ジョージ |
今業績のいい日本の会社って見てると、
越えてるよね。
性別を超越してるし、
年齢を超越してるでしょ?
ノリスケ君のいる会社もそうよね。
うまくいってるみたいだもんね。 |
ノリスケ |
はは。そうだね〜。 |
ジョージ |
でも気をつけなさい。
優良企業になったら、
4年後にやって来るよ。 |
ノリスケ |
何が??? |
ジョージ |
へんてこりんなものが。 |
ノリスケ |
へんてこりんなものが。 |
ジョージ |
うちが4年前
ものすごい優良企業だったから。
このまんま店頭公開3年くらいで
できるっていうくらい
優良企業だったんだよ。
だけどね、
その時にやっぱり緩んだんだよね。 |
ノリスケ |
うちのボスはそれ分かってて、
今引き締めてるの。 |
ジョージ |
実力以上、だと思うでしょ? |
ノリスケ |
実力以上だった、ほんとに。 |
ジョージ |
ところが実力以上がやってき続けて、
安心すると、
実力以下の仕事
ばっかりになっちゃうんだよね。
そうすると実力があるのに
実力以下の売り上げしか来なくなるんだよ。
そうすると実力があるってことは
実力があるだけの待遇を
保証してるわけだから、
ここの差額がマイナスになって。 |
つねさん |
ああ、それが蓄積していくんだ。 |
ジョージ |
だから気をつけないと。
例えばやっぱりソニーなんて、
男企業なのか
女企業なのか分かんないじゃない。 |
ノリスケ |
分かんないね。 |
ジョージ |
若い企業なのか、
成熟した企業なのかも分かんないんだよね。 |
つねさん |
うん。 |
ジョージ |
それじゃ、それぞれの角度で見たら、
若く見えるのか男に見えるのかっていうと
そうじゃないんだよ。
すべてが一体感を持って、
男でもあり女でもあり、
若くもあり成熟もしているっていうね。
それから比べると松下なんていうのは、 |
ノリスケ |
ちょっとねえ。 |
ジョージ |
男企業でしかなくて、
男企業だからダメだろうと思って
女の顔で雇って来たのが浜崎あゆみで。
彼女っていまそういう風に使われる
タイミングじゃないのに
おじさんが若い人たちのことを
一生懸命考えちゃってる。
そうすると若い人から見ると
ニセモノの若さだし、
女の子から見ると
ニセモノのオンナ性であって、
その裏っ側にある老人臭のする
ステテコおじさんたちの集団が
見えちゃうんだよ。 |
つねさん |
ああ。 |
ジョージ |
よりクローズアップされる。
ブラックライトに当たったようなもんだよ。 |
ノリスケ |
パナソニックがライカを
持って来ちゃうみたいなのって、
お互いの評判落としただけだと思ったよ。 |
ジョージ |
パナソニックがデジカメに
ライカを持って来るんだったら、
もっとオタク度まっしぐらでもって、
いっそ、スタパ斉藤かなんかに持たせて、 |
ノリスケ |
スタパ斉藤。極端だけど(笑)。 |
ジョージ |
彼のホームページでずーっと
製作過程かなんかをだーっとやっとけば、
ものすごい台数ははけなかったけれども、
もしかしたらニコン、ミノルタを
買っていた人たちが
パナソニックを買ったかもしんないんだよ。 |
ノリスケ |
そうかもしれないね。 |
ジョージ |
大きな間違いだよね。
例えば、パナのルミックスを
世界中のコマーシャルアートの
フォトグラファーにとりあえず貸してね。
一人に10万ドルずつくらい渡して、
それでも1億円でしょ、たった。
で、彼らに自由に撮らせた写真を
ウェブ上に
バーチャルミュージアムかなんか
作って、版権全部買い取って、
どーんとやったら、
おおって思ったと思うの。 |
ノリスケ |
なるほどね。
だからそういうことは2番手3番手であった
京セラ・コンタックスの方が上手だよ。 |
ジョージ |
上手だよね。 |
ノリスケ |
今度TVSがデジカメになるのよね。 |
つねさん |
あ、そうなの? |
ジョージ |
あれはねえ、でもねえ、できは良くないよ。
もしやるんだったら、
もっと一眼レフに見えるようなヤツを
ストーンと出しとけば、違う層でいけたね。 |
ノリスケ |
そういうのもあるんだけど、
あいかわらず100万円の世界だから。 |
ジョージ |
でもこういうね、
不景気っていう話題でこれだけ
盛り上がれるってないよね。 |
ノリスケ |
私たちって(笑)。 |
ジョージ |
ほんっっっっっとにたまってるもん。 |
つねさん |
うん。 |
ジョージ |
で、何よりね、買いたいものがない。
一つはね、気持ちが買いたいという
気持ちにならない。
あと絶対的に買いたい物質がない。
今ね、一番買いたいのはね、心の平和。 |
ノリスケ |
お金じゃ買えないよ(笑)。 |
ジョージ |
ほんとだよ。もう、安らぎが欲しいの。
今つねさんのね、おなかにこうやって
抱きついて寝るのが
一番の安らぎみたいな感じ。 |
ノリスケ |
そうなるよねえ。安くて良かったねえ(笑)。 |
ジョージ |
まあ、ちょっとお金かかんだけどさあ、
これも。 |
つねさん |
すいません。甲斐性ないもんで。 |
ノリスケ |
そんなものは欲しがってないよ(笑)。 |
ジョージ |
ほんっとにね。2人で行きましょうね、
ニューヨークのね。 |
つねさん |
別にファーストじゃなくてもいいからね。 |
ノリスケ |
あんたの愛人っぷり、見事ね。 |
ジョージ |
こういう時期に限って今まさに、
世界中のエアラインの
ファーストクラスのシートが
素晴らしい状態になってるんだよね。 |
ノリスケ |
そうなんですってね。 |
ジョージ |
もう、すっっっばらしいんだよ。 |
ノリスケ |
まあ、アエロフロート以外ね。 |
ジョージ |
あれはエアラインじゃないから。
あれはエアカーゴだから。
すーっばらしいんだよー。
だからねえ、彼と2人で日本航空の
ファーストクラスに乗って。
あなたは1-Cで僕は1-H。
そうすると一番近い隣同士だからね。 |
つねさん |
うん。 |
ジョージ |
で、タイムズスクエアに立って、 |
つねさん |
大声で、 |
ジョージ |
戻ってきてやったわよっ! って。 |
ノリスケ |
‥‥ファーストクラスって
一人ずつになってるのね。
今初めて知りました。 |
ジョージ |
今ね、ソロシートなの。
ヴァージンの、 |
ノリスケ |
プレミアムエコノミー?
ファーストはないんじゃないの? |
ジョージ |
ファーストはないけど、
アッパークラスよ。
ダブルベッドになるの!!! |
ノリスケ |
ほおーっ。 |
つねさん |
そうなのそうなの?
|