本でも読めるようになってますよ。
こちらは、私も、ちょっと前に、
読み倒しました。

「ローマ人」が果たした役割が見事にわかるのと、
あとは、「戦術」について
ずいぶん多くの知識をえましたよ。
カルタゴの不精のハンニバルの戦術とか、
マケドニアのアレキサンダー大王の戦術とか。
何故勝てて、何故負けたのか、
とても理路整然と語られてるんです。

そして、出てくるローマ人、
ローマに敵対する人々、
それぞれに、シビレるくらいロマンチックに、
かっこよくえがかれてるので、
ヒーローものがお好きな方にもたまらん!!
と、おもいますよ〜〜。




ローマ人の物語
出版社: 新潮社



文庫は、7冊でています。
1.ローマは一日にして成らず〔上〕
2.ローマは一日にして成らず〔下〕
3.ハンニバル戦記〔上〕
4.ハンニバル戦記〔中〕
5.ハンニバル戦記〔下〕
6.勝者の混迷〔上〕
7.勝者の混迷〔下〕

単行本は、11冊出ています。
1.ローマは一日にして成らず
2.ハンニバル戦記
3.勝者の混迷
4.ユリウス・カエサル-ルビコン以前
5.ユリウス・カエサル-ルビコン以後
6.パクス・ロマーナ
7.悪名高き皇帝たち
8.危機と克服
9.賢帝の世紀
10.すべての道はローマに通ず
11.終わりの始まり



他の著作としては、

● ルネサンスの女たち
出版社: 中央公論社 ; ISBN: 4122026288 ;

● チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4101181020 ; (1982/09)

●緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件
出版社: 朝日新聞 ; ISBN: 4022640081 ; (1993/06)

●サイレント・マイノリティ
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4101181071 ; (1993/06)

などなど。
amazon.co.jpで検索すると、
なんと80件も著作がでてきます!
「推しがい」もあるってもんですな。

そして、「ローマ人の物語。」をよんでから、
にわかに「塩野ブーム」がやってきた私は、
さらに、こちら↓も読んでみましたよ。

サロメの乳母の話
文庫:
出版社: 新潮社 ; ISBN: 410118111X



歴史上(ローマまわり)の有名な人物の
周りにいたであろう人々の視点から、
その人物について語る、というフィクションです。

タイトルにもなってる
「サロメの乳母」や
「皇帝の馬丁」
「アレクサンドロス大王の奴隷」
なんかが、主人についてこと細かに語ります。

塩野さんの著作は、
たとえフィクションであろうと、
歴史の事実に基づいて細部が書き込まれているので、
納得&安心してよんでいけますよ〜〜。

今週末に、文庫本を読み上げて、
どうぞ、われらに、
オススメのポイントをおしえてください!
おまちしてま〜〜す。
(もちろん、私が紹介してる本を
 紹介してくださってもOKですよ!!
 また違った視点でのオススメを読みたいですもんね。)

宛先は
yomu@1101.com
メールのタイトルは
「塩野七生」としてください。

よろしくおねがいします!!

2003-04-06-SUN

BACK
戻る