ジョージ |
料理はけっこう、いろいろ分担するよね。
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つねさん |
料理はね、一緒に作るよね、けっこう。
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ジョージ |
うん、一緒に作る。
ただ、一緒には作るけど、
今日は僕の日だけど、
なんかこの前はつねさんの日だったね、
みたいな感じはあるよね。
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つねさん |
主導権っていうかね。
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ジョージ |
そうそうそうそう。
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つねさん |
で、けっこう朝ご飯は作ってくれるし。
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ジョージ |
朝ご飯作るよ。朝、早起き得意だから。
年とると朝早く目覚めるし。
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つねさん |
ボクは早起きがダメなんだな。
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ノリスケ |
ルールにするのはよくないんだな。
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つねさん |
でもね、なんかすごい嬉しいのが、
たとえばね、週末一緒にいるじゃん。
で、たまに僕がテニスの試合とかで
朝早く起きなくちゃいけないでしょ。
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ノリスケ |
(ひそひそ)
べつにテニスだけ
がんばんなくてもさ(笑)。
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ジョージ |
(ひそひそ)
べつにね、起きなくても
いいんだろうけどね、
起きるの、そういうときだけは(笑)。
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つねさん |
一緒に起きてくれるのよ。
起きてご飯作ってくれるの。
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ノリスケ |
あ、すごぉい!
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つねさん |
すごいでしょう? 涙出てくるよ。
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ジョージ |
涙? 食ってるじゃない、バクバク。
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つねさん |
そうそう、あー、うめぇ、とかいって。
んじゃ、行ってくるわ! カーッ、
みたいな(笑)。
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ノリスケ |
で、やっと安心して眠れるんでしょ?(笑)
ジョージさん、よく起きるわよね。
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ジョージ |
ふつう起きるでしょ? 起きない?
だって、お見送りのチュウは
しないとダメじゃん。
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ノリスケ |
あ〜。お見送り。
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ジョージ |
ね。でもそれってね、すごい嬉しいよ。
お見送りは。
一緒に生活してるというより、
好きな人に対する礼儀だよね。
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つねさん |
うん。
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ジョージ |
お出かけは大切だから。
だって、戻ってきて欲しいから、
お見送りをするの。
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ノリスケ |
はははははは、戻ってきて欲しいからかぁ。
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ジョージ |
僕、あの、これが当たり前かどうか
わかんないけど、よくテレビとか観てると、
サラリーマンがね、朝ひとりで起きて、
ひとりでシャワー浴びて、
朝ご飯、誰も作ってくれなくって?
誰からも見送られないで出かけてって、
駅のホームでパンと牛乳とか‥‥。
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ノリスケ |
よっぽど仕事に燃えてりゃ別だろうけどね。
そうもいかないよね。
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ジョージ |
ね。僕、見送られないようなウチには
帰る義務はないと思うもの。
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ノリスケ |
へぇ‥‥。
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ジョージ |
だって、ウチなんて、そう、
父親が出かけるときに、
必ずみんな表に出て
「いってらっしゃい」だったよ?
それしないと、
ウチのオヤジ出なかったもん。
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ノリスケ |
家族ふたつあるくせに(笑)。
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ジョージ |
そういうとこだけはうるさいの。
たぶん「いってらっしゃい」も
「おかえりなさい」も、
1日2回ずつしてもらってると思うけど。
それがたぶん男の甲斐性だと思って
一生懸命頑張ってるからだと思うんだよね。
だからそういう、規則じゃないけど、
礼儀というか‥‥。
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ノリスケ |
帰ってきて欲しいから見送るのよね。
そりゃあそうよ、そうよ。
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ジョージ |
うん、そう思う。だから一応起きるの。
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ノリスケ |
世の中の見送らない方は、
帰ってきて欲しくないのかなぁ。
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ジョージ |
帰ってこなくてもいいんでしょ、たぶん。
貯金通帳にしっかり
振り込まれてればいいんじゃないの?
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ノリスケ |
そっかぁ。
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ジョージ |
それじゃ、つまんないよね。
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ノリスケ |
つまんないねぇ。
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ジョージ |
そういう人が、なんか知んないけど
テレビの中で、ペ・ヨンジュン様の
純愛のドラマを四の五の言うのよ。
いちばん身近な、
一度は好きになった人のことを
見送りもしないような人を、
ペ・ヨンジュン様は
好きにならないと思うわ。
朝、その人のために起きるのも
面倒臭いような人と一緒にいるんだったら
別れてしまいなさい、と思うよね。
しっかり慰謝料ふんだくって。
そういう亭主に限って
慰謝料ふんだくれないんだ、
あーっ、悔しいっ!!
なんて不幸な出来事なの? これは!
‥‥と思うよ。ね。
でも、規則は作らないけど、
暗黙の了解っていうのは大切にするよね。
それは相手がどういうふうに、
今して欲しいのかな、っていうことを
考えることだから。
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ノリスケ |
うん、うん。
寝るときは、電話とかメールとかするの?
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ジョージ |
するよ。
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つねさん |
おお。
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ノリスケ |
するよね。
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つねさん |
必ずね。
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ノリスケ |
愚問でした。
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ジョージ |
あの、んーと、ヘロヘロになって
酔っぱらって帰ってきて、
電話かけてすぐ寝ることもあるけどね。
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つねさん |
でも来るよね。
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ノリスケ |
とりあえず一報入れるよね。
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ジョージ |
たいていこっちが電話かけて、
今ウチに帰ったから、っていうのを言って、
寝る前にもう1回電話入れて。
だいたい僕が先に寝て、この人が後だから。
宵っぱりの仕事だから。
たまに電話かけていないことが
あったりする(ブツブツ‥‥)。
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つねさん |
あ、ワシが?
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ジョージ |
そう。
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つねさん |
あ、すんません。ちょっと‥‥。
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ジョージ |
あのね、どっかで浮気してるかな、とかは
ぜっんぜん思わないけど。
死んだんじゃないのとか‥‥。
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ノリスケ |
太り過ぎて呼吸困難にでもなって
電話に出れないとか(笑)。
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ジョージ |
そう、出れないんじゃないかとか。
マジよ?!
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ノリスケ |
デブが好きだと苦労するわね(笑)。
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ジョージ |
そういうときに限って、
「ごめん、呑みにいってたぁ」
とかっていうのがあるんだよね。
なんだぁ‥‥とか思って。
あと、風呂行ってたりとかね。
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ノリスケ |
銭湯?
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つねさん |
そうそうそう、銭湯たまに行きますよ。
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ジョージ |
銭湯好きなのよ、この人。
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つねさん |
あの、けっこうほら、それこそ木曜日
ダブルヘッダーやるわけじゃん、テニス。
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ノリスケ |
知るか!(笑)
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つねさん |
やるですよ!
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ノリスケ |
あんた、いまほんとうにテニスしか
頭にないのねえ。
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ジョージ |
フガッ。
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つねさん |
朝から3時間半ほどやって、
夕方1時間半ほど、またやるのよ。
筋肉痛コワイから、
たまに銭湯に入りに行くの。うん。
広くて足が伸ばせるし。
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ノリスケ |
なんだか言い訳っぽいわねえ‥‥
別の目的があるんじゃなーい?
「景色最高!」とかさあ。
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ジョージ |
‥‥つねさんって、
しあわせな生活でしょう?
今回の旅行で泊まったホテルって、
籐のカゴが部屋の備品にあって、
ゲストは持って帰ってもいいのね。
で、それ見てね、何て言ったと思う?
「これ、僕もらってっていいかな?」
「いいよ、持ってけるやつだから」
って言ったら‥‥。
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ノリスケ |
わかった、
小さな石鹸カタカタ鳴らせて(笑)。
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ジョージ |
そ!
「これ風呂屋に持っていくから」って!
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ノリスケ |
で、もらってきたの?
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つねさん |
そう。
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ノリスケ |
はははははは!
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ジョージ |
さっそく持って帰ったよね。
で、ゴージャス?
って言いながら‥‥。
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ノリスケ |
銭湯行くの?
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ジョージ |
そう、銭湯行くのっ!
まったく‥‥話がそれたわ。
銭湯に行ってる時間もあるけど、
電話はかける、メールもよこすって話よね。
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