ノリスケ |
でもさあ、鏡を見ないっていうの、
それ、おじさんだけじゃないんじゃないの?
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ジョージ |
うん、まあ、若い子もそうだよね。
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ノリスケ |
女の子だって、そういう子いるよね‥‥。
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ジョージ |
あのね、女の子は、
きれいにしてるんだと思うんだよ?
自分なりにね。たとえば海外行って、
日本に戻ってくると、
やっぱり女の子って、みんなきれいだよ。
だけどね、なんかね、小ぎれいなだけで、
ほんとにきれいじゃない子が多いかな?
なんて思ったりもするの。
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ノリスケ |
あら、こわい。
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つねさん |
うん。
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ジョージ |
やっぱり女の人って、潤いがなくなると、
いけないと思うの。
たとえば女性がきれいにしましょう、
っていうと、髪の毛だとかお化粧だとか
洋服だとかに気を配るでしょ?
気を配るのはわかるんだけど、やっぱりね、
枯れ木におしろいをはたいても、
きれいじゃないんだよね。
生活の潤いだとか、
自分に対する充足感だとかっていうのが
必要だと思うの。
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つねさん |
まず、水をやらなきゃいけない?
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ジョージ |
たとえばバリ島とかね、
東南アジアのリゾート地で、
裕福ではないんだけれども
豊かな生活している人たちを見ると、
きれいなの。
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ノリスケ |
きれいよねぇ。
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ジョージ |
笑顔がきれいで、しぐさがきれいで。
なんか、あー、こういう子って、
最近日本にいなくなったよなぁって
思ったりするよね。
だから男の人の場合には、
やっぱりきれいをぶつける
対象物を発見することが大切だし、
女の人っていうのは、
潤いだと思うのよ‥‥ね。
みんなは、ほがらかさん的に、
きれいということをキーワードに、
自分は他の人と違うって思ったことはない?
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ノリスケ |
きれいというキーワードで?
自分が他の人と違うと思ったこと?
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ジョージ |
僕はね、小学校高学年の思春期の頃?
おデブさんやってたから、
すごく汗かくじゃない?
ハンカチにものすごい執着を持ってた。
いっぱいハンカチ持っとくの。
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つねさん |
3つも4つも?
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ジョージ |
そう。で、他の男の子たちって、
汗かいたら汗かきっぱなし
だったりとかするんだよね。
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つねさん |
うん。あと、袖でこう拭いたり。
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ジョージ |
そう。
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つねさん |
鼻水もそれで拭いたり‥‥。
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ジョージ |
で、恥ずかしい、とかって思うんだけど、
その、袖口が汗で汚れている?
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つねさん |
ボク、テカテカになってた!
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ノリスケ |
おまえかっ!(笑)
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ジョージ |
そういう男の子たちを見て、
うわぁ! なんかまぶしいー!
とかって思うんだけど、
自分は、やっぱりハンカチなのね。
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ノリスケ |
ハンカチで、こう(そっと)
押さえたりして(笑)。
ゴシゴシじゃなくて。
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ジョージ |
で、ちょっと汚れると、すぐ‥‥。
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ノリスケ |
裏返して。
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ジョージ |
裏返して。で、全体的にやったら、
もう次のハンカチよ。
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つねさん |
へぇ〜‥‥。
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ノリスケ |
僕も、フェイスブラシ使ってた!
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ジョージ |
僕はね、中学校の時から、
ずっとお化粧ポーチみたいなの持ってた!
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つねさん |
がぁ〜! おまえら!
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ノリスケ |
何が入ってたの?
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ジョージ |
洗顔クリーム、それからクレアラシル。
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ノリスケ |
はい、ニキビ対策。クレアラシル、
当時あったっけ?
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ジョージ |
並行輸入物よ。
あと目薬。リップクリーム。
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つねさん |
ほぉ。すげぇ。
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ジョージ |
中学のクラブ活動の夏の合宿で、
学校に寝泊まりして、
やっぱお風呂とかないから、
行水したりとかするじゃない?
マイシャンプーとか
持っていっちゃうんだよね。
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ノリスケ |
僕もね、夏に民宿に行くじゃない?
海辺の。そうすると、お風呂で
「リンスなーい?」なんて聞く
子どもだったわ。
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ジョージ |
昔のリンスって、
あの水で薄めるやつでしょ?
僕もリンス大好きだった!
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ノリスケ |
髪の毛がサラサラァってなってさ、
自分の髪の毛じゃないみたいなんだもん。
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つねさん |
僕、ずっと坊主だった。
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ジョージ |
その合宿の時に化粧ポーチ持ってた人が、
もうひとりいたのね、先輩で。
巾着袋の中に、ロゼッタ洗顔パスタ
持ってて。そのとき羨ましかったのが、
髪の毛を、カチューシャで持ち上げて
洗顔してたの!
しかも、洗顔フォームを
直接顔に付けるんじゃなくて、
手で伸ばして泡立ててからなの。
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ノリスケ |
あ、正しい。
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ジョージ |
ああ、やっぱり先輩すごいんだ、
って思ったのね。
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つねさん |
はっはっはっはっはっは!
すごいと思うポイントがちがう!
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ノリスケ |
その先輩だけなんでしょ?(笑)
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ジョージ |
そう、だけ。で、僕も真似してたら、
ニコッてして、誘われたんだよ、その晩。
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つねさん |
あら! やっちゃったの?
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ジョージ |
うん、ちょっとね。
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ノリスケ |
ちょっとって、なんなの?(笑)
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ジョージ |
だけど、夏休みが終わって、
学園祭の前くらいに、
その子、辞めた、学校。
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ノリスケ |
んまっ。なんか不祥事でも
起こしたんじゃない?
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ジョージ |
たぶんあったんだと思う!
そんな思い出があるのよ。
中学の頃は、清潔なほうの
「きれい」への追求心が強かったのね。
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