天井を剥がすと、ご覧のように
鉄骨でできた梁が出てきました。
元々あったものではなく、
途中で改装した時に加えられたもののようです。
隠れてしまうから、と鉄骨で補強したのでしょうが、
剥き出しで使おうとすると、
丸太と鉄骨が並んでいるの様子は、
どうもいただけません。
「どうしたらいい?」と工務店に相談すると、
「そうですね、困りましたね」というだけで、
答えが返ってきませんでした。
それからしばらくして、
「ウチにちょうど合うような丸太がありましたので、
両方取ってしまって、それに付け替えることにします」
という連絡をいただきました。ほっと一安心です。
現場ではこんな風に困った、その後のよかった、
の繰り返しのジェットコースター状態が続きます。
必ず問題が発生し、その解答を求められる。
それは大変といえば大変、
でもある意味これが醍醐味であり、
現場の面白さというものかも知れません。
(もちろん最終的にはうまくいって、
ということですが。)
下の写真が今日設置された新しい梁です。
天井に3本並ぶような恰好になっています。
屋根を支える束も丸太や敷居の代用など
いろいろだったのが、角材に変わりました。
それにしてもずっと見上げて目に入る、
剥き出しの野地板がなかなかいい感じです。
これをこのまま白く塗ったら感じがいい、
と思いましたが、でも平屋のトタン屋根そのままでは、
夏の暑さがやはり心配です。
ジリジリ焼けつく夏の太陽が頭に浮かび、
惜しいと思いつつ、
やはり屋根裏には断熱材を入れて、
天井を張ることにしました。
僕はデザインを優先して、
過ごしにくいのを我慢する派、
ではどうもないようですね。 |