8月24日
床板

送られてきた栗の古材を集めてみました。
手鋸で一枚一枚挽いたような跡が、
裏を見るとあります。
機械による製材は
明治頃から盛んになったと言いますから、
ひょっとするとそれ以前の板かも知れません。

写真のものは比較的まっすぐですが、
弓のように曲がった板が
何枚も束ねられたものもあります。
板にそれぞれ番号がチョークで振ってあるため、
その順番に並べると合うようになっている。
元々の栗の木が曲がっていたのでしょう。
それを挽き割って、そのまま使用したのだと思います。

前にご覧いただいた我が家の床とは、
また違った表情をしています。
こうした木の経年変化の味わいは、
他にはないものだと思います。
古い床材だけを見ていると、古くさい感じですが、
でも恐らく真っ白い壁を組み合わさると、
生き生きしてくると思って期待しています。


2010-10-21-THU

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