ジョージ |
で、みんなね、ピッチンパッツンで
ムキムキで、体ができてて日焼けしてて。
んで、すごいいい男なんだけど、
クネクネしてるのが‥‥。
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ノリスケ |
暗闇でもわかったのね(笑)。
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ジョージ |
そう、チラチラチラチラこっちを見てるって。
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ノリスケ |
つまり、マッチョの背中と
かわいい男の子の3人組を見てると。
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ジョージ |
で、そん中の、40人近くいる
ムキムキでクネクネの中から、
10人ぐらいが、ちょっとずつ
こっちのほうに近づいてくるんだって。
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ノリスケ |
へーっ、面白い!
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ジョージ |
で、たぶんその10人は、
東洋系がオッケーの人たちなんだろうね。
で、ちょっとずつ近づいてきて、
もうまさに、自分のほうを向いている2人の
背中にね、首筋に噛みつきそうなぐらい
近づいてきたんだって。
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つねさん |
ははははははは!!
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ジョージ |
んで、彼が、「ここ、危ないっす」。
そしたら2人は、なになに? どうして?
何が危ないの? って。
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ノリスケ |
景色いいし、いいじゃない、飲めば、って。
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ジョージ |
そうそうそうそう、いい感じじゃない、って。
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つねさん |
雰囲気いいし、って。
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ジョージ |
「ほんとに、危ないんです」って。
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ノリスケ |
特に、お2人(笑)。
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ジョージ |
「あの、ハッキリ言いますけど、
2人、危ないです!」って、
えっ!? って振り返ったら、
もう、鼻が触れあうくらい近くに!
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つねさん |
わははははは!
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ノリスケ |
踊りながら(笑)!
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ジョージ |
そう! 顔があったんだって。
それで、デァーッと出てって。
キャッシュオンデリバリーで、
すぐ出れたらしいんだけどね、
ダーッと出てって。んで、その、翌朝だよ?
真先に報告に来たのが
僕のところっていうのは、
いったいどゆこと!?
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つねさん |
ほがらかな話題は、ほがらかなところに。
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ジョージ |
こうこうこうだったんですよー、って。
でも、今晩ももう1回行ってみようかな?
ですって。
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ノリスケ |
はははははは!
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つねさん |
わはははははは!
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ジョージ |
で、なんで?っていったら、なんかね、
すごい、面白かったんだって。
日本ではない雰囲気だったって。
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ノリスケ |
あんなふうに露骨に自分を
求められるとこに
置かれることがないと。
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ジョージ |
日本も行くとこ行けばあるんだけどね、
みたいな感じではあったんだけど。
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つねさん |
で、行ったの?
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ジョージ |
うん。もう1回行ったんだよ。
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つねさん |
ああ、その子ら? 3人で?
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ジョージ |
で、客観的に眺めて見ると、
自分たちがどういうものを買って、
どういうものを着ると
かっこ良く見えるのかっていうのが、
すごくよくわかったって。
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ノリスケ |
センスいい人たちねえ。
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つねさん |
へぇー、いいねぇ。
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ジョージ |
んで、最終日、
せっかくハワイに来たから、
ハワイでしか買えない洋服買いたいんだけど、
どこに行けばいいですか?
っていうから、
アバクロ近いから行きましょう! って。
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つねさん |
ひゃーっ!
言うと思ったーっ!!(パチパチ)
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ジョージ |
んで、アバクロに行ったのよん。
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ノリスケ |
ちなみに、アバクロっていうのは、
Abercrombie & Fitchという
カジュアルブランドでっす。
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つねさん |
はっはっはっはっはっは。
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ジョージ |
んで、アバクロ行ったら、
あ、そうそう、あの店の人たち、
こんなの着てたとかあんなの着てた、
とかいって。
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ノリスケ |
キャーキャーいってるのね。
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ジョージ |
そう、キャーキャーいって、
みんなもうピッチンパッツンの
Tシャツとか買っちゃって、
両手に紙袋持って出てきたの。
で、もう1軒あるんだけど、行く?
って。
向かい側にディーゼルがあるから。
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ノリスケ |
あ〜! セクシーなジーンズが、あります。
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ジョージ |
そ、ディーゼルでジーパン買って。
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つねさん |
あ、じゃ、アラモアナってことね。
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ジョージ |
そう、アラモアナショッピングセンター。
それで、その晩に、
研修旅行のさよならのパーティーがあったの。
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つねさん |
それ着て?
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ジョージ |
それ着て、みんな出てくるんだけど、
いやっ、こいつら売れるわ、って、
2丁目出てこいや、っていうぐらいに、
プリティだったのぉ。
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つねさん |
うぉっほ。
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ジョージ |
ほんとに際立つんだよ。
それこそ、そのグループで
おんなじ年代ぐらいの男の子たちが
40人ぐらいいるんだよね。
だけどその中でね、やっぱりね、
自分たちがいけてるっていうのが‥‥。
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つねさん |
わかってる?
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ジョージ |
わかるんだよ。わかるとね、
身のこなしも変わってきたの。
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ノリスケ |
ははは。
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ジョージ |
そしたらね、ウチのマミーが。
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ノリスケ |
出た!
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ジョージ |
そう。ウチのマミーが、
そっちを見ながら、僕んとこ来て、言うの。
「あら、あんた、お仲間がいるわよ」
って(笑)。
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ノリスケ |
「お」を付けるな、「お」を(笑)。
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ジョージ |
あれはね、今日僕がコーディネートしたの、
とかいったら、
「いいのかしら? あれで‥‥」。
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つねさん |
ママ、鋭すぎー!
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ジョージ |
「気をつけるように言っときなさいよ」
気をつけるって、どういうことなのかなぁー?
みたいな感じ。
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つねさん |
へぇー。
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ジョージ |
いいことをしたわ。
世界デビュー3人果たしたわけだから。
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ノリスケ |
いきなりなー。
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つねさん |
いいないいなー、僕、
世界デビューしてなーい、まだ(笑)。
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ノリスケ |
世界デビューって、何? いったい(笑)。
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つねさん |
わっかんないんだけどー(笑)。
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ジョージ |
ああいうのを見るとね、
オカマの世界は国境を越えてるんだな、
と思うのよね。
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ノリスケ |
そうねぇ(笑)。
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ジョージ |
それが3つ目。3つ目って、どこまでだっけ?
ルイ・ヴィトン、ルイ・ヴィトンね(笑)。
それが3つ目でした。嫌だったー。
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ノリスケ |
気をつけまっす。 |