ジョージ |
ね。フェロモンはある方? |
つねさん |
どうなんだろう? ああいうのって、
自分で意識するものじゃないんじゃないのかな? |
ジョージ |
あのね、人生の最高のときってね、
自分でも感じるよ。 |
ノリスケ |
(笑)。 |
ジョージ |
あの、ほんとに、その時期。
あのね、1年半ぐらい、だよ。
そんときはね、あの、自分の周りの空気がね、
ヌメヌメしてるのがわかるの。 |
ノリスケ |
アハハハハハハ |
つねさん |
あ〜(笑)。 |
ジョージ |
自分のフェロモンを、
自分が吸って自分が気持ち悪くなるくらいに、
あったもん。 |
ノリスケ |
お〜(笑)。 |
つねさん |
そういうのはないな。 |
ジョージ |
でも自覚症状、
フェロモンの自覚症状っていうのは、
めったにないけど、
1回ぐらい経験してもいいかな? と思うね。 |
ノリスケ |
フフフフフフ。 |
ジョージ |
その状態が永遠に続いている人が
ナルシストなんだと思うんだ。 |
ノリスケ |
あ〜。 |
ノリスケ |
役者さんとかね。 |
ジョージ |
郷ひろみって、自分のフェロモンの湖の中に
浮かんでるわけじゃない?
でも、ほとんどの人にとって、
それは滑稽になっちゃったけどね。 |
ノリスケ |
限界来たんだね、あの人ね、きっとね。 |
ジョージ |
だから、どゆのかな?
場所をわきまえないフェロモンは
滑稽であるっていうのは、
郷ひろみと叶姉妹が証明してるんだと思う。 |
ノリスケ |
恋愛とは、やっぱり関係する?
恋をしたほうが… |
つねさん |
っていうか、ちょっと違うかもしんないけど、
たとえばこう、つきあってる人がいるほうが
色っぽかったりとかするよね。 |
ノリスケ |
それは、いっぱい愛してもらってるときって、
出るでしょう? かわいくなってくでしょう? |
つねさん |
うん、それもそうだし、なんか、
落ち着くっていうのかな?
逆にスキがあるっていうか。 |
ジョージ |
でも僕は、精神的に充足されていて、
好きな人といっしょにいるときは、
フェロモンがあるんじゃなくって
美しいんだと思う。 |
ノリスケ |
あ〜。 |
つねさん |
うん。 |
ジョージ |
美しさと色っぽいのは違うの。
最近美しいもの、この人。 |
ノリスケ |
うえええ? あ? ん? …………。 |
ジョージ |
あんたは美しいとは思わないだろうけど、
美しいのっ。 |
つねさん |
ワッハッハッハッハ! |
ノリスケ |
すいません、黙っちゃいました(笑)。 |
ジョージ |
美しいのっ。
やっぱりフェロモンっていうのは、
誇張があったり、
いろいろ不自然なものがあったり。
たとえば、女の人が膝を揃えて、
足を斜めにしてるでしょ? |
ノリスケ |
うん。 |
ジョージ |
で、しかも、と、椅子の背中の部分に
背中をつけないで、
苦しい姿勢を取るわけじゃない? |
ノリスケ |
うん。 |
ジョージ |
ね? それは、おそらく美しくないんだよ。 |
ノリスケ |
うん。無理してるしね。 |
ジョージ |
うん。あの、女体の美しさっていうのは、
おそらく、だら〜んとなって、
カウチか何かにもたれかかっているのが
いちばん美しい姿なんだけど、
でも、足を揃えて座るというのは、
フェロモンを感じるでしょ? |
ノリスケ |
凛としてね。フェロモンだね。 |
ジョージ |
だから、ほんとに好きな人といるときに、
そんな格好はしないはずじゃない? |
ノリスケ |
しなぁいよ〜。も、ダラダラだよね(笑)。 |
ジョージ |
ウチら、ほとんど裸同然だから。 |
ノリスケ |
ダラダラダラダラしてるわけでしょ(笑)。 |
ジョージ |
でも、人間的にはそれが美しい姿なんですっ。 |
ノリスケ |
そうだね〜。ぜんぜん平気だよね。 |
ジョージ |
うん、あの、ゴーギャン的世界。美しい。 |
ノリスケ |
タヒチのゴーギャンね。 |
ジョージ |
うん、美しいと思うよ。
ゴーギャンが描いたタヒチの女っていうのは、
裸でしょう? |
ノリスケ |
裸だよね。 |
ジョージ |
乳首出てるでしょ? |
ノリスケ |
うん。 |
ジョージ |
エッチじゃないもん。 |
ノリスケ |
エッチじゃない。 |
つねさん |
あ〜、確かに。 |
ジョージ |
フェロモンはないの。でも、美しさがあるの。
幸せだから。
だから、フェロモンを発散しなくっても
すむようになった人というのは、
美しくて幸せなんだろうけども、
でも、幸せばかりに甘えていては、
タヒチの女になっちゃうんで。
たまには緊張感を持って、
フェロモン出す訓練もいいかな? とは思うね。 |
ノリスケ |
ハハハハハハハ。 |
ジョージ |
だって、ウチのおふくろね、例の、歌を歌う… |
ノリスケ |
リサイタル(笑)。 |
ジョージ |
来週がリサイタルですっていう週の1週間は、
ウエストが2センチ小さくなるんだよ? |
ノリスケ |
すっごい(笑)。 |
つねさん |
あー、すごいねー。 |
ノリスケ |
ブライダル・エステみたいだね(笑)。 |
つねさん |
ほーんとだね(笑)。 |
ジョージ |
ほんとに。で、何してるわけでもないのに、
緊張感だよ。 |
ノリスケ |
そ、人に見られるっていうね。 |
ジョージ |
そう。 |
つねさん |
それはすごいね。 |
ジョージ |
お肉が動くんだよ。彼女曰く。
クックックックって。 |
つねさん |
へ〜。 |
ジョージ |
その、今まで普通に幸せだったころは、
お腹のお肉が、自分はウエストだっていうのを
忘れてるらしいんだよ。 |
ノリスケ |
(笑)だら〜んとして。 |
ジョージ |
それが、来週リサイタルだっ! て思うと、
あっ、ウエストだっ、て。
がんばんなきゃ、って
ウエストができるらしいんだよね。 |
ノリスケ |
すっごーい。 |
ジョージ |
綺麗になるの。 |
ノリスケ |
さすが、ジョージ・ママ(笑)。
おそろしい一族だよね。 |
ジョージ |
や〜っ。 |
つねさん |
その血、引いてんだよね、たぶん。
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(このテーマはこれにて終了。