ジョージ |
みなさんお久しぶりでした。
実は数週間前、収録をしていたんですけれど、
やんごとない理由で、
ん〜、流れてしまいました〜。
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ノリスケ |
どんな理由だったの?(笑)
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ジョージ |
いや、いろんな理由があるんだけど、
いちばんの理由は・・・。
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ノリスケ |
更年期障害?
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ジョージ |
違ーう。収録の前に食ったメシが
美味しくなかった。
これが理由1。
理由2、収録した場所がジョナサンだった。
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つねさん |
(笑)。
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ジョージ |
これはね、私たちにね、
美味しくないものとねゴージャスでない空間は、
似合ってないわ、って。
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ノリスケ |
……思い出した、美味しくなかった。
ご馳走になっておいて、
申し訳ないんだけど(笑)。
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ジョージ |
美味しくなかったでしょう?
それでね、ごめんなさい、
なんであんなお店になっちゃったかっていうと
ほんとは、とっても美味しい中国料理屋さんに
行こうとしてたの。
でも、のりすけが勤めてる会社がね、
あまりに近いからね、
そこを紹介しちまったら、
のりすけに乗っ取られるとイヤだな、
って思って。それで、
わざと紹介しなかったんですっ!
ごめんなさいっ!
ウソつきは泥棒の始まりっ。
ゴージャスでない空間は貧乏の始まり。
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ノリスケ |
取らないわよっ。
だから今日は美味しいもの食べて、
いいホテルのロビーラウンジで話をすることに
したのよね。
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つねさん |
ゴージャスな話を(笑)?
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ノリスケ |
そうよ、「上手なウソ、美しいハッタリ」。
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ジョージ |
質問。
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ノリスケ |
はい。
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ジョージ |
お化粧はウソ? ハッタリ?
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つねさん |
あ〜。
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ノリスケ |
それはウソじゃない?
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ジョージ |
整形は?
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ノリスケ |
あれ、整形こそ、ウソかな?
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ジョージ |
でもね、でもね、整形は、
1回大っきなウソをついたら、
その後ウソつかなくて済むんだよね。
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つねさん |
僕は逆に整形はウソじゃなくて、
お化粧のほうがウソっぽく感じるかな?
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ジョージ |
化粧は、小さなウソだけど、
毎日毎日同じウソつくのよ。
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ノリスケ |
ウソをつき続けなくちゃいけないんだ、
努力して。
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ジョージ |
そう。でもね、
ボク女だからわかんないけど・・・。
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ノリスケ |
へぇ〜?ちょっと待って(笑)、
女“だから”わかんないの?
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つねさん |
ワッハッハ!
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ジョージ |
間違ったわ! オンナだけど女じゃないから
わかんないけど、おんなじウソって、
つき続けると上手くなるのよね、たぶん。
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ノリスケ |
そうなるね。
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つねさん |
あ〜。
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ジョージ |
化粧が上手になるのといっしょで。
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ノリスケ |
当たり前のことだよね。
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ジョージ |
すんご〜い、どうしよ〜。
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つねさん |
えっ? なに? 僕に、ウソついてんの?(笑)
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ジョージ |
いや、そうじゃなくて(汗)。
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ノリスケ |
お化粧してるわけじゃないよね(笑)。
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ジョージ |
で、お化粧って、ウソ?
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つねさん |
いやぁ〜、僕ちがうと思う。
いや、整形にしてもそうだけど、
じゃあ、それ、ハッタリ・・・。
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ジョージ |
そっかぁ!
ハッタリレベルのお化粧ってあるよね(笑)。
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ノリスケ |
ああ、そうか。
ちゃんとウソをついてるお化粧と、
ハッタリ程度のお化粧がある。
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ジョージ |
でもあれだよね、
お化粧しない人生もありうるじゃない?
だけど、お化粧しない人生って、楽しくないの?
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ノリスケ |
お化粧しない人生を選んでる女の子は、
楽しくなさそうに見えるってこと?
お化粧をしているオンナの人生、から見たら
そうかもしれないけど……
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ジョージ |
フェミニズム・リベレーションに見えるよね。
楽しくないわけじゃないんだろうけども。
お化粧しないことをポリシーにしてる
女の子といっしょに、メシ食ってる僕たちは
楽しくないよね。
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ノリスケ |
部活ノリになっちゃうからね。
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ジョージ |
スッピンでどんなに美人で、
どんなにお肌がキレイでも、
ちょっとお化粧しといてほしい・・・。
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ノリスケ |
ヒグチさんの話でさ、「はなまるマーケット」で
やってたんだけど
お家から何十メートル範囲の、
ビデオ屋さんに行くお化粧と、
通り渡って、スターバックスに行くお化粧と、
それからちょっと歩いて
スーパーに行くお化粧は違うんですって。
ということは、同じお化粧でも
コムデギャルソンやジル・サンダーに行くお化粧は、
また全然違うはずなのよね。
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つねさん |
ほぉ〜。
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ジョージ |
それでまた、あれでしょう?
雑誌の撮影とかだと、
かなり下駄履いて行くわけでしょう?
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ノリスケ |
下駄、下駄、っていうかそれは女優ですもの。
お仕事のお化粧は、また違うと思うの。
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ジョージ |
それってさー、んーと、
車運転してくれる男に対するウソと、
メシご馳走してくれる男に対するウソと・・・。
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つねさん |
本命に対するウソと。
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ジョージ |
そう、違うの。それといっしょー。
いやー、すごいかもー。
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ノリスケ |
ハハハハハハ。
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ジョージ |
ほら、お化粧とウソって、同義語、って感じ。
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つねさん |
じゃあ、やっぱりウソじゃん(笑)。
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ノリスケ |
そうなんだ(笑)。
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ジョージ |
・・・そっかー。そしたら、
ウソって必ずバレるのよね。
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ノリスケ |
お化粧してるってわかるからね。
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つねさん |
うん。ただ、その大っきさが
わかんないじゃない?
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ジョージ |
お化粧してる状態って、いわば、
ウソつきっぱなしの状態なわけじゃない?
で、見てる人も、ウソついてるな、
って思うけれども、あえて、
「お前、ウソついてるでしょう?」
って、言わないのがお化粧だよね。
で、お化粧とってスッピンに戻るときが
ウソがバレる状態でしょう?
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つねさん |
夜をすごして、朝の?
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ジョージ |
朝っつうかさ、どゆんかなー?
女の人がお化粧をする理由にはいくつかあって、
自分を純粋にキレイに見せたいとか、
お化粧しないでスッピンでおもてに出るのは、
裸で出るのといっしょっていう、
世間一般の通念もあり。
だけど、かなりの部分、
優生学的に立派な男を手に入れたいっていう、
ためにも、あるわけだよね。
で、その目的のためにお化粧をしているのに、
その目的を実践する際には、
必ずやお化粧をとらないと
実践に移らないというこのジレンマ。
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ノリスケ |
ねえ、それって僕、知らないんだけどさ、
女の人のこと。その実践のときって、
お化粧ってとるの?
口紅はぬぐうの?
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ジョージ |
うん、基本的にぬぐうんじゃないの?
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ノリスケ |
ぼく無知なの(笑)。
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つねさん |
ぬぐうのかな?
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ノリスケ |
キレイに落とすの?
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つねさん |
いや、落としゃしないよ。
眉毛剃ってる子とかって、
眉毛、ついてるじゃん。
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ノリスケ |
そうだよな。
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ジョージ |
でも、エッチする前に、
シャワー浴びるでしょ?
髪の毛も洗うんじゃないの?
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ノリスケ |
ほらあなたも知らないんじゃない!
髪の毛なんか洗ったらさ、
乾かすの大変じゃない?
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つねさん |
そう、洗わないよぅ。
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ジョージ |
……すいません、ものすごく物知りな
「ほがらか」なんですけれど、
ひとつ知らないことが出ましたっ。
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ノリスケ |
そうなんです(笑)。
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ジョージ |
エッチをするときに女性はお化粧を落とすの?
それとも落とさないの? さあ、どっちがどっち!
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つねさん |
たぶん、落とさないと思うよ、みんな。
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ジョージ |
でも〜。
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つねさん |
だってー、点々眉毛じゃあ。
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ノリスケ |
まあね、……自分のことで考えてみると、
太い眉で男らしく見せていたのに
じつはそれがお化粧だったら、
ぜったいに取れないよね〜!
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つねさん |
結婚してからはじめて、
奥さんのスッピンの顔、知った、
とか言うじゃん。
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ジョージ |
じゃあ、なかには結婚初夜まで
自分の姿を見せない女っていうのがいるっていうこと?
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つねさん |
絶対いるんじゃない?
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ジョージ |
ほんじゃ、ウソつきっぱなしっていうこと?
ありゃ〜。それ、結婚詐欺っていうやつ?
・・・そうか。そしたら、やっぱり、
ついたウソは、つき通さなくっちゃいけないんだ。
でも、僕的には、ウソをつくのは構わないけれど、
ついたウソはつき通さなければいけないし、
人間としての真価が求められるのは、
ついたウソがバレるとき。ね?
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ノリスケ |
ま、そうだ。
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ジョージ |
そういうとき、新婚初夜でもなんでもいいや。
終わっちまって、スッピンになったときに、
スッピンの顔を男に見られたときにね、
「ゲッ!眉毛がないっ!」
「ゲッ!目も一重!」
「ドヒャッ!唇の色がっ!黒っぽいっ!
どうしたんだろうっ、これはっ! いやぁ〜っ!」
って思ったときに……
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ノリスケ |
普通の男は「いやぁ〜っ!」なんて言わないのよ。
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ジョージ |
それもそうね。で、そうなったときに、
「なぁに言ってんのよ。
あんた私の顔だけを好きになったわけじゃないんでしょ?
“私”を好きになったんでしょ?」
・・・わ、すごい言葉。って、言って、
自信をもって言って、
揺るぎなく男の驚愕に応える、ことが、
やっぱり、ウソをつくということよね。
素晴しいわぁ〜。
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つねさん |
(笑)。
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ノリスケ |
それってさ、そういう状態の女にさ、
劣情を燃やしたりさ、するのって、
とても大変なことなのかなぁ?
だって、いい女だなっ、ていうのってさ、
ウソをついてる状態で評価してるじゃん。
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つねさん |
そう。
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ジョージ |
でも、僕、あれよ、
つねさんのパンツのゴムでびよびよの跡のついた
垂れ下がった太い腹でも、いいわん。
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ノリスケ |
それは違うの!(笑)
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ジョージ |
それは違うのか。それは嗜好の問題であって。
ウソじゃないのよね。
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ノリスケ |
それさ、だってさ、わかってることだしさー(笑)。
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ジョージ |
そそそ、わかってる。そう。
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ノリスケ |
いつも、もう、キューンと6つに割れたお腹と思ったら、
脱いだらデヨ〜ンじゃ、ないんだもん、
もともとデヨ〜ンなんだから、わかってるんだから。
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ジョージ |
でも、脱がせてみたら、想像以上にすごかった、
っていうのもあるけれども。
でも、これは、ウソじゃなくって、
誤差、だよね。錯覚。
だから、ウソと錯覚は違うの。
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ノリスケ |
誤差は嗜好の延長線上にあるじゃない。
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つねさん |
これ、褒められてるの?(笑)
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(つづきまーす)