みなさん、こんにちは。
明日がどんな日だかご存じですか?
そう、2月29日は閏年(うるうどし)。
4年に1度だけカレンダーに現れる特別な日です。
この特別な1日について、
かつて糸井重里はこんなふうに書いたことがあります。
そう、あれは4年前の2月29日のことでした。
さぼれ、さぼれ、今日は気持ちよくさぼってみたまえ。
映画館に行け。脂っこいものを食え。人に迷惑をかけろ。
約束を破れ。変な服を着ろ。大事なものを捨ててしまえ。
帳尻合わせのような2月29日を、
いつもと違う何かでいっぱいにしよう。
──2008年2月29日の『今日のダーリン』より
唐突に書かれたこのメッセージを
乗組員の何人かは積極的に真に受け、
実際に、抱えている仕事を放り出して、
半日ほど遊びにでかけたりしました。
それから4年の月日が流れ、
また、明日、2月29日がやってきます。
──私たちは、今回は、
きちんとそれに備えることにしました。
サボろうではないか。
映画館に行こうではないか。
脂っこいものを食おうではないか。
人に迷惑をかけたり約束を破ったりするのは、
ちょっと困るからさておいて、
変な服を着たりしようではないか。
そんなわけで、ほぼ日刊イトイ新聞を運営する
東京糸井重里事務所の社員は、
明日、「サボる」ことにします。
いえ、休みではありません。
それどころかふだんの定時より
ちょっと早い朝9時に全員出社です。
そして、合同の朝礼で社長から訓示があり、
そののち、全員で「サボり」ます。
どのように「サボる」かは各自の自由です。
が、いくつかルールがあります。
○テキスト中継ページに
最低1通のレポートをあげること。
○家族や友だちと会うのは
なんか「サボり」っぽくないから禁止。
○ページ更新やお客様対応など、
どうしても優先すべき業務がある場合は
交代制などの「ほどよいサボり」で。
○夜7時に帰ってくること。
以上のことを守りながら、
私たちは大いにサボろうと思います。
「サボる」の語源である
「サボタージュ(sabotage)」は
破壊活動という意味らしいですが、
破壊活動はいたしません。
映画館に行ったり、脂っこいものを食ったりして
大いにサボろうと思います。
そんなわけで、明日の朝9時に
このページはテキスト中継のページに変わります。
そこに、各自の「サボり」が、
夜7時までレポートされ続ける予定です。
ええ、一所懸命、「サボり」ますとも。
しょうもないといえば、
しょうもないのですが、
すばらしいしょうもなさになるよう、
全力を尽くす所存です。
時間がありましたら、
ときどきのぞいてみてくださいね。
みなさんも、無理のない範囲で、いかがですか?
それでは、明日、2月29日にお会いしましょう。 |